トロピカ-初心者向けアクアリウム、熱帯魚水槽、金魚、メンテナンスの情報メディア

フォローする

円柱水槽(丸型水槽)とは その価格や作り方、魅力を紹介!

円柱水槽は、その丸みを帯びたフォルムから、非常にお洒落でスタイリッシュな水槽だといわれています。

しかし、あまり一般的ではないため、どんな水槽なのか、どこで買ったらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そんなオシャレな円柱水槽を自宅や職場に設置したいという方に向けて、今回は、円柱水槽についてをまとめていきましょう。
円柱水槽(丸型水槽)の魅力や設置事例、実際に設置するときの価格、入手方法、作り方などをご紹介します。

円柱水槽(丸型水槽)とは

円柱水槽(丸型水槽)とは、その名の通り丸い筒型の水槽のことをいいます。
特徴を確認していきましょう。

  • アクリルパイプ(筒)を切断し、底部にアクリル板を貼り付け、上部を補強加工して作った水や魚を入れる水槽(容器)のこと
  • アクリル板を曲げて、つなぎ合わせて作る工法もある
  • アクアリウム用の円柱水槽は、曲げることが困難なことからガラスで作られることは無い
  • アクアリウムや、テラリウム用に制作されることが多い
  • 直径と高さの比率が、1対2以内に収まるサイズが美しい

普通の四角い水槽とは見た目も作り方も大きく異なりますね。
その分入手経路も限られてくるため、一般的にはまだまだ珍しい水槽といえるでしょう。

円柱水槽のサイズ

アクリル水槽のサイズは、【円柱水槽の作り方】でも出てきますが、アクリルパイプの規格サイズに依存します。

大体売れ筋は、直径が45cm~100cm程度ですが、それくらいの大きさですと、約10~20cm刻みで規格サイズがあります。

例として、直径30cm、高さ30cmの円柱水槽は57,300円(税込)
直径60cm、高さ50cmの円柱水槽は164,600円(税込)で販売されています。


円柱水槽の価格

円柱水槽は、一般的な四角い水槽と比べるとかなり高額です。
同じ程度の水量が入る四角い水槽と比べると、3倍~5倍程度の価格差があります。

なぜ円柱水槽がこんなに高額なのかというと、そこには2つの理由があります。

一つは、素材となるアクリルパイプの材料費が高いことです。

通常の四角い水槽はアクリルの板を組み合わせて作成していきますが、このアクリル板はアクリルパイプに比べるとかなり安価です。
同じアクリルでもアクリル板とアクリルパイプ数倍から数十倍程度の価格差が発生し、このことから円柱水槽の値段も跳ね上がります

また、アクリルパイプを使った円柱水槽の場合、その大きさによっても価格が変わります。

アクリルパイプには既定のサイズがあり、水槽用に切り取った後の余ったパイプを効率よく別の製品(もう一つ円柱水槽を作れるか、など)に加工できるかどうかによって、かなり価格が変動するのです。

そのため、1cmでもサイズが変わってしまうと、値段が大きく上がってしまうことも少なくありません。

もう一つの理由に、アクリル板を円柱水槽にする加工が難しいことが挙げられます。

次項の【円柱水槽の製作方法】で詳しく説明しますが、円柱水槽を作製するとき、アクリルパイプを使う方法とは別に、アクリル板を丸めて作成していく方法があります。

こちらの方法では、材料費は安く済むのですが、加工にとにかく手間がかかるため、結局アクリルパイプを使用した場合より高額となってしまうことが多いです。

円柱水槽の製作方法

円柱水槽には、製作方法が2通りあります。
それぞれについて簡単にご説明していきましょう。

アクリルパイプをカットして製作

アクリルパイプをカットして円柱水槽を製作する方法です。
アクリルパイプは、工業用に日本の化学メーカーで製作されています。

建築材として使われることが多いようで、水槽用に使われることは稀なのだそうです。

直径や板厚(アクリルの厚み)には規格サイズがあり、いくつか種類があります。
長さは、1mか2mのものが大半です。

例えば、高さ50cmの円柱水槽を作りたければ、長さが1メートルのアクリルパイプを半分に切って使います。

水槽の高さにアクリルパイプ切り終えたら、底板になるアクリル板を円形に切り出して、フタをするように(実際には底になります)接着します。
あとは、ひっくり返して上部を補強加工すれば出来上がりです。

アクリルパイプ加工のメリット

  • アクリルパイプの形状を生かして作るので、加工が簡単です
  • アクリルパイプを切った後、組み合わせる部位が底板とフランジ(補強枠)のみのため、接着に時間がかからず、製作時間を短縮できます。
  • 水槽の側面に接着の後が出ないため、見た目が大変美しく仕上がります。
  • アクリルパイプを利用するので、価格を抑えることができます。

