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金魚が突然死んだ! 原因と対策を紹介、特に酸欠に注意しよう!

朝起きたら金魚が亡くなっていた!!金魚が死にそう…

昨晩は元気だったのに…なぜ?

そんな悲しい思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜ突然死んでしまったのか…また、瀕死になってしまった金魚を救う方法はないのか、途方に暮れてしまいますよね。

ここでは、金魚急死の原因と救助方法を考えていきます!

金魚の急死・死因を考える

金魚が急死してしまった…その死因を、飼育の期間別にまとめてみました。

飼育初期

飼い始めの金魚の死因ナンバー3は、

  1. 『酸欠』酸素不足
  2. 『アンモニア中毒』
  3. 『亜硝酸中毒』

この三つです。

いずれも、飼育環境や設備がまだ不十分であったり、濾過バクテリアがうまく機能していない時期に見られます。

酸素不足による酸欠

金魚は意外と多くの酸素を必要とする魚で、適度な水流やエアレーションが無いと『酸欠』を起こしてしまいます。

水面で頻繁に口をパクパクしているのは、呼吸がうまくできていない、酸素不足の証拠です。
水換え直後はよくても、時間が経つと水中の酸素が減ってしまうので、酸素を供給する工夫が必要です。

酸素は水面が揺れることにより、水中に溶けていきます。
水流で水面が適度に波立つようにしたり、エアレーション(通称:ぶくぶく)をしてあげましょう。

60cm水槽用エアレーションセット(水心SSPP-2S+逆止弁+キスゴム×3+チューブ3m+エアーカーテン) 水槽用エアーポンプ

しかし、金魚は激しい水流に弱く、水流が強すぎても疲弊してしまいます。
外部フィルターを使用しているときは、場合によっては給水口をシャワーパイプにすることが必要です。

アンモニア中毒・亜硝酸中毒

アンモニアと亜硝酸は、通常の水槽では濾過バクテリアによって毒性の低い硝酸塩に分解されるため、魚にそれほどの影響はあたえません。
しかし、濾過バクテリアの少ない新しい水槽では、アンモニアなどは上手く分解されずにどんどん溜まっていきます。

金魚が中毒死するまで、だいたい3週間です。

中毒になると、神経がやられ、横に倒れてぴくぴくとして、そのまま死んでしまいます。

水槽に濾過バクテリアが棲み付くまでは約1カ月、その間、きちんと水質を管理できるかが、運命の分かれ目です!

水は透明で、管理が難しいですが、アンモニアや亜硝酸の濃度を測れる試験薬や試験紙も売られているので、活用しましょう!

テトラ (Tetra) テスト 6 in 1 試験紙

飼育中期

濾過バクテリアも無事棲み付き、金魚も環境に慣れてきたときの死因として多いのが、『消化不良』『エラ病』『穴あき病』などの病気です。

病気の原因は餌のやりすぎ水質の悪化がほとんどです。

金魚は水を汚しやすい(=糞をたくさんする)ので一週間に一度はお掃除してあげて、水を1/3~1/2程度換えてあげましょう。

また、水温・環境の変化によるストレスでも調子を崩してしまうことがあります。

人通りが極端に多い場所や、朝と夜で水温が激しく変わる場所などでは飼育しないようにしましょう。

また、新しい金魚や水草を途中で追加する場合には、病気を持ち込まないように1~2週間程度、別の容器で様子を見て(トリートメント期間)から導入するのが良いです。

暑い日は、高水温にも注意!

暑い日が続く夏などは、高水温にも注意です。
金魚の適水温は約25℃です。

金魚は、熱帯魚よりも比較的高水温に耐えられますが、33~34℃を境界に、生き延びられる個体とそうでない個体が分かれてきます。調子の悪い金魚ですと、31℃でも危険な場合があります。

冷却ファンを付けるなどし、高水温にならないようにしてあげましょう!

飼育後期

何年もずっと元気だったのに、急に亡くなってしまう原因には、『寿命』もあります。

金魚の寿命は約10年ですが、個体によって差があり、4年程度で寿命が来てしまう子もいます。

その場合は悲しいですが、受け止めるしかないです!

しっかり弔ってあげましょう。
熱帯魚のお葬式についてはこちら↓

治療中の罠!塩水浴・薬浴の危険

調子の悪い金魚には塩を…というように、塩水浴はポピュラーな治療方法です。
ネットなどで一般にも浸透しつつあります。

しかし、塩水は濾過バクテリアが育たず、アンモニアを分解できないどころか、水温によっては菌も繁殖しやすいため衛生的に保つのが難しい治療方法です。

実際、塩水浴で様子を見ていた金魚を不手際で、水換えをしていたにもかかわらず、死なせてしまったことがあります…。

塩水浴を行う場合は毎日2分の1~全換水が望ましいです。

それでも、本当に弱っている金魚の場合、毎日の水換えに耐えられない場合があります。様子を見て濾過装置(エアレーションも兼ねた投げ込み式が良いです)をつけ、水の取り換えは1日置きにするなど、頻度を調節しましょう。

薬浴は、薬に過敏な体質の金魚の場合、容量・用法を守っても、逆に弱ってしまい、ショック死してしまうこともあります。薬浴をする場合は、よほど重度でない限り、最初の1日は少し薄めの濃度で試す必要があります。

夏場の高水温の時は、塩水は劣化しやすく、薬も魚毒性が強くなってしまうもの(リフィッシュ・トロピカルゴールドなど)もありますので、注意が必要です。

中毒・酸素不足から金魚を救助する方法!

