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【2024年】初心者向けの水槽セットをプロが厳選!選び方とサイズ別おすすめセット

コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。

アクアリウムでは、毎年多くの水槽や機材が発売されています。
細かなニーズを満たす機能の開発も進んでおり、「種類が多すぎて何を購入したら良いのか」と悩んでしまう初心者の方は多いです。

そこでおすすめなのが水槽と機材が一式になった水槽セットです。
どの機材が必要なのか・機材によってどんな効果が期待できるのかわからない場合でも、セット内容を確認すれば、最低限必要な設備を知ることもできます。

アクアリウム初心者におすすめな水槽セットを小型水槽から90cm水槽まで、サイズ別でご紹介いたします。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

アクアリウムのプロが監修、おすすめの水槽セットと選び方

東京アクアガーデンには知識、経験豊富なアクアリウムのプロが在籍しています。
このコラムでは『初心者の方に特におすすめできる水槽セット』について解説しています。

どういったポイントに気を付けて選べば良いかを具体的にアドバイスします。

購入した水槽セットの設置方法や、熱帯魚の飼育方法はこちらをご覧ください。

熱帯魚の飼い方

小型~90cm!アクアリウム初心者向け水槽セット

おすすめの水槽セットを下記の条件で選定しました。

  • 必要な設備が揃っているビギナー用
  • 通販などで購入しやすい
  • 熱帯魚飼育に向いているサイズ

ここではコンパクトな小型水槽から、中型の90cm水槽までをご紹介いたします。

■小型水槽:テトラ リビングキューブ

テトラ (Tetra) リビングキューブ 20 オールインワン水槽 淡水・海水用 (容量 約20L) 水槽 アクアリウム 熱帯魚 メダカ 金魚

厳密には水槽セットではなく、ろ過装置が一体化した『オールインワン水槽』ですが、飼育に必要な機能が整っているおすすめの製品です。

横幅は約25cmほどで、高さが違う2種類があり、それぞれ水量が12Lと20Lほど入ります。
水流調節が可能なため、プラティやネオンテトラなどの小型熱帯魚や、メダカなどの飼育にも向いている水槽です。

水槽、背面ろ過フィルター(ポンプ付き)、照明、フタ、ろ材を組み立てて使用するため、コンパクトに設置できる点が魅力です。
あとは、水槽用ヒーターと水温計、カルキ抜き剤などを買い足せば、問題なく運用できます

オールインワン水槽では、濾過装置が入っている部分(背面)内に、水槽用ヒーターを配置することもできます
魚たちが泳ぐ水槽部分をすっきりと見せることが可能です。
※機材のサイズによります。

ただし、ろ過装置が一体型なので個別販売されているパーツ以外は交換できません。
故障した場合は、水槽事交換する点にご注意ください。

飼育を始める際には、きれいな飼育環境を保つために水槽掃除用品も忘れずに準備しましょう。

小型水槽セットは、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。

■45cm水槽:コトブキ プログレ 450 9点セット

寿工芸 プログレ450 9点LED

曲げガラスが美しい45cm水槽のセットです。
シリコン部分が通常のガラス水槽に比べて少ないため、掃除がしやすい点もメリットです。

付属品が上部式フィルターで水槽用ヒーターが無く、金魚用の餌が付属しているなど金魚飼育に向いている内容です。
こちらの水槽で約42L入るので、水を汚しやすい金魚でも飼育しやすいです。

フタはありますが底床材は付属しておりませんので、大磯砂などを別途購入しましょう。
砂利の解説は下記のコラムをご参照ください。

■60cm水槽:GEX ラピレスRV 60GT LEDセット

ジェックス ラピレスRV60GT LEDセット 曲げガラス ハイパワーフィルター入

本格的なサイズの熱帯魚水槽をすぐにスタートしたい方に向いた水槽セットです。
LEDライトのほかに上部式フィルター・温度固定式のヒーター・カルキ抜き・水質調整剤が付属しています。

ガラス製フタもついているので、水温の保温や熱帯魚の飛び跳ね対策も万全です。

底床材は付属していないので自分で選ぶ必要がありますが、曲げガラスを使用している水槽セットの中では、リーズナブルな製品です。

60cm水槽についてはこちらの記事をご覧ください。

■90cm水槽:GEX グラステリア900 6点セット 外部フィルター付

GEX AQUARIUM グラステリア900 6点セット メガパワー付属 高さ約50cmハイタイプ 水槽3年保証フレームレス水槽W90×D40×H50.5cm 約160L

ハイパワーな外部式フィルターが付属しています。
その他にはカルキ抜き、ガラス製フタも2枚が付属していますが、水槽用照明と底床材は付属していないので、別途購入する必要があります。
付属フィルターが外部式なので、金魚などの観賞魚よりも熱帯魚飼育に向いています。

90cm水槽に関してはこちらの記事も参考にしてください。


水槽セットを購入するメリットとは?

