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ボトルアクアリウムの掃除と水換え方法!掃除道具とメンテナンスのコツ

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小ぶりで扱いやすく見た目も可愛らしい、ボトルアクアリウム
普通のアクアリウムに比べて手軽でお金がかからないというメリットがあり、初心者にも人気がありますが、いつの間にかガラス面が汚れてきてしまい困っているという方も多いのではないでしょうか。

実はボトルアクアリウムのメンテナンス方法は結構特殊で、歯ブラシでコケを落としたり、水を溢れさせながら水換えを行ないます。

今回はそんなボトルアクアリウムをきれいに掃除する手順や、美しさを維持する方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロのアクアリストたちの意見をもとにご紹介


このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

東京アクアガーデンでは過去に5000件を超える水槽の設置・管理を行っており、小さなボトルアクアリウムを取り扱った経験も豊富です。
簡単そうに思えて意外と管理が難しいボトルアクアリウムですが、メンテナンス手順やコツなどを覚えておくときれいな状態を維持しやすくなります。
今回はボトルアクアリウムの掃除や水換えの方法について解説していきますので、ぜひお役立てください。

ボトルアクアリウムのメンテナンスで使用する道具5つ



この写真はこれからご紹介する道具や方法で実際に掃除を行ったボトルアクアリウムです。コケや汚れが見違えるほどきれいになったのがお分かりいただけるでしょうか。

何か特殊な道具を使用したわけではなく、ボトルアクアリウムの掃除にはどこにでも手に入るような日用品を使用します。

1.歯ブラシ

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まず用意していただきたいのが歯ブラシです。
歯磨き用として使い古した歯ブラシには界面活性剤などが付着しており、魚やエビ、水草にとっては猛毒となってしまいますので、必ず新品のものを用意しましょう

2.バケツ(5リットル程度)

イノマタ化学 なるほどバケツ8L アクアブルー

続いて用意するのがバケツです。

メンテナンス中には、生体を移動させたり新しい水のカルキを抜いたりと様々な面でバケツを使用しますので、5L以上入る容量のものを2個ほど用意しましょう
ボトルアクアリウムの水換えに使用する場合は、浅くて口の広いバケツがおすすめです。

もちろん、バケツでなくても間口の広い入れ物ならプラケースでも何でもOKです。

3.空のペットボトル


最後に、ミネラルウォーターの、空のペットボトルもひとつ用意しましょう。
こちらも水換えに使用するため、水道水で洗浄しておきます。

ペットボトルでなくても、水を注ぎやすい容器であれは問題ありません。

ハサミ

ニッソー トリミングハサミ

ボトルアクアリウムに水草を入れている場合には、トリミング用のハサミも準備します。
水草用トリミング用のハサミはもちろん、まずは自宅にある事務用のハサミや、100円ショップなどでも購入できる先端がカーブした眉毛切り用のハサミなどでも代用可能です。

ただ、水の中に入れて使用することも多く普通のハサミだと錆びて切れ味が悪くなってしまう事も多いため、長期的に使用するならば水草用のステンレスのハサミをおすすめします。

スポイト

ジェックス GEX おそうじラクラク クリーナースポイト 小型水槽用

必須ではありませんが、スポイトも一つ常備しておくと良いでしょう。

水を入れ換えるときに、水の量を調節するのに役立ちます。またメンテナンスの時以外にも、水が減っていると感じたときに少し足し水するのに使うなど、ボトルアクアリウムではスポイトを一つ準備しておくととても便利です。

ボトルアクアリウムのメンテナンス手順


それではメンテナンスの作業手順を紹介していきます。
主な手順は以下の通りです。

  1. 歯ブラシを使ってコケを取る
  2. 枯れた水草を交換・トリミングする
  3. 水換えをする
  4. 容器の外側を乾拭きして終了

1.歯ブラシを使ってコケを取る


まずは画像のように歯ブラシを使用してコケを取りましょう
ボトルを回しながら全体的にこすると、簡単にコケを落とすことができます。

ボトルの中のレイアウトが複雑な場合は、崩れないように注意してください。
また、砂のキワのコケを取り除く際は、砂や汚れが舞わないようにゆっくり慎重に行うことがポイントです。

2.枯れた水草を交換・トリミングする

続いては枯れた水草を交換し、適度にトリミングしていきます。


画像の水槽の場合、中央の水草にコケがついており、右側の細長い水草は伸びすぎて先端が溶けてしまっているため、トリミング(カット)をしていきます。

柔らかい葉であれば手で千切っても構いませんが、よりきれいに整えたい場合はトリミング用のハサミを使用するのがおすすめです。


こちらがトリミング後の写真です。だいぶスッキリとしました。

3.水換えをする

ニッソー カルキ抜き お徳用 500ml

トリミングが終わったら、水換えをします。

まず、バケツに水道水を汲みカルキを抜いた新しい水を用意します。
水道水に含まれるカルキ(塩素)は魚のエラを傷つけたり、水質を維持するためのバクテリアを殺してしまうため、必ずカルキを中和した水を使用してください
カルキ抜きを使うのが早いですが、事前に水換えすることが分かっているときには前日から水を汲んで、日光の当たる場所に置いておくとカルキを抜くことができます。

