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水槽のコケ掃除方法を画像で解説!プロのアクアリストが実演、用具も紹介

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水草を育成している限り、水槽のコケにはどうしても悩まされてしまいます。

水槽にコケが発生してしまうということは、水槽内のバランスが崩れてきているサインです。様々な原因を一つ一つ推測しながら、解決していくしかありません。

残念ながら完璧なコケ対策はないのですが、アクアリウムを楽しむために水槽のコケの原因や掃除方法をご説明します。

コケの発生原因

まずは、コケの発生原因を理解しましょう。

外部からの持ち込み

新しく水草を購入した際などに、その水草に付着していたコケを水槽内に持ち込んでしまう場合です。新しい水草を水槽に投入する際には、しっかりと濯ぎを行ったり、古い葉をトリミングしたり、見える範囲のコケを予め除去したりしておくことがとても重要です。

水質の悪化

生物ろ過の立ち上がりが不十分であることや、魚の入れすぎや餌の与えすぎ等が考えられます。魚の数が多いと華やかさはありますが、その分汚れも増えるので掃除も頻繁にする必要があります。

餌を与える時は、数分で食べきれる量を投入するようにし、必ず残さないようにしてください。

光量や点灯時間が過剰

照明の照射時間は、約7~8時間が理想です。10時間以上点灯していたり、直射日光を当てていたりすると、コケが蔓延してしまうので注意してください。
水草にとって良い環境とは強めの光を短時間、コケにとって良い環境とは弱めの光を長時間、与えることです。

しかし、基本条件をクリアしていても、必ずコケは生えてきます。アクアリウムを楽しむためには、定期的なメンテナンスは必須です。

水槽掃除に活躍するグッズ

メラミンスポンジ

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メラミンスポンジは、水槽面に傷を付けることなく、こびりついてしまったコケを綺麗に落とすことができるので、水槽掃除には必要不可欠のアイテムです。100円ショップなどで販売されており、手軽に購入できます。

使用上の注意点は、使用している際に消しゴムのようなカスが出てくるので、水槽内に残らないようにきちんと取り除いてください。

 ジラコヘラ

ジコラヘラは、メラミンスポンジでは取ることの難しい硬いコケや、水槽の砂の近くにあるコケなどを取る際にとても便利です。購入する時は、掃除の際にどこにコケがあるのか分かりやすくする為に、白色のヘラがおすすめです。

パイプブラシ

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パイプブラシは、フロー管やフィルターの管などを掃除する際にとても便利です。このアイテムも100円ショップで販売されているので、簡単に購入することができます。歯ブラシでも代用が可能なので、試してみるのもいいかもしれません。菅の掃除以外にも、色々な場所の掃除にも活用できるので、1つ用意しておくと便利です。

タオル

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手を拭いたり、掃除したグッズや水槽を拭いたりと何かと使用しますので、あらかじめ沢山用意しておくと慌てずにすみます。使用しなくなった古いタオルで十分です。

水槽のコケ取り作業手順

水槽の蓋の清掃

水槽の蓋には、水などが飛び意外と汚れが付着しています。しっかりと汚れを拭き取り、他の機材に水滴が付かないようにします。

水槽面の清掃

水槽面には、一見見ただけでは分からないような汚れが沢山ついていることが多いです。スポンジなどでしっかりと汚れを拭き取ってください。拭き残しがあると、汚らしく目立ってしまうので、水槽面全体をしっかりと掃除しましょう。

砂と水槽面の隙間の清掃

水槽底の砂とガラス面の隙間には、意外と汚れが溜まってしまいます。ヘラを差し込むと、砂が舞うことなく汚れを掃除することができます。
注意点として、ヘラを真っ直ぐ差し込みそのまま引き抜くと、砂で水槽面に傷を付けてしまいます。ヘラを引き抜く際には、少し斜めに抜くようにするのがポイントです。

フランジの清掃

水槽の上部分(水につかっていない部分)にも、意外と汚れが付着しています。忘れずにスポンジを用いて掃除をしてください。スポンジで取りきれない汚れは、ヘラやブラシで試してみてください。

管の清掃

オーバーフロー水槽の場合は、忘れずに管の掃除をしてください。手の届く範囲はスポンジやヘラを使用し、奥の方はブラシを伸ばして綺麗にしましょう。

コケの清掃ができているか最終確認

水槽面のチェック

水槽内にライトを当てたり、素手で水槽面を直接触ったり、横から見たりするなどして、コケがしっかりと落ちているかよく確認してください。正面から見ると一見綺麗な水槽も、角度を変えて見てみると、汚れの取り残しがある場合があります。様々な角度から取り残しがないかチェックしてみましょう。

濾過層内のチェック


オーバーフロー水槽の場合は、濾過槽のチェックをしてください。機材やコードなどに水はねなどがないかは、とても重要なチェック項目です。忘れがちなウールマット交換もしっかりと行いましょう。

水面上の汚れのチェック

水槽内の水面に、汚れや水草の切れ端などが浮いていないかチェックしてください。小さな物であっても、ちょっと浮いているだけで、せっかく綺麗にした水槽も台無しになってしまいます。

機材のチェック

機材の動作確認や、機材の水はねや汚れなどのチェックも重要です。空拭き後、元の定位置に戻してください。

まとめ:水槽のコケ掃除方法を画像で解説!プロのアクアリストが実演、用具も紹介

残念ながら、コケの発生をなくすことはできません。しかし定期的な掃除を行っていれば、綺麗な水槽を保つことは可能です。汚れを長期間放置してしまうと取りにくくなり、かえって掃除の時間や労力を必要としてしまいます。面倒であってもこまめに掃除を行う方が、結局は掃除作業が楽になります。

サボらず掃除をして、美しい水槽を維持しましょう!

水槽掃除は、こちらの記事もご参考ください。

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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答

  1. 村瀬英一 より:

    紹介されているメラミンスポンジ(激落ちくん)は、生体に安全でしょうか?

    • アクアガーデン編集部 より:

      コメントいただきありがとうございます。
      メラミンスポンジは、アクアリウムの清掃で一般的に使われています。
      弊社でも、トラブルが起きたことはございません。
      ただ、メラミンスポンジの欠片が生体の口に入ると危険です。切れ端や屑などが水中に入らないようにすると良いです。
      こちらのコラムもご参照ください。

      ・水槽の掃除道具8選!便利でプロアクアリストおすすめのアイテムをご紹介
      https://t-aquagarden.com/column/cleaning_tool

      よろしくお願いいたします。

執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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