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熱帯魚水槽の水質が悪化したらpHを測ろう!

見た目的に病的な兆候がないけれどなんだか熱帯魚やエビなどの生体に元気がない、様子がおかしいといったときには、病気のほかに水質を疑う必要があります。

水槽セッティング当時は生体にピッタリで綺麗だった水槽内の水も、飼育していくうちにさまざまな要因で水質が悪化したり酸性に傾いたりします。

水質が悪化しているかどうかを判断するのには、pHを測る方法が一番です。今回はこのpHについてやpHが変化する原因、pH測定に必要な道具などについてお話していきます。

そもそもpHって何?

熱帯魚やエビなどの生体を飼育するときによく耳にするpHですか、アクアリウム初心者だときちんと理解できていない人が多いですよね。

pHとは、水中に含まれている水素イオンの濃度のこと。水質がアルカリ性か酸性かを判断する数値です。水槽を立ち上げる際には、水槽内の水のpHを飼育する生き物に合うように調整する必要があります。

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pHを測ることでわかること

pHを調べることでわかることは2つあります。ひとつめは、水質を酸性にさせる物質がどれだけ溶け込んでいるかどうかがわかります。熱帯魚やエビなどの水棲生物は、自然環境下で生息している場所の酸度が違います。そのため生体に合わない場合には体調を崩してしまうんです。

2つめは水中に生体に悪影響を与えてしまう、硝酸塩がどれだけ蓄積されているかを知ることができます。餌の食べ残しやフンなどといったものから、硝酸塩は発生してしまいます。

水換えの頻度が少なかったり、水槽内の掃除をしていない・水槽内に生体を入れ過ぎているなどといった状況になってくると、この硝酸塩の蓄積量が増えていきます。

硝酸塩の数値が高い場合はかなり水質の悪化が進んでいて、人の目で見ても水が汚れているのがわかる場合が多いです。

pH測定のタイミングと水換えの頻度

テトラ (Tetra) pHトロピカル試薬 (5.0-10.0)

pHを測るタイミングですが、定期的に行うのは水換えの前がよいとされています。水換え前にpHを測ったときに、水槽内の生体にあった値の±0.5前後の差がある場合の水換えは妥当です。

しかし1以上の差があるのなら相当水質が悪化しているので、水換えはもう少し頻度を上げて行う必要があります。

水換えのタイミングでなくとも、生体の様子がおかしいといったときにはpH測定を行い、必要があれば水換えをします。ただし定期的な場合でも緊急時でも、水換えによるpHショックには注意してください。

基本的に水換えは2週間に1度くらいの頻度で行いますが、水槽のサイズなどによって変わってきます。水換えのタイミングややり方についてはこちらの記事を参考にしてください。

pHショックとは?

(熱帯魚)コバルトドワーフグラミー (約5cm)<1ペア>[生体]

pHショックとは、pHの数値が大きく変わるほどの急激な水質変化によって、水換え後に生体が急に暴れたり、苦しむ・ぐったりして元気がなくなってしまう状態のことです。体力の落ちている生体の場合には死んでしまうこともあります。

グッピーの場合だとヒレがボロボロになってしまったり、色が白くなってしまうといった現象が起こることもあります。

アクアリウムでのpHの数値基準

エコペーハー + テトラ pH/KHマイナス 500ml

アクアリウムでのpHの数値は、人間の暮らしている環境のもとは若干基準が異なります。アクアリウムでのpHの数値基準は次のようになります。

  • 酸性:~6.0未満
  • 弱酸性:6.0~7.0
  • 中性:7.0
  • 弱アルカリ性:7.0~8.0
  • アルカリ性:8.0以上

自分が飼育しようとしている生体がどのような水質を好むかをきちんと把握して、生体に適応した水質を維持しましょう。

pHが変化する原因は?

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pHが変化してしまう要因はいくつかあります。まず底床にソイルを使用していたり、レイアウトに石や流木などといったものを使用している場合です。この場合長期間使用していることにより、石やソイルに含まれる成分が水中に溶け込むために、水質が変化してしまいます。

次に考えられるのはCo2の添加です。CO2を添加するとほとんどの場合pHが下がってしまいます。

このほかにも水換えを繰り返すことにより、水道水に含まれているリン酸や硝酸の蓄積などもpH変化の要因になってしまいます。

pHを測るのに必要な道具

PHの測定方法には「pHメーター」、「pH測定試験薬」、「pH測定試験紙」の3つの方法があります。それぞれどのような使い方をするのか説明していきます。

pHメーターで測定する方法

ニッソー PHモニター NEO

「pHメータ」という機械を使用して、水槽内のpHを測定する方法です。価格は安いものなら1,000円台から購入することができますが、一般的には1~2万円前後のものが使われていることが多いようです。

機械なので誤差は±0.1~0.2程度と、かなり正確な数値を測定でき測定時間も30秒~1分ほどと早いです。機械が壊れるまで何度でも使用可能です。

しかし年数が経ってくると誤差が生じてくるようになります。誤差が出るようになった場合には、pH測定器用の専用液で校正をする必要がります。

この校正ですが、機械によってpH7.0で調整する1点校正、pH7.0とpH4.0で調整する2点校正、pH7.0とpH4.0とpH9.0で校正する3点校正の3タイプがあります。

pH測定試験薬で測定する方法

テトラ (Tetra) pHトロピカル試薬 (5.0-10.0)

「pH測定試験薬」は、試験管などの容器に水槽の水を入れ試験薬を滴下し、水の色でpHを判断するものです。数値的な判断はできません。

pH測定試験薬の値段は1,000円ほどで、50回程度測定することができます。

pH測定試験紙で測定する方法

アズワン pH試験紙 ロールタイプpH0-14 /1-1254-01

「pH測定試験紙」はpH測定試験薬の紙版といったところで、学校の理科の実験で使われているリトマス試験紙を思い浮かべると分かりやすいですよ。こちらの用紙は海水用と淡水用と別れていることが多いです。水槽内の水に試験紙を浸すだけなのでとても簡単です。

値段は1,000円以下なので、あまりお金をかけたくないという人や、おおよそのpHがわかればいいという人向けです。

まとめ:定期的にpHを測って生体の住みやすい環境を整えよう!

今回はpHについてやpHが変化する原因、測定方法などについてお話しました。アクアリウムをする上で、水質管理は基本中の基本です。水質がしっかりと安定していれば、生体も元気でストレスもな軽減され病気になりにくくなりますので、pH測定で水質管理をしっかりと行いましょう!