水槽用フィルター選び(入門編 part1)

水槽を楽しむ為に必ず必要なろ過フィルター(以下、フィルターと呼ぶ)。

なぜ、フィルターが必要なのか。どんな物をつかえばいいのか。

そこで今回はろ過の必要性を紹介します。

なぜろ過が必要なのか

水槽にはなぜろ過が必要なのでしょうか?

大きな理由は2つあります。

  1. 餌の食べ残しやフンからでるアンモニアによる水質悪化の軽減
  2. 酸素供給

水質悪化の軽減

自然界では川や湖の水は上流から下流へ流れ、雨が降り常に新しい水が注がれます。

その為に、一定の綺麗な水が保たれているのです。

ただし、流れが止まっている川や、生活排水が流れて汚れた水が多く溜まると淀んだ汚い川に変わってしまいますよね。

水槽の水も同じく、水を入れたままでは水が汚れ続けます。

汚れる原因は主にお魚のフンや餌の食べ残しから出るアンモニアが原因です。

たとえば水槽の中を私たちの生活に置き換えると、このように例えられます。

  • 魚    → 自分(人間)
  • 水槽   → ワンルームマンション
  • 水    → 空気
  • 酸素   → 酸素
  • フィルター → 掃除機や空気清浄
  • 水換え  → 窓を開けて換気する

どうでしょうか。イメージできますか。

窓を締め切った部屋にトイレ、キッチン、寝室がまとまっており掃除をしないで生活をするのです。

そんな部屋で生活していると、もちろん病気になったり息をするのも嫌ですよね。

そこで掃除機の変わりに、水槽にフィルターをつけることで水を綺麗にします。

しかし、掃除機を使い続けるとゴミが詰まるように、フィルターもゴミがつまると効果を発揮できません。

その為に定期的なフィルターの洗浄が必要です。

また、いくら掃除をしても部屋の換気ができないと部屋の空気が綺麗にならないのと同じく、水槽もフィルターのろ過だけでは限界があります。

そこで新しい空気を入れる為に水換えをするのです。

酸素供給

魚はえらに水取りこみ、水に溶けた酸素を体内に取り入れ呼吸しています。

私たちにとっての空気が、魚にとっては水なのです。

ただし、水の中に酸素がないと窒息してしまいます。私たちも空気の中に酸素がないと窒息してしまうのと同じです。

どうしたら、水に酸素を入れることができるのでしょうか?

方法は2つあります。

1つ目は、ぶくぶく(以下、エアレーションと呼ぶ)です。

業界ではエアレーションと呼んでいますが、一般的にはぶくぶくと呼ぶとイメージがつきやすいかと思います。お風呂のジェットバスのように、水の中で空気の粒がぶくぶくしているしている装置です。

水の中にエアレーションを入れることで、水の中を空気の粒が通る際に水に酸素が溶けるのです。

例えばペットボトルに1/5程度の水道水を入れ、数秒間降るとペットボトルがへこみます。

ペットボトルの中にある空気に含まれる酸素が水に溶けたのです。

川や海では水が流れる際に表面が波打ち、水に酸素が溶け込んでいるのです。

2つ目はフィルターの取付です。フィルターを取り付けることで、水が水槽内で循環し水面が波打つことで酸素供給もできるのです。フィルターを取り付けることで、水のろ過と酸素供給の両方を行えます。

まとめ

なぜ水槽にろ過をする為のフィルターや、酸素供給のエアレーションが必要かおわかりいただけましたか?

では、どのようなフィルターを付ければいいのか。どのようにしてフィルターが水をろ過しているのかは次回ご紹介します。

生き物が好きで動物関係の専門学校へ入学。
アクアリウムの飼育サークルへ入部し、アクアリウムの魅力に取りつかれる。
以降、自分の好きなものを仕事にしたいという想いからアクアリウム業界に勤めています。

自宅でも淡水魚や海水魚、サンゴなど様々な魚を飼育管理しています。実家では大型犬を4頭、出店で持って帰ったミドリガメを15年以上、家族の一員として迎え入れています。