熱帯魚・金魚の水槽・アクアリウム情報メディアサイト「トロピカ」

フォローする

磯遊びで採集した海水魚を飼育しよう! 持ち帰り方から飼育方法まで

海で採集することはとても楽しいことです!!

夏から秋にかけては、チョチョウウオなどのカラフルな熱帯魚を関東でも採集することができます。

しかし、磯採集で捕まえた生き物を持ち帰り飼育するとなればそれなりの知識が必要です。

ここでは、磯採集で採集した生き物の持ち帰り方から飼育方法まで解説していきます。

採集した生き物の持ち帰る方法

採集した生き物を持ち帰るには、専用の道具が必要です。

最低限下記道具は用意しましょう。

  1. バケツ
  2. エアーポンプ
  3. エアーチューブ
  4. エアーストーン
  5. エアーポンプ用乾電池

採集におススメ! 釣り具用バケツ

伸和(SHINWA) コマセバケツ 角20 ナチュラル (N)

採集した生き物を入れて持ち帰るのにバケツは必須です。

なかでも、釣具屋で購入可能な通称コマセバケツがおススメです。

他のバケツとの違うコマセバケツの特徴ですが、エアーチューブの専用の穴が設けてあることが最大の特徴です。

なぜなら、コマセバケツ本来の用途は生き餌をいれるための物です。

生き餌を元気に生かすためにエアー供給できる加工が施されているのです。

また、コマセバケツの中でも大小大きさは様々です。

車の採集する場合は、持ち帰る重さ関係ないため20リットル以上水量が確保できるコマセバケツを用意しましょう。

電車で採集へ行く場合は、持ち帰る時の重さを考えると10リットル程度の水量が確保できるバケツを選ぶと良いです。

なお、持ち帰る際のバケツの水量に対し魚の数が多いほど状態よく持ち帰ることは難しいです。理由は、バケツの中が過密になるほど水質が悪化してしまうからです。

そのため、10匹以上と数多く持ち帰りたいときは20リットル以上のバケツを用意して車で行くことをおススメいたします。

採集の心臓部! エアーポンプ

ニッソー 乾電池式エアーポンプ α-B1

酸素を供給するのにエアーポンプが必要です。

エアーポンプは電源不要の乾電池式のエアーポンプを用意しましょう。

熱帯魚専門店や釣具屋で購入することができます。

乾電池式エアーポンプを使用する注意事項として2つ覚えておいてください。

  • 作動音が大きい
  • 故障が多い

作動音の問題について

車で持ち帰る場合なら関係ないかとおもいますが、電車での場合作動音が大きいため、周囲の方もエアーポンプの存在に気づくでしょう。

音の存在に気を遣う必要があることを把握しておきましょう。

故障の問題について

乾電池エアーポンプは、わたしの経験上、繰り返し使用すると故障する可能性がある製品です。

とくに、前回使用から時間が空く場合は注意が必要です。

かならず、事前にエアーが正常に出るか確認しましょう。

本体が振動していてもエアーが出ていないなんてこともあります。

かならずエアーで確認しましょう。

長さに注意! エアーチューブの選び方

スドー デラックスチューブ 白

基本的に1メートルもあれば足ります。

また、1メートル以上となれば、乾電池式エアーポンプは空気圧が弱いためエアーが発生しなくというリスクも考えられます。注意して選びましょう。

エアーチューブは乾電池式エアーポンプを購入すると付属で入っている場合が多いです。

もし、無い場合は熱帯魚専門店で購入することができます。

エアーポンプ用のエアーチューブは、各観賞魚メーカーから発売されていますがチューブの太さは共通です。

そのため、必要な長さを選んで購入するようにしましょう。

プロおススメ! セラミック製エアーストーン

スドー バブルメイト 10×L20? S103-I

エアーストーンは目の粗いセラミック製の小型エアーストーンをおススメします。

乾電池式エアーポンプは空気圧が弱いため、目が細かい、または大型ストーンと抵抗が大きくかかると正常に泡が発生しません。

材質はセラミック製のエアーストーンが劣化しにくくおススメです。

なお、エアーチューブ同様で乾電池式エアーポンプを購入するとエアストーンも付属されてくるとおもいますので、新たに購入する場合は本記事を参考にし検討してみてください。

じつは大事! 乾電池の選び方

パナソニック エボルタNEO 単1形アルカリ乾電池 4本パック LR20NJ/4SW

おススメの電池はパナソニック製のエボルタ電池です。

いろいろな電池を使用しましたが、最も電池が持ちますのでおススメです。

エボルタ電池を使用しても、15時間程度しか電池が持ちませんが、採集から持ち帰るだけなら問題ないでしょう。

もし、それ以上かかる場合なら予備電池を持っていれば安心です。

 