熱帯魚やメダカ・金魚飼育用の水槽セットは各メーカーから発売されています。

水槽セットを購入するメリットとして、後になって機材を買い足す必要が少ないことがあげられます。

いきなり初心者が、たくさんの機材を選ぶのはハードルを感じてしまい、本来楽しい趣味であるはずのアクアリウムにマイナスのイメージを持ってしまうこともあります。
知らずに飼育する熱帯魚に向かない機材を選んでしまっては、二度手間です。

水槽セットを購入すれば、水槽に最適なサイズの機材が揃っているので、初心者でも機材選びに困りません。
そして、まとめて購入したほうが個別に機材を購入するよりも総額が安くなることが多いのもメリットの1つです。

水槽セットに含まれている機材は様々ですが、観賞魚飼育に最低限必要となるものは下記の3点です。

  • 水槽
  • ろ過フィルター
  • ろ材

また、熱帯魚の場合は以下のアイテムも必要です。

  • 水槽用ヒーター:熱帯魚にあった水温に保温する機材
  • 水温計:水温をチェックして、魚が健康に暮らせる環境を管理
  • フタ:飼育水の蒸発や、魚の飛び出しを防ぐ
  • 水槽用照明:生き物の生活リズムを整える。水草育成にも必要
  • カルキ抜き剤:生き物が住める飼育水を作る

これらのアイテムが含まれていないセットもあります。
しかし、メインの機材が揃っていれば、買い足す必要がある機材やアイテムの見立てを行いやすいです。

水槽の選び方についてはこちらの記事もご参考になってください。

水槽セットの選び方

水槽セットを購入する際には、気を付けたいポイントがいくつかあります。
選び方のポイントをご紹介いたしますので、水槽セット選びの参考としてご一読ください。

水槽の選び方

水槽は小さいサイズになるほど水質の管理が難しくなります
水量が少ない=汚れが溜まりやすい=水質が悪化しやすい、からです。

そのため、初心者の方には60cm水槽がおすすめです。
「60cmでは大きい!」という場合には30キューブ水槽~45cm水槽ほどのサイズを選ぶと、水量をそこそこ確保しやすいので運用難易度が下がります

購入を検討している水槽サイズが一般の規格サイズかどうかも確認しましょう。

規格サイズとは、例えば60cm水槽で言えば60×30×36cmのように、一般的に流通しているサイズの事を指します。

使用しているうちに照明やろ過装置、ガラスフタなどが壊れてしまうこともあります。規格外サイズの場合、適合サイズのものを探すのが難しいです。
一般的な規格水槽を選べば、使用できる機材も充実しています。これは大きなメリットです。

そして、水槽はどのサイズでも、水を入れるとかなりの重さになります。
水槽の重量を支えられない台に水槽を乗せてしまうと、破損などのトラブルにつながります。耐荷重が十分な置き場を確保できない場合は水槽台も同時に購入することをおすすめしています。

水槽の重さや、水槽台について詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

ろ過装置がセットに含まれているか


ろ材とは、水槽内の飼育水をきれいにするろ過フィルターに入れるろ過材のことです。
ろ材は水中のごみを濾すだけでなく、水質を安定させるバクテリアの住処になる大切なアイテムです。

水槽セットでは、ろ過フィルターはついていても、ろ材はついていない場合があります。
運用前に、必ずろ材があるかを確認し、手元にない場合は別途購入しましょう。

初心者向きの水槽セットには、メンテナンスがとても簡単なタイプがあります。
しかしお手入れが楽でも、ろ材がカートリッジタイプのものは交換と同時にバクテリアが減りやすい点にはご注意ください。

ろ材を交換する際には、一度にすべてを交換せず、可能なら飼育水で洗って再利用するのがおすすめの管理方法です。
それでも、極端に汚れている場合は、すぐに交換しましょう。

