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グリーンウォーターでメダカや金魚を飼育する?メリットやデメリットとは

「グリーンウォーター」って聞いたことがありますか?その名の通り「緑の水」です。「青水」と呼ばれることもあります。

うっ、何それ……管理が悪いんじゃないの?すぐ水換えしなきゃ!と思われる方も多いかもしれませんが、そうでもありません。グリーンウォーターは、メダカや金魚を育てるのに向いているんです。

グリーンウォーターはなぜ緑色をしているのか、どうしてメダカや金魚の飼育に向いているのか、グリーンウォーターの作り方など、気になるグリーンウォーターの情報をこちらでご紹介します。

グリーンウォーターって何?

植物プランクトンが増えて緑色に見えている飼育水です

学校の理科の時間に、プランクトンという言葉を聞いたことがありますか?

プランクトンとは、水中に漂っている、目には見えないくらいの小さな生物を言います。プランクトンには大きく二つの種類があり、動物プランクトンと植物プランクトンと呼ばれます。

今回私たちの注目するグリーンウォーターは、この植物プランクトンが増殖した水なんですね。緑藻類が多いといわれています。

どうして緑色の水なのか

ひとつひとつの植物プランクトンは肉眼では見えないような小さなサイズですが、あまりにもたくさん集まっているため、緑色の水に見えているのです。

健康食品で有名な「クロレラ」や、味噌汁にいれて食べることのある「アオサ」も緑藻類の仲間です。

メダカや金魚の飼育に向いているのはなぜか

メダカの冬眠について知りたい!

植物プランクトンはとても小さな植物ですから、小さな身体のメダカや金魚にとっては、格好の餌になります。また、植物はメダカや金魚の排泄物の分解されたもの…硝酸を肥料として吸収してくれます。本来であれば水槽に蓄積してしまうので、こまめに水換えが必要になるところですが、その硝酸を植物プランクトンに吸収してもらえるのはありがたいですね。

特に、メダカや金魚が稚魚の時にはグリーンウォーターは役立ちます。本当に小さな稚魚が食べやすいサイズの餌となってくれるからです。

グリーンウォーターのメリット・デメリット

メリット:メダカや金魚の飼育に向いている

上で述べたとおり、小さな身体のメダカや金魚にとって、最適の餌となる植物プランクトンが多く浮遊しているのがグリーンウォーターです。特に稚魚の飼育には理想的な環境と言えるでしょう。

稚魚は身体が小さい上に成長が旺盛なので、常に餌がある状態を保つのが理想です。ですが、社会人の方に「一日5回餌を与えてください」と言っても、無理ですよね。ですがグリーンウォーターであれば、自動給餌されている状態なので、心配はいりません。

普通の透明の水と比べると、グリーンウォーターのほうがグングン成長していく様子がわかると思います。

また、老廃物の分解物である硝酸も植物プランクトンに吸収してもらえるので、手入れが楽というメリットもあります。

グリーンウォーターは植物プランクトンの光合成のために、直射日光が当たる場所に置くことが多いので、その効果で魚の色つきが良くなったり、魚の健康状態が良好であるという効果も期待できます。

デメリット:見た目が美しくはない

いいことがたくさんのグリーンウォーターですが、デメリットもあります。

まず、見た目が…緑色の水なので、美しいかと言われると疑問ですね。また、濃いグリーンウォーターの場合、魚の姿を確認することが難しい場合もあります。

魚にも個体差があるため、成長の速度は一定ではありません。ですから成長しきった稚魚と、まだ小さい稚魚が混泳することになります。油断すると、成長しきった稚魚が小さい稚魚を食べてしまうこともあるので、成長した魚から別の容器に移すなどのケアも必要になる場合があります。

そして、気温や日光の当たり加減にもよるのですが、あまりにも植物プランクトンが増殖しすぎると、水の中の酸素を植物プランクトンが吸いすぎ、メダカや金魚が酸欠となるケースもあります。

酸欠、魚の姿の確認のためにも、グリーンウォーターの色の濃度は薄めに保つほうが安全です。

グリーンウォーターを作ってみよう

よいグリーンウォーターの作り方

できれば暖かい時期に作り始めましょう。植物プランクトンを育てるのですから、それなりの気温が必要になります。

また、日光が当たる環境も必要ですね。

日の当たる、暖かい場所に水の入った容器を置き、メダカや金魚を投入する。これだけでもグリーンウォーターは出来ますが、不安な場合は「種水」を入れましょう。「種水」というのは、植物プランクトンを含んでいる水のことです。近所に池や田んぼでもあれば、その水をいただいてくるのもいいかもしれません。50~100mlくらいで充分です。

メダカ 小川 子供 冬眠

大量の水草を投入すると、その水草が植物プランクトンの栄養分まで吸ってしまうので、入れるとしても少量にしてください。

また、水を浄化するといわれるもの…底砂や二枚貝類も入れないようにしましょう。

もし、グリーンウォーターが濃くなりすぎてしまったら、日光を数日さえぎるか、水を加えて薄めるなどして様子を見てください。

悪いグリーンウォーターもあるので注意を

よいとされるグリーンウォーターは

  • ペットボトルの緑茶のような、薄い茶色~薄い緑色
  • いやな臭いがしない
  • 濁りがない
  • ドロッとしていない

という状態です。

これは、いわゆる「アオコ」というもので、浮遊性のラン藻類が繁茂した状態です。あまりにも繁茂しすぎると水面をびっしりおおってしまい、水中への日光をさえぎります。また、そのせいでメダカや金魚が死ぬこともありますので、非常に危険な状態といえます。

では、自分のグリーンウォーターが「アオコ」なのかグリーンウォーターなのか、どう判断したらよいでしょうか。

一番の指標は「におい」です。アオコはかなり独特のいやなにおいがしますので、すぐに判断できると思います。もしアオコが繁茂した場合でも、アオコも植物の一種なのですから、直射日光をさえぎる、水を多めに換えるなどで対応可能です。

メダカ・金魚の飼育にグリーンウォーターはオススメ

メダカや金魚を健康に、そして手間が少なく飼育できるグリーンウォーターについて解説させていただきました。

メダカや金魚を飼育することがあって、暖かい季節に差し掛かったときがグリーンウォーターを作るよい機会です。よかったらぜひチャレンジしてみてください!