水族館に行くと可愛らしい魚はたくさんいますね。
その中でも不思議な形の不思議可愛い魚といえば、チンアナゴ!
チンアナゴの飼育に必要な物や飼育方法など、お教えします!
そもそも チンアナゴってどんな生き物なの?
水族館などで見かけると、砂の中から体をニョロニョロと出しているイメージしかないかと思いますが、実はウナギの仲間なんですよ!
チンアナゴはウナギの仲間!?
チンアナゴを漢字表記にすると『珍穴子』となります。名前の由来は、犬種のチンに似ているから、と言われています。穴子もウナギの仲間です!
あんな細くて可愛いチンアナゴが実はウナギの仲間なんて、少しだけ親近感がわきますね!
チンアナゴの性格はとっても臆病!?
砂の中から顔を覗かせているイメージのチンアナゴですが、とっても臆病です!
慣れない場所や環境、人が近くにいたり、少しでも怖いと感じると砂の中から顔を出してくれません!
その為、飼い始めて最初の方は慣れない為、あまりその姿を覗かせてくれません。
だからと言って、ずっと見つめていてもチンアナゴにとってはストレスになってしまいます。
憶病な為、餌があっても怖くて近寄れず、そのまま砂の中で餓死することもあるくらいです。
死に直結するくらいの憶病っぷり! チンアナゴを飼う時は忍耐力も重要かもしれません!
チンアナゴの飼育に必要なもの
チンアナゴの飼育に必要な物をご紹介! 一般的な海水魚とは少し飼い方が変わってくるので注意が必要です!
水槽、ろ過フィルター、ライト
この水槽とろ過フィルター、ライトは一般的な海水魚と同じもので大丈夫です!
ただし、水槽は高さがあるものにしましょう! 高さが最低でも30センチは必要です!
写真の用にセットになっているものでも大丈夫ですよ!
写真の水槽では小さいですが、セットで買った方が、一番最初は楽ですよ!
ヒーター、クーラー
チンアナゴを飼う場合、水温は大体23~25℃を目安にしましょう!
クーラーは夏場(7月~9月)ごろだけの稼働でも大丈夫ですよ!
値段が張るので中古という手もあります!
もちろん新品のクーラーが一番安心できますよ!
チンアナゴを飼う 砂
チンアナゴの飼育で一番大事な砂! 間違えて粗い砂で飼ってしまうとチンアナゴの傷や死に直結してしまいますよ!!
パウダー状のサンゴ砂や1ミリくらいのサンゴ砂を合わせて使うのが良いでしょう!
砂は最低でも10センチは入れなくてはいけません。 砂はとても重いので、水槽を置く予定の場所で砂を入れるようにしましょう!
チンアナゴの飼育方法
チンアナゴは一般的な海水魚と飼い方が変わってきます。チンアナゴの飼育方法や、注意点などお教えします!
水の換え方
水槽の水は週に1回、3分の1から2分の1を目安に換えていきます!
新しくいれる水は、水温と塩素、比重に気をつけましょう!
海水水槽のメンテナンス方法、詳しくはこちらに載っています!
比重が大き崩れると魚にとって大ダメージです! 気をつけましょう!
チンアナゴのエサの上げ方
ここがチンアナゴを飼育するうえで、少し面倒くさい部分になります。
ただ、タブレットなどの餌を水槽に入れる。という事ができません。
餌は自然界では流れてきたプランクトンなどを食べていますが難しいので、 飼育下では ブラインシュリンプ という餌を与えます。 アクアショップに行くと冷凍のものが販売されています。
これを溶かして与えます。
チンアナゴは自ら餌を探しに動くことが少ないので、
・水流を作って餌が回る様にする
・チンアナゴの近くで餌をまく
どちらかの方法を取るしかありません。オススメは、ブラインシュリンプをスポイトなどで吸い取り、チンアナゴの近くでまく 方法です。
チンアナゴを飼育していて、死因の多くは餓死です。 餌やりには細心の注意をしましょう!
チンアナゴを飼育する時の注意点!
チンアナゴを飼う時は、絶対に注意せねばいけない3つのポイントがあります!
- 一匹だけでは飼わない!
チンアナゴは群れで行動するので、1匹で飼うのはやめましょう! 60センチ水槽なら5匹程度まで大丈夫でしょう - 他の魚と混泳はしない!
チンアナゴは本当に憶病です! 他の魚に怖がり出てこない事が考えられますので、混泳はオススメしません!
一緒に飼えるのはシッタカ貝やマガキ貝くらいでしょう。
・貝について詳しくはこちらに記載しています→コケ を食べる 熱帯魚! 水槽 の コケ を食べつくせ! ~海水編~
- 蓋をつける!
普段は砂の中に身を隠していますが、夜中、人が寝静まっている時などに稀に泳ぎます!
砂の中にいるからと油断はせずに、蓋は絶対につけましょう!
チンアナゴをお家に迎え入れよう!
チンアナゴは少し飼育が難しい部分もありますが、慣れてくれると様々な顔を見してくれる愛くるしい魚です!
是非、自宅で水族館にいるアイドル チンアナゴを飼育してみてください !
水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
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コメント
チンアナゴとカクレクマノミの混泳は厳しいですか?
チンアナゴはとても臆病なため、他の生体(種類)との混泳は避けたほうが良いです。
水族館など混泳展示しているところでは、十分な広さがあるため可能になっています。