アンモニアや亜硝酸などの中毒なら、助かる方法もあります!

それは、カルキ抜きをした新しい水を用意してやることです!
シンプルですが、新しい水ほど金魚にとって安全なものはありません!!

横に倒れてしまっていても、まだ体勢を立て直そうと頑張っている段階なら助かる確率は高いです。すばやく網ですくいだし、新しい水にいれて安静にしてやりましょう。

軽度ならば、体勢を立て直せる場合があります。

よくなってきたら、エアレーションも忘れずにしてやりましょう。

まとめ・金魚の寿命は、飼い方次第

投げ込みフィルターだけのシンプルな設備でも、餌をやりすぎず、水質が保たれていれば金魚は長生きできます。

そのためには、毎日様子みたり、定期的に管理してあげることが必要です。

金魚は人懐っこい魚です。可愛がり、長生きさせてあげてくださいね!

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コメント

  1. Yuu より:

    この前金魚すくいをしました!これを参考にしますね‼️

    • 中島 より:

      ありがとうございます!
      『金魚すくいの金魚=弱い』というイメージが強いですが、そんなことはありません。是非可愛がってあげてください!

  2. ホッとコーヒー より:

    こんにちは、いつもためになる情報をありがとうございます。
    金魚を飼育していると、ヒレが閉じてしまってじっと動かなくなってしまうことがあります。
    こんな時になにをしてあげればいいのかわかりません。何かできることがあるのなら教えて下さい。

    • 中島 より:

      コメントありがとうございます。
      状況の変化を感じ、緊張・怯えているとヒレをたたんでしまうことがあります。
      その後、姿を見せて普通に泳ぎ、餌もちゃんと食べるようであれば大丈夫です。
      もし、ずっと動かないようでしたら体調不良ですので、3日ほど絶食し、塩水浴で様子を見てください。
      3日あれば、病気に感染しているなら何か症状が出ますし、この処置だけで元気になることも多いです。

  3. みどりの長ぐつ より:

    こんばんわ。大きなカメで金魚を飼い始めました。カメの中にはミニ睡蓮を育てています。金魚を飼い始めて10日程になりますが、昨日1匹、そして今日2匹と死んでしまいました。庭に置いてあるので、エアレーションができません。どうして死んでしまったのでしょうか。また、ほかの金魚を元気に育てるにはどうしたらいいのでしょうか。

    • 中島 より:

      おそらく、日数的にアンモニアか亜硝酸中毒かと思います。
      睡蓮鉢で飼育する場合でも、こまめな水換えが必要です。
      3日間ほど、毎日1/2~2/3程度、カルキ抜きした水で水換えしてみてください。
      それでも死んでしまう場合は、エラ病の可能性もありますので、塩水浴を試してみてください。

  4. ママ より:

    はじめまして。長文失礼します。
    お教え頂けるとありがたいです。
    2週間前に出店で子供が金魚すくいをして4匹同じくらいの体格の子達を飼い始めました。
    早速いじめっ子が皆を突っつき始めたので30センチ水槽に仕切りを入れ、いじめる個体を分けていました。かなり激しい動きをする子でしたが、しばらくすると水面でボーッとする時と激しく動く時の波が激しくなり、一昨日からはヒレを全て畳んで殆どボーッするようになったので、一昨日から塩浴を、昨日からはグリーンFゴールド顆粒を他の子と共に入れています。餌は様子見に3粒、食べました。
    尾腐りやエラ、ウロコに変化は見られないと思います。
    水換えをペットショップで伺ったところ、1週間必要ないと言われました。ろ過装置を空回しさせているだけなので苦しくないか心配です。水面から1分位エラも口も動かず沈んでいく事があります。
    まだ、何か出来ることはありますでしょうか?

    • 中島 より:

      アンモニアか亜硝酸中毒と思われます。1/2~2/3程度の水換えをおすすめします。
      水換えが1週間は必要ないというのは、バクテリアが増えてからです。バクテリアは3~4週間ほどかかって繁殖します。
      また、塩水浴は2週間ほど行わないと効果が出てきませんし、気温が高い時期は毎日2/3以上の水換えをします。
      塩水はバクテリアも繁殖しないので、悪くなりやすいからです。
      現在、塩水浴をされているならば、同じ濃度・温度の塩水で水換えしてあげてください。
      尾腐れなど細菌性の疾患が見られない場合は、グリーンFゴールド顆粒は無くして大丈夫です。
      フィルターは塩水浴中も回していて大丈夫ですが、塩水ですのでバクテリアは繁殖しないです。
      塩水浴を終えられたら、ろ材を新しく交換して、カルキ抜きした水で回してあげてください。
      その後、3~4週間はこまめに水換えをして様子を見てあげてください!よろしくお願いいたします。

  5. ママ より:

    詳しく教えて頂きありがとうございました!

    思い切って柵を外したところ、ずっと浮いていたのが嘘のように、まさに水を得た魚のように元気に泳ぎだしました!
    金魚でも寂しいという感情があるのでしょうか。とても嬉しそうに、最初こそまた突っついていましたが、今は皆んなに寄り添って泳いでいます。

    アドバイスを念頭に慎重に育てていきたいと思います!

    • 中島 より:

      元気になってよかったです!
      金魚は感情豊かな魚で、観察すると面白いですよ。
      頑張ってください!