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糸状ゴケ対策!食べてくれる生物とは!?

これまで、トロピカは数えきれないほどのコケと戦ってきました。

氷山の一角です。多くの記事をまとめてきましたが、それほどまでにコケ問題はアクアリストにとって切っても切り離せない問題の一つです。

そんな数々のコケの中から、今回は糸状ゴケの対策について考えていきましょう!

糸状ゴケとは

糸状ゴケの正体

これが糸状ゴケです。


円で囲った箇所に注目です。糸のようなものがたくさん伸びています。

その名の通り、糸のように細く長く伸びるタイプのコケです。

多くは緑色をしていますが、時には茶褐色だったり灰色だったりするものもあります。

種類も分類も多種多様で、糸状ゴケ=この種類、と決まっている訳ではないようです。

ぽやぽやと生え始めたかと思えば、いつの間にか長くなっており驚愕、という方も多いのではないでしょうか。

長くなってくると今度は水草に絡まりはじめ、取ろうとして引っ張ると思いのほか強度があり、水草ごと引っこ抜けてしまうなんてこともしばしば。

いつものようにメラミンスポンジでこすっても、なかなかとれません。

ひょろひょろした見た目のくせに、かなり厄介なのが糸状ゴケです。

そもそも、なぜ糸状ゴケは生えてくるのでしょうか?

糸状ゴケが生える原因

上記のように、糸状ゴケと一口に言っても種類は様々。そのため、発生原因も様々です。

しかし、主なものに以下の4点が考えられます。

  • 水槽内の富栄養化
  • 照明の当てすぎ
  • 強すぎる水流
  • 高い硬度

強すぎる水流、高い硬度というのが糸状ゴケ発生原因の特徴の一つともいえます。

しかし、水流がない場所にも、低い硬度の水槽にも生えます。

糸状ゴケは、発生原因が多岐であり、原因を突き止めるのが難しいのです。

種類が多いので当然といえば当然かもしれません。
それ故に、多くのアクアリストたちを悩ませてきました。

しかし、諦めるのはまだ早いです!

この厄介な糸状ゴケを、生物兵器で駆除してしまいましょう!

糸状ゴケを食べてくれる生き物たち

コケも広義でいえば植物の一種なので、当然ながらそれらを食べる生き物がいます。

あれだけ悩まされた糸状ゴケも、見方を変えればただエサ。

生き物の力を借りて、糸状ゴケをきれいさっぱり食べてもらいましょう!

糸状ゴケを食べてくれるナイスガイたちを紹介いたします!

ヤマトヌマエビ

(エビ・貝)ヤマトヌマエビ(5匹) 本州・四国限定[生体]

コケ取り生体の主砲!ヤマトヌマエビです!

そう、彼らは糸状ゴケも食べてくれるのです。

60cmの水槽であれば、だいたい10〜15匹程度入れておけば、一週間もしないうちにきれいさっぱり食べ尽くしてくれます。

人間では手が届かないような場所や、生えはじめの気づきにくい糸状ゴケもきれいに食べてくれるので、糸状ゴケが生える前から予防として入れておいても良いでしょう。

糸状ゴケだけでなく、様々な種類のコケを食べてくれるので、水槽に必ず入れておきたい生体でもあります。

同じエビの仲間にミナミヌマエビという、ヤマトヌマエビより小型のエビもいます。

糸状ゴケ対策にはヤマトヌマエビがよいでしょう。

はじめに紹介したように、糸状ゴケは、手で取り除こうとしたら絡まった水草ごと引っこ抜けてしまうくらいの強度があります。
そのため、小さいミナミヌマエビでは固くて食べきれない可能性があります。

糸状ゴケにお困りの方は、是非ヤマトヌマエビを入れてみてください。

ただし!
エビ類は水質の変化に非常に敏感なので、水換えは丁寧に行ってくださいね!

ヤマトヌマエビとミナミヌマエビの違いについては、こちらで詳しくまとめています↓

サイアミーズフライングフォックス

(熱帯魚)サイアミーズ・フライングフォックス(4匹) 本州・四国限定[生体]

続いて紹介するのは、サイアミーズフライングフォックスです!

サイアミーズフライングフォックスはタイが原産のコイの仲間。体を横切る黒い帯が特徴的な、細長い姿をしています。

岩や流木、水草の表面に生えた糸状ゴケを舐めとるようにして食べてくれます。

サイアミーズフライングフォックスがすごいのは、食べてくれる苔の種類の多さ。

糸状ゴケだけでなく非常に多くの種類のコケを食べてくれ、なんと駆除のしにくさNo.1の黒ひげゴケまでも食べてくれるというのですから驚きです。

ヤマトヌマエビと同様、コケ取り生体として人気の種類です。

60cm水槽で3〜4匹程度で十分でしょう。

やや注意が必要なのは、人工飼料に慣れてしまったらコケを食べてくれなくなることと、成長した時の体の大きさです。

成長は比較的ゆるやかですが、最大で12cm程度にまでなります。
結構、存在感あります笑

また、成長に伴い獰猛になる傾向もあるようなので、他の熱帯魚との相性も考えながら導入しましょう。

ブラックモーリー

(熱帯魚)ブラック・モーリー(4匹) 本州・四国限定[生体]

コケ取り生体のスーパーサブ、ブラックモーリーです。

真っ黒な姿が目を引くブラックモーリーも、糸状ゴケをしっかり食べてくれます。

元々草食性が強い魚で、体が大きく、顎の力も強いため、硬い糸状ゴケもなんのその。

コケ以外にも、水草の新芽などやわらかい部分をかじってしまう時もあるので注意が必要です。

またブラックモーリーは卵胎生で、グッピーなどと同じように稚魚の状態で母親から生まれます。
繁殖も簡単に楽しめる熱帯魚です。

60cm水槽だと、3〜4匹程度で十分です。

糸状ゴケの他にも、ネバネバとした藍藻や、水面に発生する油膜なんかも食べてくれる、少し変わった熱帯魚です。

そしてこのブラックモーリー、変わっているのは食べるものだけではありません。
なんと、海水飼育もできるのです!

時間をかけて少しずつ海水に慣らしていくと、完璧に海水に順応し、カクレクマノミと泳がせることもできます。

面白い熱帯魚ですね!

さいごに

厄介な糸状ゴケは生き物の力を借りて退治しましょう!という記事でしたが、やはり最強のコケ対策は適切な水換えです。

きちんと水換えさえ行っていれば、コケは生えません。

コケ取り生体を入れれば勝手にコケ食べてくれるから大丈夫、ではなく、日頃から愛情を持って水槽のお手入れをすることがなによりなのです。

しかし、それでも生えてきてしまったときは、生き物に任せてコケを食べつくしてもらいましょう!

トロピカでは、様々な種類のコケ対策を取り上げています。

美しい水槽を維持して、素敵なアクアリウムライフをお送りください!