とくに、100ショップの乾電池は持ちが悪いことが多いため、長時間の持ち運びに使用する際は必ず複数予備電池を持っていくなど注意しましょう。

 採集した生き物の飼育方法について

無事持ち帰ることができたら、早速水槽に放ちます。

飼育方法は、一般的な海水魚を飼育する方法と同じです。

採集して持ち帰る場合は、2週程度前から水槽を用意し受け入れ準備をしておきましょう。

採集した生き物を飼育する飼育方法をご紹介いたします。

水槽

エーハイム グラス水槽 EJ-60 60

最低でも60センチ以上の水槽は用意しましょう。

採集した生き物にもよりますが、チョウチョウウオなどの遊泳スペースが必要な魚を飼育することができる最小サイズが60センチです。

採集した生き物がストレスなく泳げるよう、60センチ以上の水槽サイズを用意しましょう。

なお、60センチ水槽の場合、8センチ前後の魚が10匹以下を目安とすると良いでしょう。

ろ過器

ろ過器は海水魚同様、オーバーフローろ過システムがおススメです。

やはり圧倒的にろ過材スペースが豊富のろ過システムのため、オーバーフローより良いろ過は見当たりません。

オーバーなお、フローシステムの次におススメなのは、上部ろ過システムです。

ジェックス グランデ カスタム600

上部ろ過システムが向いている特徴は3点です。

  1. 好気性バクテリアの定着
  2. ウールマットが使用可能
  3. エアー供給が可能

好気性バクテリアの定着

オーバーフロー水槽同様、密閉式のろ過システムでないため、ろ過材に定着するほとんどのバクテリアが好気性バクテリアです。

好気性バクテリアは、アンモニアなどの有害物は害の少ない硝酸塩まで素早く分解することで、海水魚を安定して飼育することが可能です。

ウールマットの仕様

寿工芸 薄型高密度マット10枚入

こちらもオーバーフロー同様、ウールマットを使用できます。

ウールマットでろ過することを物理ろ過と言い、強制的に粗めのゴミを取り除きろ過材に落ちるゴミを減らしてろ過材の目詰まりを抑制することができます。

そして、ウールマットが汚れてきたら簡単に交換することもできるのも特長です。

水が汚れるアサリなどの生餌を与える場合はとくにおススメです。

エアー供給

上部フィルターのデメリットとして、エアーが水槽内に入り込むというのを水草水槽で良く言われますが、海水魚水槽ではメリットへ変身します。

海水魚水槽では、水槽内に酸素が8パーセント程度必要です。

そのため、ろ過されて水が排水される際の酸素供給は大きなメリットとなるのです。

底砂

底砂を敷かないベアタンクをおススメします。

採集した生き物は、はじめは人工餌を食べないこともあるため生餌を与える場合もあるでしょう。

その際に、生餌から雑菌が砂の中に入り込む可能性があるため、砂を敷かないようにします。

砂の中に入り込めば、魚が暴れて砂が舞った場合に水槽内に砂の中に潜んでいた雑菌が拡散し、魚が病気になる可能性が高いのです。

どうしても見た目を意識し砂を敷きたい場合は、底面が見えない程度と薄くする程度に留めるようにしましょう。

海水

人工海水を使用し海水を作ります。

比重は1.018程度と薄めで作っておき、採集してきた水を比重計で計測し同じ比重に合わせるようにしましょう。

また、初心者の方は採取場所の天然海水を使用するのは控えましょう。

天然海水は良い菌もいますが、病原菌などの魚にとって悪い菌が存在します。

悪い菌を水槽内に入り込めば、一気に水槽崩壊する可能性が出てきます。

そういったリスクを無くすため、天然海水の使用は控えると良いでしょう。

クーラー

ゼンスイ 小型循環式クーラー ZC-100α

水槽水温28度以上が続く場合は、水槽クーラーの導入を検討しましょう。

水温が高くなると、バクテリアが衰弱、または死滅するためろ過能力が落ち水質悪化の原因となってしまいます。

一生懸命採集してきた魚を大切に飼育するためには、夏の時期はとくに水温を気にするようにしましょう。

殺菌灯

カミハタ ターボツイスト Z 9W

生餌を与える場合は殺菌灯を設置することをおススメします。

生餌は雑菌を持ち込む可能性があるため、魚が病気になる可能性が高まります。

生餌を与える場合は、殺菌筒を用意することも検討しましょう。

採集してきた生き物を飼育しよう

磯採集した生き物の持ち帰り方法と、その後の飼い方について解説させていただきました。

いろいろな生き物が自然の中で生きている姿を目の当たりでき、また、捕まえたあとにアミの中を覗き込み、何が捕れたかドキドキできることが磯採集の魅力ではないでしょうか。

ただし、磯採集も相手は自然です。

触れたら危険な生物や、急な高波、時には集中しすぎて熱中症になるなど危険要素をはらんでいることも事実です。

磯採集に行く場合は、ベテランの方と行くか家族や友人など複数人で行くことをおススメします。

最後に、磯採集で捕まえた魚も大切な命です。

持ち帰る場合は、万全な受け入れ水槽が整っていること、そして受け入れ水槽に対しての適正量に留めるようにしましょう。

自宅に持ち帰っても飼育する水槽が無い、またはとりあえず持ち帰ろうということはせず、持ち帰ることに不安な場合は無理せずリリースすることが大切です。

では、皆様が磯採集をしたお魚を楽しく大切に飼育できること願っています!!