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【画像で解説】人工海水の作り方! 比重や水温について

熱帯魚飼育と海水魚飼育の大きな違いは、を使うということです。

塩といっても食塩でなく、マリンアクアリウム専用の人工海水を使います。

なかには、直接海に汲みに行くなどして天然海水を使用している方もいますが、天然海水は調達に手間がかかるため、手軽に海水が作れる人工海水が主流となっています。

ここでは、人工海水の作り方と比重や水温との関連性について解説していきたとおもいます。

人工海水の作り方

ナプコ インスタントオーシャン プレミアム 120リットル 4kg 人工海水

人工海水は、バケツに水道水を溜めて適量の人工海水を溶かせば簡単に海水を作ることができます。

各メーカーから人工海水が販売されていますが、どれを選んでいただいても構いませんが、水道水を直接注げるカルキ抜きが含まれているものや、サンゴ飼育に特化した高成分の商品などありますので、飼育目的に合った商品を選ぶと良いでしょう。

ここでは、人工海水シェアナンバーワンである、ナプコリミテッド社のインスタントオーシャンを使って説明していきます。

準備するもの

バケツの容量に合わせて、人工海水15リットルを作る過程をご紹介します。

  1. 人工海水(インスタントオーシャン)
  2. 15リットル用バケツ
  3. 軽量カップ
  4. 比重計

水道水を注ぐ

はじめに、バケツに水道水を注ぎます。

水道水を注ぐ場合、下記2点を注意します。

カルキ抜き

インスタントオーシャンはカルキ抜きが含まれている商品でのため、水道水をそのまま使うことができます。

もし、他の商品でカルキ抜きが含まれていない場合は、このタイミングでカルキ抜きを入れましょう。

テトラ (Tetra) コントラコロライン プラス 1000ml

水温

水温は24~26度に合わせましょう。

これは、どの人工海水でも同様です。

海水は、温度が高くなる夏場は比重が低くなり、水温が低くなる冬場は比重が高くなります。

少し複雑ですが、水温が高くなると海水内の分子が活発に動きます。

そうなると海水内の一部を計測したときに、計測した分子数が少なくなってしまいます。

これが、夏場は比重が低くなる理由です。

テトラ (Tetra) デジタル水温計 ブラック BD-1

人工海水を投入

バケツに水温とカルキを調整した水を用意したら、人工海水を投入します。

人工海水の量は、商品により誤差がありますのでメーカー推奨使用量を基に算出します。

インスタントオーシャンは、10リットルで内容量360グラムという商品があるためそれを基に算出しましょう。

こちらの商品説明では、水温24度で10リットルの水道水に、360グラムの人工海水を溶かすと比重約1.023の人工海水が作れるとのことです。

ということは、1リットルあたり36グラムとなるため、15リットルの人工海水を作るには、36グラム×15リットル=540グラムを溶かします。

ただし、ここで注意する点が。

わたしはこの基準とは異なるやり方をひており、15リットルのバケツに対し450グラムと少ない塩を溶かして作ります。

簡易比重計を使っているからかもしれませんが、メーカー推奨量を溶かすと高濃度の比重となってしまいます。

そういった理由から、わたしは少なくして作っています。

攪拌

水と人工海水を手でよくかき混ぜます。

もし、大量に海水を作る場合で大型のバケツを使う場合は、水流ポンプを使い攪拌する方法がおススメです。

バケツ底の沈殿物がなくなり、水が透明にならなければ正しい比重を計測できません。

しっかり攪拌させましょう。

比重を計測

比重を計測する方法は2つあります。

簡易式比重計

ナプコ インスタントオーシャン シーテスト比重計

わたしは、こちらを愛用しています。

海水をすくうだけで簡単に比重を計測することができます。

コストパフォーマンスが良く手軽に計測できること、また、最適比重範囲が色分けされておりわかりやすいことも特長です。

デメリットは、大きく2つです。

  • 簡易計測器のため精密な比重計測ができないこと
  • 定期的な交換が必要

精密な計測ができないのは事実です。

それは、デジタル比重計で同じ水を計測すると異なる値が計測されることがあります。

また、定期的に新しく交換することも大切です。

比重計の針の部分に塩が乾燥して固着すると正しく計測できないため、わたしは2か月に1度交換しています。

屈折比重計

アタゴ ポケット糖度・濃度計 海水比重 /2-8655-01

屈折比重計とは、光を基準として計測するため正確な値が計測できます。

いろいろな屈折比重計がありますが、ATAGO社の屈折比重計がおススメです。

ATAGOの屈折比重計は、1、2滴で正確に計測ができるという優れものです。

また、屈折計唯一の弱点である周囲温度による比重のズレについても、この商品はクリアしています。

デメリットは、やはり簡易計測器と比べると高価なことでしょう。

ただ、失敗しにくい海水水槽の管理を突き詰めると、必需品となる商品であることは間違いありません。

まとめ

いかがでしたか。

人工海水の作り方から、水温や比重との関連性について解説させていただきました。

最近では、京都にある京都水族館や東京にある墨田水族館も人工海水を使用しており、水道水が綺麗な日本には人工海水は向いてるとおもいます。

海外ではRO水必須のとことも多いのが現状です。

ここで解説したことを、以下にまとめてみました。

  1. 人工海水の作り方
  2. バケツに水道水を注ぐ(水温は24~26度に調整)
  3. 人工海水を適量入れる(1リットルあたり36グラム)
  4. 水道水と人工海水をよく混ぜる
  5. 比重を計測する(比重は簡易計測器がおススメ)

最後になりますが、いろいろな人工海水がある中でインスタントオーシャンを使う理由は、融解速度が速いからです。

わたしは、時間が限られる中で海水を作ることが多いため、素早く人工海水が作れることは最も重要なファクターです。

また、人工海水シェア1位のブランドを掲げるナプコリミテッド社のインスタントオーシャンは、絶対的な安心感があります。それは、15年ほど使用し順調に水槽管理ができているわたしの経験からも裏付けされています。

人工海水を作る場合は、ここで解説した方法を基礎としてこだわりの人工海水を作ってみてはいかがでしょうか。

それでは、楽しいマリンアクアリウムライフをお過ごしください!!

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熱帯魚業界歴もうすぐ20年!
海水やアクアテラリウムなど、さまざまな水槽を担当してるアクアリストです。
よろしくお願いいたします!