次に、水槽内にいる魚やエビを別容器に移します


続いて、水槽をバケツの中央部分に置き、上から優しく新しい水を注ぎます写真では空のペットボトルにカルキを抜いた水を入れて、注水しています
勢いよく水を注ぐと底砂やレイアウトが崩れてしまいますので、細心の注意を払って行いましょう。難しい場合は、スポイトなどで少しづつ注水するのもおすすめです。

ボトル内の水をあえて溢れさせるように注水すると、細かいコケやトリミングした水草の破片がボトルの外に流れ出ていきます。
バケツを使用せずに、洗面台なシンク等で水換えすることも可能ですが、コケや水草によって排水口が詰まってしまう場合があるので注意が必要です。
バケツに溜まったコケや水草の破片などは、目の細かい水切りネットに注いでから捨てると、後片付けが楽に済みます。

4.容器を乾拭きして終了

水換え作業が終わりましたら、最後に乾いたタオルで拭きあげて完了です。

ボトルアクアリウムをきれいに維持する方法


ボトルアクアリウムは小さくて手軽な一方で、水や容器が汚れやすく維持が難しいという側面があります。
ここからは、ボトルアクアリウムを綺麗に維持するコツをご紹介します。

綺麗なボトルアクアリウムを維持するには日々のお手入れが肝心

(エビ)ミナミヌマエビ(5匹)+(1匹おまけ)商品説明ご一読下さい【生体】

ボトルアクアリウムは水量が少ないため水質が安定しづらく、コケが生えやすくて汚れも目立ちやすいです。

コケが多い場合は、コケの素となる栄養を吸収する水草を植えたり、コケを好んで食べる生体(ミナミヌマエビ)などを1~2匹導入したりすると良いでしょう。コケの繁茂を抑制することができます。

すぐに水が汚れてしまう(水質悪化)のは、餌の与え過ぎが原因なことが多いです。ボトルアクアリウムの場合は餌を控えめに、1日1回2分以内に食べ切れる量を与えてみてください。

さらに、ボトルアクアリウムは水流が無いため、水面にゴミ(ホコリ)や汚れが溜まりやすくなります。週に1度は水換えをしたり、毎日ゴミをスポイトで吸い取り足し水をするなどのお手入れを行ないましょう。

ボトルアクアリウムで生き物を飼育するコツとは

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ボトルアクアリウムで生き物を上手に飼育するコツとして、水温の管理が挙げられます。
水量が少ない水槽では水温が変化しやすいため、1年を通してエアコン管理された室内に設置するなどの対策を行いましょう。
どうしても冬場に水温が下がってしまう場合は、小型の水槽用ヒーターを導入したり、パネルヒーターを活用すると水温が維持しやすくなります

まとめ:ボトルアクアリウムの掃除と水換え方法!掃除道具とメンテナンスのコツ


今回はボトルアクアリウムのメンテナンス方法について紹介してきました。

ボトルアクアリウムは水量が少なく水質が安定しづらいという性質をもつため、コケが発生しやすく、汚れも目立ちやすいという構造をしています。
週に1度は水換えを行なったり、適度に汚れを取り除いて足し水をしつつ、水槽内を美しく保ちましょう。

すでにコケが発生してしまったボトル水槽に関しては、歯ブラシなどを使って掃除をしてみるのがおすすめです。

部屋に置いてあるだけで癒し効果絶大な、ボトルアクアリウム。
皆さんもこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。

ボトルアクアリウムの掃除方法について良くあるご質問

ボトルアクアリウムをきれいに保つ方法とは?

小型の飼育容器・ボトルは汚れが気になりやすいです。水量が少ないために、蒸発しやすく水質も変化しやすいため、こまめなお手入れを行います。

  1. コケを擦る
  2. 汚れを吸い取る
  3. 水換え足し水を行う

この3つが掃除の基本でです。汚れはスポイトで吸い出します。

ボトルアクアリウムの水換え方法とは?

  • 汚れを水中で擦り、落とす
  • 容器の上部からカルキ抜きした新しい水を注ぎ、汚れを排出する

容器のサイズにもよりますが一度に換える水量は1/2程度までが良いです。水換え・足し水ともにカルキ抜きしたものを必ず使用しましょう。

ボトルアクアリウムの掃除に使う道具とは?

  • 歯ブラシ
  • スポイト
  • バケツやボトル(水を溜める容器)
  • ピンセット
  • カルキ抜き剤

丸いボトルを磨くには、柄が長い歯ブラシを使うと便利です。スポイトは大きいものを用意し、汚れを吸い上げるようにしましょう。

ボトルアクアリウムのコケを防ぐ方法とは?

ミナミヌマエビのようなろ過フィルターが無くても飼育でき、脱走の心配がほとんどない、小型のコケ取り生体を導入するのがおすすめです。
コケが生えるのを防ぐことは難しいため、コケ取り生体で繁茂を防ぎつつ、こまめにお手入れを行いましょう。
水草を入れて、コケが成長に使う養分を吸収してしまうのも良いです。

 

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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