ろ材が多く入る、ろ過フィルターを選ぼう

ろ過フィルターの役割は、水中のゴミを取り除くことだけではありません。

飼育水の中の汚れ(アンモニアなど)を毒性の低い成分に変換してくれる、『硝化バクテリア』の住処になることが大きな役割です。バクテリアがいなければ、魚たちを長期飼育することはできません。

バクテリアはデコボコしたところに定着しやすいため、ろ材は基本的に多孔質です。

ろ材量が多く、水流が適切なほど、多くのバクテリアが住み着けて、水質をより安定させられます

ろ材は色々なタイプが販売されていますが、セラミックろ材のように、再利用できるタイプがおすすめです。その理由はバクテリアの維持がしやすいからです。

ろ材が再利用できない場合、数か月に一度新しいものに交換することになります。ですが、それまで使っていたろ材を捨てる=住み付いたバクテリアたちも一緒に捨てることになります。そうなると水質の安定が期待しにくくなってしまうのです。

ろ過フィルターやろ材についてはこちらの記事を参考にしてください。

砂利・底砂は飼育生体に合ったものを選ぶ

ジュン (JUN) プラチナソイル ノーマル ブラック 8リットル

水槽セットでは、基本的に底材はセットになっていません。
理由としては、飼育する生き物によって、最適な底砂が異なるからです。

メダカは田砂、金魚は大磯砂といったように、体調や性質によって向いている底床材が違います。

熱帯魚やエビ、水草のなかには『ソイル』などの、専用の底砂が必要な種類がいます。

底材が合わないと体調を崩す・枯れてしまうことが多いので、そういった生体を飼育したい場合は、相性を確認したうえで用意しましょう。

そして、海水魚向けの水槽セットは淡水の熱帯魚には向かないので、事前に仕様を調べてから購入します。

底床材に関してはこちらのコラムをご覧ください。


水槽用照明の性能

水槽セットに含まれている照明は、標準的な照明であることがほとんどです。
これは、飼育できる生き物の種類を広げるためなのですが、水草を育成する場合は、水草専用の照明が必要です。

強い光を必要とする水草の育成をする場合は、照明の光の強さが十分かどうか確認してから購入しましょう。

光の強さが弱いものしか見つからない場合には、照明が付属していない水槽セットを購入して、お好みの照明を購入しましょう。そのほうが理想とする環境を作りやすいですし、無駄が生じません。

水槽用の照明についてはこちらのコラムもご参照ください。

水槽用ヒーターは必要か

水槽セットを購入する場合に見落としがちなのが、水槽用ヒーターです。

日本には四季があるので、秋から冬になると外気温の影響で水温は低くなってしまいます。

熱帯魚の多くは、22~28℃が飼育適温です。水温が低くなると熱帯魚は体調を崩してしまい、病気にかかりやすくなります。

熱帯魚を飼育する場合は必ず水槽用ヒーターを用いましょう

テトラ (Tetra) 水槽 26℃ミニヒーター 100W 安全カバー付 熱帯魚 金魚 メダカ アクアリウム

水槽用ヒーター自体は多く流通していますので、適合水量があっていればお好みの水槽用ヒーターを購入しても問題ないです。

病気になった熱帯魚の治療を行う際に、水温を高く設定ことがありますので、やはり保温機材は手元にあったほうが便利です。

病気の治療を行うのに使うなら、温度調節機能(ダイヤル)付きの水槽用ヒーターが望ましいです。

通常時は温度固定式の水槽用ヒーターで十分ですが、病気時に使用する機種は別で用意すると安心です。

また、水槽用ヒーターは消耗品です。機種や個体差もありますが、メーカーの品質保証期限はおおよそ1年です。
予備の水槽用ヒーターがあると安全にアクアリウムを楽しむことができます。

水槽用ヒーターに関して詳しく知りたいという人はこちらの記事をどうぞ。

消耗品は水槽セットに含まれていなくても良い

ジェックス コロラインオフ 1個 (x 1)

アクアリウムを始めると、カルキ抜きやろ材のマット、水質調整剤、餌などさまざまな消耗品を使用します。

消耗品がセットに含まれていなくても別途用意すれば良いので、問題はありません。
『これ以上商品を追加したら、購入しにくい価格になってしまう』ということで、あえて付属していないセットもあります。

