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アクアリウムに最適なソイル(土)の選び方!メリット、デメリットも解説

ソイルは、アクアリウムの底砂用に加工された特殊な土で、アクアリウムの中でも特に水草を使った水槽では必須といわれるほど、人気の高い底砂です。

アクアリウムに使う底砂には、ソイルのほかにも、砂利や砂など色々な選択肢があります。
その中でもどうしてソイルがそこまで人気が高いのか…そこにはもちろん選ばれるだけの理由があるのです。

そこで今回は、ソイルとはどういうものなのか、実際に使用する際のメリット、デメリットを分かりやすくご説明していきたいと思います。

アクアリウム用のソイルとは?ソイルの特徴について

アクアリウム用のソイルとは?

ソイルとは、直訳すると土のことです。

普通、土といえば細かい砂状のものをいいますが、アクアリウム用のソイルは違います。
アクアリウム用のソイルは、黒土を丸い粒状に焼き固め、加工しているものがほとんどです。

土といえば、園芸用の土が思い浮かびますが、アクアリウムに園芸用の土を流用することはできないのでしょうか。
市販されている園芸用の土はアクアリウム用のソイルに比べるとはるかに安価で、流用できるならばそちらを使いたいところですよね。

しかし、残念ながら園芸用の土をアクアリウムの底砂として使用することはできません

ソイルには、園芸用の土にはないアクアリウムに適した特徴があるのです。次の項ではソイルの特徴についてご説明していきましょう。

ソイルの特徴

アクアリウム用のソイルには、アクアリウムに使うのに最適な以下の3つの特徴があります。

  • 水草育成に必要な肥料が含まれている
    水草は砂利の中ではなかなか育ちづらいことがありますが、ソイルには元から水草育成に必要な肥料が含まれているため、比較的容易に水草を育成することができます。
  • 水質(PH)を一定に保つための調整剤が含まれている
    ソイルには、水質を多くの水草が好む弱酸性の軟水に傾けてくれる作用があるものがあり、水質を一定に保つのに効果を発揮します。
  • 水が濁りづらく作られている
    砂や砂利は水を入れたときなど何かの拍子に舞いやすく、水が濁ってしまうことがあります。
    ソイルはその形状から、水中で舞うことはなく水がクリアに保たれます。

このことから、アクアリウムの中でも特に水草を育成するときなどには、園芸用の土や、砂利や砂ではなく、ソイルを選択する人が圧倒的に多いのです。

ソイルの種類について

たくさんの商品が販売されているソイルですが、いくつかの種類に分類することができます。
自分の水槽に合ったソイルを見つけるには、この種類の中から選んでいくのが最も効率が良い方法です。

ソイルの種類について確認してみましょう。

能力別に分類する(2種類)

ソイルの能力ソイルを選ぶ上でとても大切な要素です。
主な能力によってソイルを2種類に分類することができます。

注意事項として覚えておいていただきたいのが、どちらのソイルも一方の能力しか無いソイルというわけではありません。
両方を兼ね備えたソイルもありますので、よく考えて選ぶようにしてください。

栄養系ソイル

栄養系ソイルは、名前のとおり栄養分が豊富なソイルで、水草を育成するのに大変適しています。

栄養系ソイルは、購入した段階で栄養が最大限に含まれており、使用を続けていくと時間とともにソイル内の栄養分が減っていきます。
水草が栄養分を吸収するたびに、ソイルが栄養を吐き出していくイメージです。

ソイルに含まれる栄養分が減っていくと、栄養の無くなった隙間に、水の汚れや水質の悪化につながる有害な物資の吸着されるようになり、水質の改善の役目も果たすようになります。

吸着系ソイル

ジュン (JUN) プラチナソイル ノーマル ブラック 8リットル

吸着系ソイルは、魚や水草にとって有害な物質を取り除くことに適したソイルです。

栄養系とは反対で、元々ソイルに含まれる栄養分が少ないため、隙間が多く設置当初から有害物質をどんどん吸着していきます。

そのため、バクテリアが少なく水の汚れやすい水槽立ち上げ直後にこのソイルを使用すると、最初から水をきれいに保つことができます。

水槽立ち上げ時には水質が安定せず水が汚れたり濁ったりするトラブルに見舞われやすいですが、これを回避するのにはうってつけのソイルです。

粒の大きさ別に分類する(2種類)

ソイルを選定するうえで、どの粒を選ぶか悩まれる方も多いかと思います。
粒の種類に応じた特徴を簡単にご説明していきますので、ソイル選びの参考にしてみてください。

ノーマルタイプ

マーフィード 水質調整底床 コントロソイル ノーマル 3L

よく見る丸い粒状のソイルがノーマルタイプのソイルです。

一般的にはこちらのソイルを使用されることがとても多いです。

パウダータイプと比較するとこちらの方がリーズナブルで扱いやすいので、細かいこだわりが無い場合はノーマルタイプをおすすめします。

パウダータイプ

マーフィード 水質調整底床 コントロソイル パウダー 10L

ノーマルタイプと比較し粒が細かいソイルです。

メーカーによって、同じパウダータイプでも粒の大きさに違いがあるので、購入する時には注意が必要です。
スーパーパウダーと呼ばれる、とても粒の細かい商品も存在します。

