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アオミドロ対策と駆除、除去方法!発生させない方法まで徹底解説!

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水槽に発生するアオミドロは、アクアリウムの観賞性を大きく落とすといっても過言ではない存在です。
しかしアオミドロが水槽に発生した場合、駆除や除去する方法はたくさんあります。

アオミドロを発生させないようにするには、光量の調節や、水槽内の栄養バランスを調整する必要があります。
駆除や除去には、アオミドロに有効な生き物の投入をおこなったり、薬品を使う方法もあります。

アオミドロを水槽から追い出して綺麗な水槽を維持させましょう。

アオミドロとは

アオミドロとは藻の一種です。

上の画像のように、水槽内に長くフサフサした状態で発生します。

また、水草や流木など、ソイルなどに絡まりまとわりつくこともあり、取りにくく厄介です。
触ってみると、ぬめりがあり、嫌な感触です。

アオミドロの特徴について

藻のなかで下記のような特徴があるがものが一般にアオミドロと呼ばれています。

  1. 糸状藻の集合体で、カーペット状に繁殖する。
  2. 枝分かれしないまっすぐな藻体がアオミドロに分類される。
  3. 細胞の中に螺旋状の葉緑体が形成されており、太さに関わらず、一列に細胞が並んでいる状態の糸状藻

糸状コケよりも長く、絡まったような集合体を作るイメージです。

アオミドロの発生原因

アオミドロは、藻の中でも、細胞内の葉緑体がリボン状で、螺旋形に一列に並んだ状態の糸状藻のことを指します。
アオミドロの見た目は、長くて細い緑色のひげのようだったり、殖えすぎると藻のカーペットのように見えることもあります。

アオミドロが水槽内に生えることは、見栄えが悪いことから敬遠されがちです。

また、長く伸びたアオミドロによって、飼育している熱帯魚の動きが妨げられるなどの弊害もあります。

そんな水槽内の厄介者であるアオミドロが発生する原因は、いくつかあります。

水槽内の栄養過多

水槽内の栄養が多すぎるとアオミドロが発生しやすいです。

栄養過多になるとアオミドロが発生しやすくなる栄養素は、主に、窒素やリンです。

良く言えば、水槽内が栄養で満たされており、水草が育ちやすい環境とも取れるかもしれませんが、栄養を使う水草が無く、栄養素がパンク状態とも言えます。

栄養過多に関してはこちらもご参考にしてください。

日光が当たっている

水槽の置いてある場所が悪く、日光が当たってしまい、アオミドロの育成が早い可能性があります。

アオミドロは成長する際に、葉緑体で光合成をおこない、先端から伸びて成長していきます。

アオミドロは太陽光や強い照明の光が大好物でどんどん大きく広がっていきます。

直接は当たっていなくても、カーテンの隙間から入る太陽光なども、アオミドロの成長の原因として大いに考えられます。

日光に関してはこちらもご参考にしてください。

照明時間が長い

一般的な熱帯魚水槽では、照明時間は8~10時間ほどと言われています。

これよりも照明の照射時間が長い場合や、ライトの光量が強すぎる、リビングに水槽が置いてあり、一日中照明がついてしまっているなどの理由で、アオミドロが成長している可能性があります。

水槽用ライトだけでなく、部屋を照らす用の照明も、アオミドロにとってはご飯になりうるんです。

アオミドロを発生させない方法


ここでは、アオミドロを発生させない方法を考えます。

水草を入れよう

水槽が栄養過多の場合、その余っている栄養をアオミドロに使われる前に、他の水草で消費する方法があります。

水草に肥料を与えている場合には、大きな水草を入れアオミドロが育つ隙がないように、余っているの栄養を使ってもらうイメージです。

水草の飼育に関してはこちらもご参考にしてください。

水草を入れる前にチェック

水草その前に・・・ 3個セット

アオミドロは、購入した水草を入れた際に、どこかしらにくっついていて、それが水槽内で発生。という事がほとんどです。

水草を水槽に入れる前に、トリミングや、水洗いや薬剤を使用した前処理をしておくといいでしょう。

アオミドロ対策におすすめの水草

アオミドロが成長するのに必要な、水槽内では過分になっているリンや窒素などの栄養素を吸収してくれるおススメの水草は、成長が早い水草です。

アナカリス

(水草)メダカ・金魚藻 国産 無農薬アナカリス(5本)

アナカリスは、成長が早く、栄養の吸収率がいいことで知られています。

アナカリスは、丈夫な水草で、水槽底面に植え付ける必要がないため、育てやすさや、水草の管理の面で優れています。

マツモ

(水草)国産 無農薬マツモ(5本)

マツモも、アナカリスと同じく、成長が早く、水槽底面に植え付ける必要がない水草です。

水槽内が富栄養化した場合でも、換水をしてから栄養吸収能力に優れたマツモをいれておくことで、アオコやアオミドロを防ぐことができます。

マツモに関してはこちらもご参考にしてください。

日光から水槽を守ろう

もしも直射日光が当たっている場所に水槽を置いてある場合は、移動させるか、窓に遮光カーテンなどを取り付けましょう。

直射日光が水槽にあたることで、水槽内のアオミドロが光合成をおこない、どんどんと成長するきっかけになります。

日光を遮断するだけでも、アオミドロの成長を止めることができます。

アオミドロが発生しにくい水槽の置き場所は、直射日光があたらずに、掃除がしやすく、普段から観察できる場所が必要なので、ベストな水槽設置場所を選ぶのは、なかなか難しいです。

そんなときはこちらの記事を参照ください。

照明時間を工夫しよう

リーベックス(Revex) コンセント タイマー スイッチ式 節電 省エネ対策 24時間 プログラムタイマー PT25

照明時間は、一般的な熱帯魚水槽で約8時間ほどと言われていますが、アオミドロやコケの発生が多い場合は、照明時間を減らすなどして、工夫してみましょう。

上に紹介したような、照明用のタイマーを使用することも、アオミドロ対策として有効です。

照明用のタイマーを使うことで、水槽の照明の照射時間をあらかじめて設定しておくことができるので過剰な光の供給を減らせます。

照明時間に関してはこちらの記事もご参照ください。

アオミドロの駆除方法

水槽にアオミドロが発生してしまったら、すぐに駆除しましょう

駆除方法は何個かあるので、試していきましょう!