購入時のポイントとしては、消耗品は予備をストックしていたほうが、緊急時に対応しやすいので少し余剰分を準備しておくと良いです。
飼育する生体の種類・性質を考慮し、必要なものを選ぶと無駄がないです。

カルキ抜きなどについてはこちらの記事をご覧ください。

自分の目的に合わせたセット内容かどうか

「基本的な水槽セットを購入すれば大丈夫だろう」と思えますが、自分がどんな水槽を作りたいかイメージしてからの購入をおすすめします

熱帯魚ではなく水草レイアウトをメインとした水槽を作りたいという場合には、CO2(二酸化炭素)添加が必要になることがあります。

CO2を添加する場合は、フィルターは外部式にします。上部式や投げ込み式フィルターだとCO2が逃げてしまうからです。
自分の作りたい水槽をイメージして必要な機材の含まれているセットを選びましょう。

アクアショップオリジナルのセットもある

水槽メーカーが発売している水槽セットの他に、アクアリウムショップがオリジナルの水槽セットを販売していることがあります。

水槽や機材だけでなく熱帯魚や金魚、メダカ・水草とセットになっているタイプのものなら、すぐに飼育がはじめられます。

まとめ:【2024年】初心者向けの水槽セットをプロが厳選!選び方とサイズ別おすすめセット

今回はアクアリウム初心者向けの水槽セットのおすすめ商品を、サイズ別にご紹介しました。

水槽セットは機材を選ぶ手間を省くことができますが、セット内容が各商品で異なるので使用頻度の低いものが含まれていることもあります

規格外のサイズの水槽セットは、部品が故障しても適合サイズのものを探しにくいというデメリットがある点には注意です。

底床材やろ過方式などについては水槽セット購入前に確認し、飼育する熱帯魚などにあったものを購入しましょう。

【関連記事】

水槽セットの選び方について良くあるご質問

水槽セットを購入する際の選び方は?

  1. イメージする水槽に近いか
  2. 飼育予定の生体にあっているか
  3. セット内容と価格感に納得できるか

水槽セットの魅力は、設備がすぐに揃う手軽さと価格感なので、この3つを基準に選びます。
セットに含まれていないけれど必要な機材は、個別に買い足して理想の飼育環境を整えましょう。

水槽セットのメリットとは?

魚飼育に必要な機材一式を手軽に揃えられることです。
ろ過フィルターなどの設備があらかじめ入っているため機材選定の手間が省けますし、アクアリウム初心者でも安心して水槽を始められます。
セットになることでお得感のある価格に抑えられている場合もあります。

水槽セットはどこで購入できますか?

アクアリウムショップや通販サイト、ホームセンターなどで購入できます。
ショップオリジナルの飼育セットを設計・販売している店舗もありますので、比べながらイメージに合ったものを選ぶと良いです。
東京アクアガーデンのオンラインショップでもアロワナ飼育セットを販売しています。

水槽セットに水槽用ヒーターはあると良いですか?

熱帯魚飼育なら必須です。
四季のある日本では年間で大きな気温差がありますので、保温のために設置します。
水槽セットに含まれていない場合は、水槽の水量にあったW数の水槽用ヒーターを別途購入しましょう。
熱帯魚以外にも飼育場所・方法によっては必要になる場合があります。

 

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  • アクアリウムの管理、熱帯魚に関するお電話でのご質問は承っておりません。
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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答

  1. 小坂竜一 より:

    コメント失礼します。サイト拝見させてもらいました。川魚の飼育を考えているおり、初心者なので水槽セットの購入を検討しています。川魚を飼うのにおすすめのセットを教えてもらえないでしょうか。

    • アクアガーデン編集部 より:

      コメントありがとうございます。
      川魚の種類にもよりますが、上部フィルターのセットがおすすめで、サイズは60cm以上が良いです。
      しかし、冷たい水を好む魚種を飼育する場合は水槽用クーラーが必要なため外部フィルターで管理します。
      外部式はセットではあまり販売がないため、水槽サイズに合わせて個別でご購入いただくかたちが多いです。
      カワムツなど水流がある場所にすんでいる魚は、このほかに水流ポンプを使用して環境を再現します。

      東京アクアガーデンでは飼育生体などを伺って、最適な設備を選定するサービスも行っています。
      https://tag-store.net/?mode=f35

      水槽に合わせて上部フィルターの制作も可能です。
      https://tag-store.net/?mode=f53

      お気軽にお問い合わせください。

執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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