アマゾンソードのように水草の中央から放射状に葉が伸びるロゼット型の水草は、水槽レイアウトでも人気のある水草です。
今回はこのロゼット型水草の特徴と、アクアリウム初心者におすすめなロゼット型水草をランキング形式で10種類ご紹介していきます。
目次
- 1 ロゼット型水草の特徴とは?
- 2 初心者におすすめのロゼット型水草ベスト10
- 2.1 初心者におすすめのロゼット型水草1位:アマゾンソード
- 2.2 初心者におすすめのロゼット型水草2位:ピグミーチェーン・サジタリア
- 2.3 初心者におすすめのロゼット型水草3位:バリスネリア
- 2.4 初心者におすすめのロゼット型水草4位:エキノドルス
- 2.5 初心者におすすめのロゼット型水草5位:クリプトコリネウェンティグリーン
- 2.6 初心者におすすめのロゼット型水草6位:ヘアーグラス
- 2.7 初心者におすすめのロゼット型水草7位:タイニムファ
- 2.8 初心者におすすめのロゼット型水草8位:アヌビアス・ナナ
- 2.9 初心者におすすめのロゼット型水草9位:アポノゲトン
- 2.10 初心者におすすめのロゼット型水草10位:サジタリア・ナタンス
- 3 丈夫で育てやすいロゼット型水草の特徴と初心者におすすめ種類ベスト10
ロゼット型水草の特徴とは?
ロゼット型水草の特徴は、1本の茎から枝や葉が伸びるのではなく、ホウレンソウのように根元から放射線状に茎や葉が伸びて成長していく水草です。
中心に新しい茎や葉が出来上がるので、トリミングのときは古い外葉をメインに切り落としていきます。
成長が早すぎて困る場合には、カッターの刃をソイルの中に挿し込んでロゼット型水草の伸びている根を切断するという方法で、成長を抑えることが可能です。
前景に使用できる小さなものから、中景・後景に使用できるものとロゼット型水草の大きさは豊富なので、水槽レイアウトに取り入れやすいです。
初心者におすすめのロゼット型水草ベスト10
それではここから、アクアリウム初心者におすすめなロゼット型水草をランキング形式で10種類ご紹介していきます。
比較的育てやすい種類が多いので、水槽のレイアウトに悩んだ時などに参考にしてください。
初心者におすすめのロゼット型水草1位:アマゾンソード
ロゼット型水草の代表と言えるアマゾンソードは二酸化炭素の添加なしで育てることができ、初心者でも育てやすい水草です。水槽のレイアウトだけでなく、エンゼルフィッシュなどの産卵に使われることもあります。
アマゾンソードはランナーというつる状のものを地中に伸ばし、ランナーの先に子株ができて株が増えていきます。
水槽内の環境が良いとどんどん葉が伸びていき、60センチ水槽でも持て余すほどの大きさに成長するため、水槽レイアウトでは後景に使用されています。
初心者におすすめのロゼット型水草2位:ピグミーチェーン・サジタリア
ピグミーチェーン・サジタリア はそれほど強い光量を必要とせずCO2の添加がなくても育てることができます。また床材はソイルだけでなく大磯砂で育てることもできます。
光量の強さによって草丈が変わってきますが、水槽レイアウトでは前景~中景に使われることが多い水草です。
アマゾンソード同様ランナーで増えますが、比較的株の近くに子株ができることが多く、育てるときには肥料は多めに与える必要があります。
初心者におすすめのロゼット型水草3位:バリスネリア
テープのような半透明の葉を持つバリスネアは、水槽レイアウトでは中景~後景に使われる水草です。対応できる環境の幅が広く、成長が早く光合成を活発に行う水草でもあり、初心者におすすめの水草の代表的なものでもあります。
Co2がなくても育てることが可能で、ソイルや大磯砂を底床に使うことができ、ランナーによって増えるため、株分けもしやすいです。
初心者におすすめのロゼット型水草4位:エキノドルス
まるでタンポポの葉のようなエキノドルスはアクアリウム初心者でも育てやすい水草と言われています。種類も多く、エキノドルスだけを育てているアクアリストもいるほどです。
葉の幅があるため、水槽内に入れると存在感が大きく迫力のある水槽レイアウトを作ることができます。
エキノドルスもランナーで増えるので、株分けは容易です。