機材などについている場合

機材などにアオミドロがついてしまっている場合は、できればその機材を一旦水槽からバケツなどに取り出し、歯ブラシやピンセットなどで、クルクルとアオミドロを絡めとりましょう。

それでも取れない場合はメラミンスポンジなどを使用して擦るのも良いです。

どの用具も100円均一で揃えることができるので常備しておくといいでしょう。

用具に関してはこちらもご参考にしてください。

水草についてしまった場合

水草にアオミドロやコケや藻がついてしまった時は、ごしごし擦れば落ちますが、水草にダメージを与える場合があります。

水草についてしまったアオミドロは、優しく絡めとるようにしましょう。

水草の手入れに関してはこちらもご参考にしてください。

薬品を使おう

アオミドロ対策に薬品の多用はおすすめしませんが、専用の薬剤を使用すると簡単に抑制できます。

ウィローモスなどのを入れている場合、育成に影響する場合がありますので、抑制剤使用時は隔離するなど注意が必要です。

ベルテックジャパン Bioコケクリア (淡水・海水両用)

ベルテックジャパン Bioコケクリア 1000ml(淡水・海水両用)

コケの発生を抑制してくれる、天然成分由来の抑制剤で、効果は約一か月です。

注意点としては、ウィローモスやリシアの水草は枯れてしまう場合があります。

ニチドウ フック式モンテ

ニチドウ フック式モンテ水槽用 2123200

コケの光合成を阻害する薬品なので、アオミドロにも有効です。

リン酸塩除去剤

エーハイム リン酸除去剤 3パック入

富栄養化に傾いた水槽内の、主にリン酸やケイ酸塩を除去してくれる吸着剤です。

水草よりも栄養吸収力の強いアオミドロやコケの成長に必要な、過分な栄養素を吸い取ってくれます。

藻を食べる魚を投入しよう

アオミドロは藻ですから、食べる魚もいます。

掃除や薬品を使っても完璧に取り除くのが難しいアオミドロですが、効率的に減らすことができます。
アオミドロを食べる魚の中でもっとも効果的なのが、ブラックモーリーです。

ブラックモーリー

(熱帯魚)ブラック・モーリー(4匹) 北海道航空便要保温

ブラックモーリーを入れる際は、体長に気を付けつつ元からいる魚との相性や混泳について調べてから、入れるようにしましょう。

モーリーに関してはこちらもご参考にしてください。

ペンシルフィッシュ

(熱帯魚)ナノストムス・ベックホルディ(3匹) 北海道航空便要保温

ペンシルフィッシュもアオミドロ対策にはとてもいい魚です!
魚以外ですと、体の大きなヤマトヌマエビがおすすめです。

コケ・藻対策の生物に関してはこちらもご参考にしてください。

エビでアオミドロを駆除できる?

アオミドロ発生時の増殖予防として、エビに初期のアオミドロを食べさせることができます。

ヤマトヌマエビの場合

(エビ)ヤマトヌマエビ(10匹)(+1割おまけ)

ヤマトヌマエビは、発生したての柔らかいアオミドロを食べてくれます。

アオミドロが成長し、硬くなると、ヤマトエビは食べなくなるので、アオミドロが発生する前に予防として飼育するか、初期のアオミドロのうちに投入するのがおススメなエビです。

ミナミヌマエビの場合

(エビ)ミナミヌマエビ(20匹)+(2匹おまけつき) 北海道・九州・沖縄航空便要保温

ミナミヌマエビは、更にごく初期の、柔らかいアオミドロを食べてくれます。

ミナミヌマエビが食べるアオミドロは、生え始めのものなので、それ以降のアオミドロは駆除してくれません。水槽への、ミナミヌマエビの投入時期には注意が必要です。

アオミドロが発生する前に、ミナミヌマエビをコケ予防要員として飼育しておくのがおススメです。

まとめ・アオミドロ対策と駆除、除去方法について!発生させない方法までを徹底解説します

アオミドロの生える水槽は富栄養化な一面があります。一見、水槽の邪魔者と思われがちなアオミドロですが、アオミドロが発生する水槽は、水草育成に向いた環境であることも忘れてはいけません。

アオミドロを撃退して綺麗な水槽を維持しましょう

アオミドロは水槽の観賞性を大幅に下げてしまうため、対策を行いたい藻です。

とはいえ、アオミドロが発生する水槽は、水草の育成にも向いている栄養価の高い状態の水槽だともいえます。

アオミドロが増える前に、成長の早いアナカリスやマツモなどの水草を育成することでアオミドロの増殖をおさえましょう。
また、水槽内のコケを抑制する薬品で、アオミドロを発生させないようにする方法もあります。

早期のアオミドロの駆除には、エビや魚などを投入して食べてもらう方法もおススメです。

アオミドロの発生原因を知り、綺麗に駆除し、発生させないように徹底して、素敵なアクアリウムライフを送りましょう。

藻の対策に関してはこちらもご参考にしてください。

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執筆者 アクアガーデン

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