アクリルパイプ加工のデメリット

  • 直径や板厚(アクリルの厚み)は変更できません。アクリルパイプの規格サイズに従ったサイズのみ作製できます。
  • パイプが中途半端に余ってしまった場合、値段が高くなってしまいます。
    例えば1メートルのパイプを利用して60cmの高さの円柱水槽を作ったとします。
    すると、40cmが余ってしまうわけですが、これはほかの水槽には流用できないため廃棄となります。
    しかし、価格上ではこの廃棄分も材料費として計上されるため、割高になってしまうことが多いです。

2.アクリル板を曲げ加工して製作

まっすぐなアクリル板を曲げ加工して、円柱水槽を作る方法です。

少しイメージしにくいかもしれませんが、板状のアクリルを半円状になるまで曲げます。
アクリルは樹脂なので、圧力をかければ簡単に曲がります。

これを2セット作り、曲げたアクリル板を2枚くっつけて円柱形にします。

曲げ加工のメリット

  • 直径サイズや高さなどが自由に調整でき、規格サイズ以上の大型の円柱水槽も作ることができます。
  • 実際に水族館にある円柱水槽は、こちらの工法で作られていることが多い印象です。
  • 板厚も比較的融通が利くので、頑丈な水槽を希望の場合も対応できることが多いです。
  • アクリル板を使用するので、材料代はアクリルパイプを使用するよりも安くなります。

曲げ加工のデメリット

  • 最大のデメリットとして、半円をつなげた際の継ぎ目が見えてしまうことが挙げられます。これで敬遠されるお客様も多いです。
    しかし、水族館の水槽などはこの製法で作られることが多いので、よく見るとつなぎ目が入っていますが案外気にならないものです。
  • 曲げや接着などの加工工程が多い分、素材は安くても、規格サイズのアクリルパイプを使用するよりも高額になります。
  • 加工に手間がかかるため、製作に時間がかかります。

円柱水槽の購入方法

円柱水槽は一般的な熱帯魚店などでは取り扱っていないケースが多く、購入したくてもなかなか手に入らないことがあります。
では、憧れの円柱水槽は一体どこで手に入るのでしょうか。

円柱水槽の多くは、円柱水槽を専門に扱っているオンラインショップなどで販売しています。
市販されているものもありますが、多くはオーダーメイドでの販売です。

弊社(東京アクアガーデン)でももちろんオーダーメイドにて販売しています。
弊社以外のところでも、知識があって信頼の置けるところから購入していただくことをお勧めします。

どこで買うにしても共通していえるのが、一般的な水槽に比べてかなり高額な買い物です。
実際にアクアリウムとして使用してみると、濾過の問題や置き場所の問題などわからないことがたくさん出てくるでしょう。
そのため、アフターケアのしっかりした、相談に乗ってもらえる所が良いですね。

弊社でも、もちろんお客様の納得がいくまでお話を伺います!

市販の円柱水槽、商品セットをご紹介

市販の円柱水槽は小型水槽のものが多く、中型~大型の水槽で市販されているものはなかなかありません。
中型~大型の水槽お探しの場合はオーダーメイドを検討しましょう。

ジェックス アクア360アール オールインワン水槽セット

ジェックス アクア360アール オールインワン水槽セット 樹脂水槽 360度

テーブルや棚にも気軽における小型の円柱水槽です。
普通の水槽とは一味違う円柱型がオシャレなインテリアとして最適です。

円柱水槽の魅力

円柱水槽のといえばオシャレな水槽と思っていませんか?
それだけではありません。円柱水槽の魅力はその他にもたくさんあります!

まず、何といっても360度のパノラマから見られる、アクアリウムは圧巻です。
多数の人の目に触れる、水族館などの施設で円柱水槽が多く採用されているのもうなずけますね。

また、円柱水槽は、まだまだ大変珍しい水槽です。
見た目の美しさと相まって、その場所に円柱水槽が設置されているだけでも自慢になります。

角がない水槽なので、ぶつかって怪我をする危険も少ないのも魅力の一つです。
人が集まるスペースや小さな子のいる幼稚園、老人ホームなどにも安心して設置できます。

こちらは、実際に幼稚園に設置されている、安全性を重視した円柱水槽です。

円柱水槽に適した魚・生物

円柱水槽では、どんな生体でも飼育できるわけではありません。
円柱水槽のその特殊な形から、飼育に向いている生き物と不向きな生き物がいるのです。

円柱水槽は、幅が無い分水深があります。
そのため、円柱水槽での飼育に向いている魚は、遊泳力があり水圧に強い魚です。
例えば、海水魚やシクリッドなどのような遊泳力がある魚は、円柱水槽におすすめの生体です。
また、プラティのような淡水魚でも水槽の高さを低めにすれば飼育することができます。

