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病気になった熱帯魚を隔離しよう!隔離水槽の種類と使い方を解説

熱帯魚が病気になってしまったとき、治療のためによく他の水槽に移しますがこの治療用の水槽のことを「隔離水槽」という名称で呼ぶことがあります。

隔離水槽は病気の治療のほか、産卵のための隔離だったり、いじめられている熱帯魚を一時的に避難させる、水槽に導入前のトリートメントをするために入れておくといった目的で使われることがあり、さまざまなタイプものもががあるんです。

今回はこの隔離水槽の種類や使い方についてお話していきます。

隔離水槽とは?

隔離産卵箱のミニエビ水槽

隔離水槽とは水槽内で病気が発生した際に、他の熱帯魚に病気が移らないよう病気の熱帯魚を非難させ、治療を行う水槽のことを指すことが多いです。治療目的の場合には「治療水槽」と呼ぶ人もいます。

また繁殖のためにペアを一時的に入れておいたり、産卵のためにメスを隔離しておく、出産後の稚魚をある程度の大きさになるまで親と離して育てるために使うことも多いです。

混泳水槽の場合、特定の熱帯魚がいじめられている場合には、いじめられている熱帯魚やいじめている側の熱帯魚を隔離水槽に入れて様子を見ることもあります。

このほかにもショップから購入してきたばかりの熱帯魚のトリートメント目的で使用されることもあり、使用目的に多様性のある水槽です。

アクアリウム初心者の場合、隔離水槽についてはあまり気にしていない人が多いですが、新しい熱帯魚購入時や病気になったときなどにあると便利なので、小さなサイズの物でもよいので1つは用意しておいたほうがよいでしょう。

隔離水槽の種類と使い方

隔離水槽は小さな水槽や昆虫を飼育するようなプラケースのほかに、水槽内や水槽外に設置するタイプなど、実にさまざまなタイプがあります。

それぞれ目的によって向き不向きがあるので、病気の治療や産卵のためなど使用目的にあったものを選ぶようにしましょう。

ここでは隔離水槽の種類と使い方について説明していきます。

プラケースや普通の水槽を別で用意する

マルカン プラケースワイドビューBL(大) PW-04BL

病気の治療の場合、他の熱帯魚に感染させるわけにはいかないため30センチくらいの小さな水槽や昆虫飼育などに使うプラケースを、一時的な隔離水槽として使うことが多いです。

病気治療やトリートメントの場合には塩浴や薬浴を行うため、水草やソイルを入れることができません。

病原菌は高温に弱いため、水温を上げるのにヒーターを設置したり、酸欠を防ぐためにエアーを入れることもあります。

いじめられている熱帯魚や逆に他の熱帯魚を追いかけまわして攻撃するような気性の荒い熱帯魚を隔離するときには、ソイルや水草を入れて環境を作ることもあります。

しかしあくまでも一時的な避難先なので、なるべく早く飼育水槽を用意してあげるようにしましょう。

サテライト

スドーの外掛式産卵飼育ボックス『サテライト』(SUDO SATELLITE)

