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小型水草水槽レイアウト特集編

アクアリウム専門誌でも最近、横幅が30センチ程度の小型水槽が特集記事に掲げられていることが多くなってきました。小型水槽人気が急上昇しています。

現在では、小型水槽のラインナップも増えてきました。

一昔前の水槽で好きな魚を本格的な趣味として飼育するというスタイルから、オシャレを求めたアクアリウムを気軽に置いてみたいスタイルへ移行していることが、小型水槽ブームへ移行してきた理由ではないかと思っております。

インテリアとしてのアクアリウムなので、部屋でアクセントになるくらいの大きさ=30センチ程度がちょうどよいのではないでしょうか。

ここでは、弊社が手掛けた様々な小型水槽レイアウト写真を交えながら、小型水槽レイアウトのポイントをご紹介いたします。

ぜひ、これから小型水槽の設置を検討している人は参考にしてみてください。

手軽な水草レイアウト水槽

はじめに、大磯砂を使用したレイアウト写真をいくつかご紹介いたします。

↓大磯砂とは?

水槽はすべて、W300×D300×H400の既成オールガラス水槽です。

ダイナミックな流木が特徴のレイアウト水槽

小型水槽だと思わせないような、ダイナミックに使用した流木主体の水草水槽です。

水槽に対し配置可能な最大サイズの流木を配置するしました。

そうすると、水槽サイズの小ささを感じさせない迫力あるレイアウトをつくることができます。

流木の配置には2点のポイントがあります。

  1. 流木は2つを組み合わせて1つに見えるように配置します。(はじめに土台の流木を配置しその上に枝ぶりの良いメインの流木を組み合わせています。)
  2. 観賞面に流木が当たらないように配置します。

流木選びは時間をかけたい行程の一つです。流木は、どれ一つとして同じ形のものはなく、水槽の大きさ、形、考えているレイアウトによって流木のイメージも変わってくると思います。

木の部位や種類によってまったく違う色・姿を見せるのも流木の面白さです。ぜひお気に入りの一本を見つけてください!

次に、水草の配置方法です。

気をつけたいのは2点のポイントです。

  1. 流木の手前は、クリプトコリネという前景草を植栽しました。
  2. 流木の後方は、葉の細い有茎草を植栽しました。

どちらも、流木が引き立つように水草を選定し植栽しました。

丈夫な水草を主体としたレイアウト水槽

水草の中でも特に丈夫で育成維持の簡単な、ミクロソリウムアヌビアスナナという水草を主体としたレイアウト水槽をご紹介します。

これらの水草は、東京アクアガーデンの水草水槽でもよく使われています↓

日常生活が忙しくあまり水槽に手を入れられないけど、水草が生い茂る水草レイアウト水槽を置いてみたいという方にオススメです。

この水槽レイアウトのポイントは、流木に水草を巻き付けて高さを出すことで、レイアウトに迫力とボリュームを出しているところです。

ミクロソリウムやアヌビアスナナのように、木や石に活着する水草はいくつもあります。
上手く使うと、立体的なレイアウトを楽しむことができます↓

水槽レイアウトで迫力を出すためには、水草や流木などで水槽のどこかに高い部分を設けることが非常に重要なのです。

ミクロソリウムやアヌビアスナナという水草は成長が緩やかなため、こまめな水草トリミングも少ないこともポイントの1つです。

そのため、この水草を使用したレイアウト水槽は、忙しく水槽にあまり手をかけられない方にもってこいの水草レイアウトなのです。

一度立ち上げてしまえば最小限のメンテナンスで済みます。毎日遅くに疲れて帰ってくるあなたのことを、きっと癒してくれるでしょう。

ネイチャーアクアリウムを主体としたレイアウト水槽

次に、底床にソイルという土を使用した本格水草レイアウト水槽をご紹介いたします。

↓ソイルとは?

水槽はW300×D300×H300の既成オールガラス水槽です。

水草レイアウト水槽の最高峰である、ネイチャーアクアリウム水槽を小型水槽で作りました。

この水槽レイアウトのポイントは、2つあります。

  1. 水草が持っている最大限の美しさを引き出すために、照明を強化し、二酸化炭素や肥料を添加し成長・育成させます。
  2. こまめな水草トリミングを施すことで、水草が枝分かれより美しい水草レイアウトとなります。

ネイチャーアクアリウムはとても美しいですが、とても管理に手間がかかります。

費用もかかります。

しかし、水草が光合成をし気泡をポコポコ出す姿は非常に美しいものです。

時間や費用に余裕があり、本格的に趣味としてアクアリウムを楽しみたい方には、大変オススメです!

小型水槽は魅力的です!

いかがでしたか?

小型水草水槽でも、管理も簡単な手軽なものから本格的なネイチャーアクアリウムまで幅広くあります。

その人のライフスタイルに合わせて選ぶと失敗も少なく、美しいレイアウト水槽を維持管理することができるとおもいます。

これからはじめる人は、是非参考にしてみてください!!