パウダータイプのソイルを選ぶ理由としては、例えば、水槽手前に植え込む前景草など根が短く抜けやすい水草が、パウダータイプのソイルを使えば抜けにくくなります。
ノーマルタイプと比較すると価格は高めですが、無理にノーマルタイプを使用して何回も植え直しをするくらいでしたら、素直にパウダータイプを使用をおすすめします。

コストカットをする方法として、ノーマルタイプを敷いた上にパウダータイプを覆うように敷く方法があります。
この方法を使えば、水草が植えやすくコストも安くすみ、なおかつパウダータイプなので見た目も綺麗に仕上がります。

ソイルを使用するメリット

水草の育成に最適

繰り返しになりますが、ソイルは水草を育成するのには最適な底砂です。

まず水草の育成に必要な栄養分がソイルには最初から含まれており、スムーズに水草を育てることができます。

これは、ほかの床材にはないソイル最大のメリットです。

水質の維持、改善の効果が期待できる

ソイルには、水質を弱酸性の軟水に傾ける効果を持っているソイルがあります。

このソイルを使用することで、水質を変化させ一定に保つことが比較的容易になるでしょう。

また、多孔質のソイルには、水をきれいにしてくれるのに有用なバクテリアが住み着きやすく、バクテリアがたくさん定着することで水が汚れにくくなります。

ソイルに空いた無数の穴には、水に含まれる有害物質を吸着する効果もあります。

以上のことから、ソイルには水質の維持、改善が期待できるといえるでしょう。

水の濁りを改善する

水中に流木をレイアウトしている方は多いと思いますが、流木を入れることで起こるトラブルに、流木のアクから発生する水の濁りがあります。

水の濁りは、アク以外にも、水中に含まれる不純物などから起こりますが、このような濁りの原因物質もソイルは吸着してくれます。

水の濁りの改善にもソイルの使用をおすすめします。

ソイルを使用するデメリット

定期的な交換が必要

ソイルは長期間使用を継続してると、栄養がなくなり、泥状に形が崩れてしまうため、1年に1回程度の頻度で交換する必要があります。

ほとんどの砂や砂利は、半永久使用できますのでこれはソイル最大のデメリットです。

泥状に崩れてしまったソイルを使用し続けると、水草は根を伸ばすことが困難となり、次第に枯れてしまうため、必ず交換するようにしましょう。

コケが生えやすい

ソイルには水草に必要な栄養が含まれていますが、この栄養は微量ながら水中に溶け出しています。
水草がたくさん生い茂っているような水槽ならば、溶け出した栄養も水草が処理してくれますが、水草が処理しきれない栄養は、水槽の大敵、コケの栄養分となってしまいます。

そのため水草の少ない水槽でソイルを使用すると、コケの繁殖を促してしまい水槽内がコケまみれになってしまうこともあるでしょう。

コケの繁殖を抑えるためには、水草の量に合わせてソイルの使用を検討するなど対策が必要となります。

ソイルのおすすめ商品

ソイルにもたくさんの種類があり、初めて使う場合どれを使ったらよいのか迷ってしまうことも多いです。
そこで、プロが選ぶおすすめのソイルをご紹介します。

ドクターソイル

寿工芸 ドクターソイル 2kg

水草一番サンド

ジェックス 水草一番サンド2kg


アマゾニアソイル

プラチナソイル(スーパーパウダータイプ)

ジュン (JUN) プラチナソイル スーパーパウダー ブラック 8リットル

コントロソイル

マーフィード 水質調整底床 コントロソイル 10L

アクアソイル アマゾニア

ソイルのお手入れについて

ソイルの掃除は必要か

たまに、ソイルの掃除は必要ないといった話も聞かれますが、ずばりソイルは掃除したほうがよいです。

ソイルは意外とフンや餌の残りかすなどで汚れており、汚れたソイルを使用することで水質の悪化などを引き起こします。

ソイルの掃除反対派の意見で上がるのが、掃除をすることで有用なバクテリアを一緒に吸い出してしまうという意見ですが、バクテリアを吸い出してしまうことよりも、汚れたソイルが及ぼす悪影響のほうが深刻と考えられますので、ぜひ掃除は行ってください。

ソイルの掃除の頻度と掃除の仕方

ソイルの掃除は水換えを行うタイミングで行うとよいでしょう。

ソイルを観察してみて、汚れが目立つようならば掃除を行います。
あまり汚れていないようでも、1か月に1回は掃除をするようにしましょう。

掃除の方法ですが、専用のクリーナーを使って汚れを吸い出す方法が簡単でおすすめです。

水作 プロホース エクストラ Mサイズ

掃除のときに、余計な力を加えるとソイルの形が崩れてしまい寿命を縮める原因となってしまいます。
ソイルをつぶさないように優しく取り扱うようにしましょう。

まとめ:アクアリウムに最適なソイル(土)の選び方とは

ソイルの特徴についてご説明しましたが、理解できましたでしょうか。

筆者の結論としては、水草を育成するときには、底床にはソイルを選ぶことをおすすめします。

たしかに、ソイルは定期的な交換が必要であり、コストや手間がかかることはデメリットです。
しかし、ソイル交換のタイミングで、思い切ってレイアウトを変えてを楽しむのもアクアリウムの醍醐味ではないでしょうか。

魅力やメリットもたくさんあるソイル。
まだソイルを使用したことが無い人は、ぜひソイルを使用してみてください!
きっと、今より美しいアクアリウムを楽しめるはずですよ。

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