サテライトは飼育のメイン水槽の「外側に取り付けるタイプ」の産卵箱のことを言います。

エアーポンプとホースを接続する必要がありますが、メイン水槽内の水をポンプの力でボックス内に循環させるため、安定した水質で産卵させ、稚魚を育てることができます。

産卵や稚魚の飼育以外にもショップで購入した熱帯魚やサンゴの水合わせや、いじめられている熱帯魚の隔離や、ソイルを入れて水質調整を行うといったこともできます。

またちょっと変わった使い方としてはお子さんの夏休みの自由研究のために、サテライトでエビや小魚の生体観察に利用することもできます。

循環した水は水槽内に戻ってしまうために熱帯魚の病気の治療のために使うことはできません。

また水槽の外に設置するため、外気温の影響を受けやすいので水温の上下が激しいという欠点もあります。

産卵ボックス

(熱帯魚)ミックスバルーンモーリー(4匹) + ベビーボックス・プラス セット  本州・四国限定

産卵ボックスは水槽内に設置するものが多く、中には水槽内に浮かせておけるタイプのものがあり、グッピーのような卵胎生メダカの産卵に使われることが多いです。

基本的に産卵ボックスの隙間から水槽内の水が入り込むようになっているため、水質は安定しますが稚魚が隙間から外に出てしまうことがあるようです。

小さな隙間から稚魚だけが下の空間に落ちて親に食べられるのを防ぐタイプのものや、仕切りのついているものなどさまざまなタイプの産卵ボックスがあります。中には外掛け、内かけのどちらでも使えるタイプもあるので、水槽回りのスペースや水槽のサイズを考えて商品を選びましょう。

(サンライン)Sun Line水槽用 人工 水族館 隔離ボックス インキュベーター フローティング 稚魚 トラップ 飼育箱 産卵箱

仕切りタイプのものは、産卵だけでなく弱っている個体を隔離したりするときに使われることが多いです。仕切りのないものはエビやウーパールーパーなどの個体を隔離して飼育することに使う人もいます。

使い方は水槽の縁にひっかけておくだけと楽なタイプが多多いです。水槽内の水が流れ込む仕組みになっているものは、サテライトのようにポンプなどを設置する必要がありません。

しかし病気の治療に使う場合には、水槽内の水が入らなく作りになっているものを選ぶ必要があります。

産卵ネット

ジェックス メダカ元気 育成ネット角型

産卵ボックスの全面にネットを使用しているため、通水性がよいですが仕切りなどがないためメスの産卵が終わったら、メスを飼育水槽に戻す必要があります。

使い方は水槽の縁にひっかけておくだけなのでとても簡単です。

水槽内に設置するために病気の治療に使うことはできませんし、ネットに色がついていると横からでは中の様子がわかりにくいといったデメリットがあります。

またブラインシュリンプのような細かな餌は網目をすり抜けてしまうことが多く、フンはネットを通り抜けることが少ないため、まめに産卵ネット内を掃除してあげる必要があります。

産卵用として販売されていますが、どちらかというといじめられている熱帯魚や弱っている熱帯魚の隔離に使うほうがあっている隔離水槽です。

隔離水槽は自作やオーダーメイドをすることもできる

隔離水槽 完結編  【死にそうだった熱帯魚が完治するまで】

なかなか自分の思っているようなサイズやデザインの隔離水槽がないときは、自作することもできます。

100円ショップで販売している網目の収納ケースや、コードをまとめることのできるツイストタイなどを水槽内に設置するだけでお金をかけずに隔離水槽を作ることができます。

そのほかにも100円ショップで販売されているプラケースに穴をあけるだけのシンプルなものなど、アクアリウム上級者になると自作しているケースが多いです。

また東京アクアガーデンのようにオーダー水槽を取り扱っているような会社で相談してオリジナルの隔離水槽を作ることも可能です。どうしても自分の理想にあった隔離水槽がないという場合には、見積もりや相談が無料の所が多いので、一度相談してみてはいかがでしょうか?

病気になった熱帯魚を隔離しよう!隔離水槽の種類と使い方を解説まとめ

ゴールデン&ドイツラミレジィのペア*サテライトL内で産卵!

今回は熱帯魚が病気になったり、産卵やいじめなどの理由で隔離するときに使用する隔離水槽について簡単にお話しました。

隔離水槽といっても各メーカーさまざまなタイプのものを販売しています。しかし病気治療やトリートメント目的の場合には、他の熱帯魚に病気や寄生虫が移らないように個別でプラケースや小さな水槽などで治療してあげる必要があります。

産卵やいじめられている熱帯魚、弱っている熱帯魚を隔離するときには外掛け・内掛けのどちらのタイプを選んでもよいですが、自宅の水槽の環境に合ったものを選ぶのがポイントです。