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プロが教えるポット入り水草の上手な外し方
水草を購入してきてそのまま水槽に入れている方はいませんか?
今回はアマゾンソードを使用し、以下の手順でプロの手入れ方法をご紹介いたします。
アクアショップなどに行くと、水草がポットに入った状態で販売されています。
このまま水槽に植えてしまうと根っこが窮屈になって成長を邪魔してしまうので、必ず外してあげましょう。
ポットから水草を取り出そう
写真はポットに入っている状態の水草です。
今回はプラスチック製のポットですが、そのほかに素焼きの陶器でできているポットや、鉛のベルトで巻かれている場合もあります。その場合も、同じ処理を行います。
ハサミでポットから出ている根っこはハサミでカットします。
長く伸びてしまっている根っこを切っても成長に問題はありません。
ポットを縦半分に切ります。
ハサミでカットしたところを手で開きポットから丁寧に外していきます。
ポットから外した状態です。
水草の根っこについているウールを取ろう
水草についているグラスウールを丁寧に取り外します。
こちらのウール素材はガラスでできているため繊維で手を切ってしまうことがまれにあるため注意が必要です。
ピンセットやハサミを使用し、上手く外していきましょう。
水を張ったボールを用意してウールをばらしていくと作業がしやすいです。
根っこや葉っぱが黒色または茶色く変色している、溶けかけているところがあれば綺麗に取り除きます。
茶色く変色している葉っぱは↓の写真の様に、根っこから切り取りましょう。
そのまま水槽に埋めてしまうと、健康な根まで今後悪くなる恐れがあります。
根っこを傷つけないようにこの段階は丁寧に作業を行います。
小さな株が付いてきた場合は取っておこう
大きめのアマゾンソードを購入すると子株ができていることがあります。
こちらは丁寧に切り取り、取っておきましょう。
小株は水草水槽を作る時に、使いやすいので、取っておき、水槽の前の方や、少し寂しい部分に植えるといいですよ!
水草の根っこを切っておこう
根っこは沢山残っていると植えにくいですし、発育もよくありません。
長い根っこは切りましょう!
この状態になったら水槽に植えましょう。
水草レイアウトの前景・中景・後景とは
いよいよ植えつける作業に入ります。
しかし水草の植栽は、意外にも難しいものです。
浮力で水草が浮き上がってしまったり、せっかく植えたのに腐ってしまったり…。
下記記事を参照に、挑戦してみてください!
植える時は、水草の配置にも気を付けてください。
植える場所により前景、中景、後景と言います。
水草種類のレイアウト位置名称の事です。
前景の種類は、背丈の低い水草や横に這う水草を植えます。
中景の種類は、前景と後景をつなぐ中間の背丈の水草を植えます。
後景の種類は、大きな葉っぱを付け根っこをしっかり張る水草です。
アマゾンソードは後景に当たります。
根っこから栄養を取るので埋める際に栄養剤を入れるのもよいでしょう。
二酸化炭素はなくても丈夫に育ちます。
アマゾンソードは頻繁に抜く事ができない種類の為、最初の段階で水槽のどこに植えるかレイアウトを考えていきましょう。
石や流木など、水草以外の物とのバランスが非常に重要になってきます。
こちらの記事では、基本的なレイアウトの構図とちょっとしたコツを紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
バランスのとれたレイアウトが水槽を魅力的に見せる
ある程度成長したアマゾンソードはランナーと呼ばれるツルができ、その先に子株をつけて成長します。
ランナーは気ままにいろいろな場所へ伸びるため気か付くとレイアウトが崩れる場合があります。
子株ができたら切り外して後景に植え替えましょう。
また、葉っぱには黒から茶色の髭状藻ができやすいです。
オトシンクルスなど苔を食べてくれる魚を入れることで、水草がきれいに保たれます。
水草が成長しすぎてメインの魚が見えなくなることがないよう、水草の成長具合を考えて水草を植えるのがポイントです。
さらに水草が成長してくると、トリミングと呼ばれる水草の選定作業が必要になってきます。
美しい水槽を維持するためにも、サボらず頑張りましょう!
今回は水草の処理についての記事でしたが、この作業に慣れてくる頃にはこんな水槽にも挑戦できるようになっていると思います。
せっかく植えた水草、きれいに維持していきましょう!

金魚に愛を注いでいるWeb担当。
かわいい金魚の為なら腰痛も何のその。金魚のテンションがMAXになる魔法の餌・アカムシを与えることに喜びを感じています!
アクアリウムに親しめる、良い情報をお届けできるように勉強&実践中です。
文章づくりも頑張ります!
コメント
こんばんは
水槽初心者なのですが、水草に付いているウールはガラスということですが、素手でやらない方がいいぐらい危険ですか?
グラスウールといっても、危険性はほとんどありません。
弾力性のある丈夫な綿、のようなイメージですので素手でも問題ないですよ。