初心者におすすめのロゼット型水草5位:クリプトコリネウェンティグリーン
クリプトコリネウェンティーグリーンは低光量・Co2添加なしでも育てることができます。光量によって葉の色が変わり、強い光量の場合には葉の色は茶色がかってくるという特徴型水草のあります。
成長はやや遅めですが、葉にボリュームがあるので、複数株を水槽内に入れることで、迫力のある水槽を作ることができます。
初心者におすすめのロゼット型水草6位:ヘアーグラス
ヘアーグラスは日本でも自然環境下で自生しており、河川や水田などに生えています。日本での名称は「マツバイ」と言われており、水槽レイアウトでは前景に使用されることが多いです。
アクアショップで「ミニヘアーグラス」の名で販売されているものは「チシママツバイ」と呼ばれている種類で、ヘアーグラスの半分ほどの草丈のものです。
Co2の添加なしでも育てることができますが、早く育てたい場合にはCo2を添加したほうがよく、安定した光量が必要になります。
初心者におすすめのロゼット型水草7位:タイニムファ
タイニムファは赤系の水草です。草丈は30センチにもなるため、水槽のレイアウトでは後景に使われています。
タイニムファは睡蓮の仲間で、球根の状態で販売されていることも多いです。Co2の添加なし・低光量で育てることも可能なのでアクアリウム初心者向けのロゼット型水草です。
水槽に入れるときは、大きくなったときのことを考えて周囲にある程度のスペースを空けておく必要があります。
球根から出てきた新株を切り離し、底床に植えるだけで増えていくので、増やし方も簡単な水草です。
初心者におすすめのロゼット型水草8位:アヌビアス・ナナ
アヌビアス・ナナはアクアリウム初心者向けの水草の一つで、水槽レイアウトにもよく使われています。
底床に根を張るのではなく、岩や流木などに根を活着させる水草で、成長は遅めなので葉にコケが付くことがある点は注意が必要です。
弱い光量、CO2の添加なしでも育つことができ、水質も幅広く対応することができます。ソイルを使わず、溶岩石や砂利などといた底床で育てることも可能なので、幅広い水槽レイアウトに使うことができます。
初心者におすすめのロゼット型水草9位:アポノゲトン
アポノゲトンはCo2添加なしでも育てることができ、日本の水に適応することができる丈夫な水草でレースプラントの仲間として知られ、葉の幅が狭くウェーブを持っているのが特徴です。
アクアリウム初心者でも栽培が簡単で、成長速度が速く、大型になる種類が多いことでも知られています。
水槽のレイアウトに使う場合には大型水槽内に複数株をまとめて植えこむか、小型水槽では1株だけ植えるという使い方をする人が多いです。
初心者におすすめのロゼット型水草10位:サジタリア・ナタンス
サジタリア・ナタンスはシベリアや極東に分布している水草です。日本名を「カラフトグワイ」といい、北海道の釧路地方に生息していたと言われていますが、現在では日本で自生していたものは絶滅しているともいわれています。
草丈は大きいものだと50センチ近くになるため、大型水槽の後景に使われることが多いです。
光量やCo2、肥料が多めだと葉は真っすぐ大きく成長していき、葉先が水面に届くくらいになるとスプーン状の浮葉が形成されます。
逆に光量やCo2が少ないと葉が放射線状に開いてしまい、上に向かってうまく育たないので、形よく育てたいのであればCo2の添加とある程度の光量が必要になります。
ランナーで増えるので株分けが簡単で育てやすいです。
丈夫で育てやすいロゼット型水草の特徴と初心者におすすめ種類ベスト10
今回はロゼット型水草の特徴と、アクアリウム初心者におすすめな丈夫で育てやすいロゼット型の水草をランキング形式で10種類ご紹介しました。
同じロゼット型水草といっても、種類によって葉の形状や色、草丈のサイズなど様々なものが存在します。
色合いや草丈を考え他の水草と組み合わせることで、理想の水槽レイアウトを作ることも可能です。
基本的にC02なしで育てることが可能な種類でも、Co2があったほうが育ちがよくなり発色もよくなるので、キレイに育てたいのであればCo2や光量・肥料を気にしてあげましょう。

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