逆に、元々浅いところに棲んでいるような水圧が苦手な生体には、水深の深い円柱水槽は不向きです。
具体的にはベタやメダカ、金魚などが挙げられます。

東京アクアガーデンの円柱水槽設置事例では、金魚を入れた事例もありますが、この事例の場合は短期間の設置でしたので、金魚を入れることも可能でした。

ご自宅などで長期間、金魚を飼育すると転覆病を招くこともあり、危険です。

しかし、水圧が苦手な生体を絶対に飼育できないかというと、そういうわけでもありません。
どうしても円柱水槽で水圧が苦手な生体が飼育したいのであれば、水量を抑えて水深を低くすれば飼育が可能となります。
こちらの事例のカニの水槽はその典型例といえますね。

円柱水槽をアクアリウムとして利用する時の注意点

円柱水槽を使用する前に、注意点も確認しておきましょう。

まず注意点としてあげたいのが、メンテナンスの大変さです。
実際にアクアリウムとして使用しているとコケや汚れが発生しますよね。
内側から手を入れてコケ掃除をするのですが、通常水槽よりカーブがあるのでコケ取りは難しいです。

また、キャビネットの中に濾過槽などの飼育機器を入れることになりますが、円筒状のキャビネットは飼育機器を入れるスペースが余り取れないので配置に苦労することがあります。
事前にキャビネット内の配置もじっくり考えてから設置を検討するようにしましょう。

円柱水槽の素敵な設置事例5選

実際に円柱水槽導入している設置事例をご紹介します。
円柱水槽を購入して設置すると、このような素敵な空間になりますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.シェラトンホテルに設置された大型円柱水槽

直径1m、高さ2mにもなる大型の円柱水槽です。
舞浜のシェラトンホテルに入っている水槽なので、見たことがある方もいるかもしれませんね。
大きさ的に個人の方は厳しいかもしれませんが、弊社の代表作なので一番にご紹介させていただきました!

2.病院のオープンスペースに設置された直径60cm円柱水槽

1mを出したあとでは小さく見えるかもしれませんが、直径60cmの淡水円柱水槽です。
円柱水槽は壁際ではなく、オープンスペースに置くと空間にとても映えますね!

3.カクレクマノミが泳ぐ60cmの海水魚円柱水槽

こちらも直径60cmの海水魚の円柱水槽です。
カクレクマノミ(通称:ニモ)や様々な海水魚が泳ぎ回っています。
回遊できて、魚達も気持ちよさそうですね。

4.幻想的な60cmの円柱水槽

こちらは、パロットファイヤーという魚が入っています。
なんかこう、芸術的な感じすらします。非日常感があふれていますね。
パロットフィアヤーは淡水魚なのですが、海水魚風のレイアウトになっています。

5.介護施設にぴったりな和風円柱水槽

最後は、直径70cmの淡水魚の円柱水槽です。
周りの基調に合わせて、キャビネットは木目が入っています。
水草も落ち着いていて、インテリアの一部になっていますね。

円柱水槽はレンタルも可能

円柱水槽を設置したいけど手に入れるのは難しいし、管理も大変そう…と設置を悩んでしまう方もいるかと思います。
そこで、ご紹介したいのが円柱水槽のレンタルです。

レンタルでも、ご相談いただいた水槽のイメージをもとにサイズや仕様を自分好みに決めることが可能です。
そのうえ、設計、設置から水槽の管理まで、面倒なことはすべてプロにお任せすることができます。

東京アクアガーデンでも円柱水槽のレンタルを行っていますので、ぜひ一度ご相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ:円柱水槽とは その価格や作り方、魅力を紹介!

円柱水槽についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
四角い水槽とはまた違う、円柱水槽ならではの仕様や魅力が伝わっていたらと思います。

円柱水槽は普通の水槽に比べて確かに値は張りますが、それ以上に得られる満足感があります。
誰ももっていない円柱水槽が部屋にあったらカッコイイですね。
アクアリウムを始めるときには、ぜひ円柱水槽も検討してみてはいかがでしょうか。
ご自身では計画するのが難しい場合は、ご協力しますのでお問い合わせ下さい。

まだまだあります。円柱水槽の事例と魅力↓