小さな熱帯魚「アベニー・パファー」の飼い方

アベニー・パファーという熱帯魚をご存知ですか?

アベニー・パファーは淡水フグで大きさは成長しても2~3センチほどと世界一小さなフグなんです。アクアショップで見かけたことのある人も多いのではないでしょうか。

今回はこのアベニー・パファーについて、またその飼育方法についてお話します。

淡水フグ「アベニー・パファー」とは?

(熱帯魚)アベニーパファー(4匹) 本州・四国限定[生体]

淡水で飼育できるためアクアリストの間でも人気の高い熱帯魚です。泳ぎ方もホバリングしているかのような独特のものがあり、人に懐きます。

大きくなっても2~3センチとミニサイズなので、25センチのキューブ水槽など小さな水槽で飼育することも可能です。

しかし、その性格や肉食という点から、アクアリウム初心者には少し飼育の難しい熱帯魚と言えます。

気性が荒く、縄張り意識が強い!

アベニー・パファーは縄張り意識が強いため、狭い水槽で複数飼育していると同種間で喧嘩をします。

また個体差はありますが、気性の荒いものが多く、同種族間でいじめが発生することも。そのため、飼育する水槽内には水草や流木などで隠れ場所を多く作ってあげる必要があります。

「拒食症」になることも!

アベニー・パファーは気性が荒い反面、神経質な部分もありいじめなどにあったり、ストレスを強く感じると人間のように「拒食症」になってしまいます。

一度拒食症になってしまうと、文字通り餌を食べなくなり、元のように餌を食べるようになるのは難しく死んでしまうことが多いのです。

そのため、普段から飼育環境には気を付ける必要があります。

アベニー・パファーは肉食魚!

フグの仲間であるアベニー・パファーは肉食の魚です。そのため冷凍赤虫や生きた糸ミミズなどを好んで食べます。

人工飼料に慣れさせることも可能ではありますが、全く興味を示さない個体が多いようです。

人口飼料に慣れさせるには?

ff series 「ff num21」 フグ用フード ひとくちクリル 40mL ふぐ 餌 エサ えさ

人工飼料に慣れさせるには、他の熱帯魚が人工飼料を食べている所を見せる、冷凍赤虫や生餌を減らしつつ、人工飼料も与えるなどの工夫が必要で、アクアリウム初心者には少し難しいようです。

以前は冷凍赤虫が主流でしたが、最近ではアベニー・パファー用の人工飼料も販売されているため、餌代を抑えたい場合は大変でも人工飼料に慣れさせ、月に何度かはおやつ程度で冷凍赤虫を与えてあげましょう。

エビや貝も餌になる

(エビ・貝)生餌 エサ用巻貝 Sサイズ 約0.3~1.5cm(20匹) [生体]

アベニー・パファーは肉食なため、脱皮直後のエビを食べてしまうことが多いようです。そのため、エビとの混泳は注意が必要です。

また、口に入る小さな貝類も食べてしまいますが、この性質を利用して水草についてくるスネール対策でアベニー・パファーを水槽に入れる人も多いようです。貝類を食べる時は貝殻を吐き出し、中身だけを食べます。

エビ同様、水槽内にコケ対策でスネール類を飼育している人は、アベニー・パファーとの混泳には注意しましょう。

餌の食べ方が汚い!

アベニー・パファーはどの個体も一度餌を口に入れ、半分だけ食べて残り半分を口から吐き出すという中途半端な、汚い食べ方をすることが多いようです。

そのせいで底砂の汚れが目立ったり、水質悪化が早まることも。

アベニー・パファーを飼育する時はクーリーローチやコリドラスなど底層にいるタイプの熱帯魚も入れておくと、食べ残しを食べてくれます。

水温や水質は?

アベニー・パファーは弱酸性~中性の水質を好みます。水温は26~28度が適温ですが、高温に強いため30度くらいまでなら耐えることができます。

しかし水温が低いのは苦手なようで、24度以下になるとすぐに弱ってきますので、水槽にヒーターは必須です。

オス・メスの見分け方

(熱帯魚)南米淡水フグ Sサイズ(3匹) 本州・四国限定[生体]

パッと見、オス・メスの区別をつけにくそうなアベニー・パファーですが、それも稚魚のうちだけ。成長するに従い雌雄の判別がしやすくなります。

オスの特徴

オスは体の黒いスポットが大きなマーブル模様の形をしています。メスと比べると体は黄色っぽさが強い傾向にあり、尻尾まで黒い1本のラインが入ります。

メスの特徴

メスの黒いスポットはドット、またはヒョウ柄に似た模様になることが多いです。オスと比べると身体の色は白っぽく、お腹の白い色が目立ちます。

また体型も、メスの方がふっくらと丸い形になる傾向にあります。

繁殖は可能

アベニー・パファーは繁殖が可能な熱帯魚ですが、縄張り意識が強いためペアが出来た時に繁殖用の水槽に移して産卵させた方が良いようです。

親は卵や孵化したばかりの稚魚も食べてしまうので、産卵後は親を元の水槽に戻して、親子別々で育てましょう。

アベニー・パファーのかかりやすい病気

アベニー・パファーは白点病・尾ぐされ病に罹りやすい傾向にあります。

また他の熱帯魚とは違い、拒食症になりやすいという問題もあります。

拒食症を防ぐにはストレスを与えない、同主間でいじめが起きないよう、またいじめられても逃げることの場所を確保する、色々な餌を与えすぎないといった注意が必要です。

他の熱帯魚との混泳は可能?

アベニー・パファーは泳ぎの早い魚ではありません。ゆったりとした泳ぎ方をしますが、グッピーやベタといったヒレのひらひらしている種類や、ヒレの大きな魚のヒレをかじるクセがあります。

そのため、グッピーやベタといったヒレの大きな熱帯魚との混泳はもちろん、アベニー・パファーのように気性の荒い熱帯魚や縄張り意識の強い熱帯魚との混泳は避けた方が良いでしょう。

できることなら単一飼育が望ましい熱帯魚です。

アベニー・パファーの飼い方まとめ

いかがだったでしょうか。今回はアベニー・パファーについて、またその飼い方についてお話しました。

餌が生餌や冷凍赤虫という点、また体は小さくとも気性が荒く、拒食症になりやすいという点からアクアリウム初心者には少し難しい熱帯魚と言えるでしょう。

しかし、その愛らしい容姿や泳ぎ方に魅せられる人はたくさんいます。

慣れてくるとピンセットでつまんだ冷凍赤虫も食べてくれるようになり、より愛着がわいてきます。

単独飼育で世話をしていると、その愛らしい姿に魅了されること間違いなし!

小さなキューブ水槽で飼育できる、アベニー・パファーを飼育してみませんか?

水槽のプロ トロピカライターの杠葉 狼です。
アベニー・パファーやバジスバジスなど小さくて綺麗な熱帯魚やベタ、ブラックゴーストなどちょっと変わった熱帯魚が好きです。
熱帯魚飼育初心者さんにお役に立つ記事を書いていきます。

シェアする

フォローする