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【初心者向け】メダカの飼育方法とは、水槽、エサ、水換えすべて教えます

メダカは日本にも生息している小型の淡水魚で、見た目はカラシン類と似ていますが種としては遠縁です。水質に対する適応力が高く、比較的に丈夫で飼育しやすいのでアクアリウム初心者にもおすすめできる観賞魚です。

メダカと聞くと地味な印象を抱くかもしれませんが、近年では品種改良も盛んで、熱帯魚顔負けの色鮮やかな品種もたくさん作出されています。ここでは、アクアリウム初心者の方のために、メダカの飼育法について基礎から解説いたします。

メダカとはどんな魚か?

形態的特徴

メダカはダツ目メダカ科に属する淡水魚の1種です。成魚の体長は3.5~4.0cmほどで、体色は野生種では灰褐色を基調として、背中側を中心にやや黄色を帯びます。

近年では品種改良が盛んに行われており、突然変異体を基に白色や黒色など、熱帯魚顔負けの色鮮やかな品種も作出されています。

魚体は頭部は扁平ですが後方は側扁しており、目が大きく魚体から突き出しています。背びれは魚体のかなり後方にあり、尻びれの前端よりも後ろについています。

生態・生息域

メダカは国内では青森県から沖縄県にかけて、国外では朝鮮半島と中国南部、台湾にかけて分布しています。川や池などの淡水域に広く生息しており、水質への適応力が高いことから汽水域でも生存できます。

通常では群れを作って生活しており、食性は動物プランクトンやボウフラなどの動物質のものを好みますが、水草などの植物質のものも口にする雑食性です。

産卵期は水温が高い4~9月頃で、1回の産卵で直径1.0~1.5mm前後の卵を10~20個ほど産みます。卵は10日前後でふ化し、誕生後3カ月程度で体長約3cmまでに成長します。

メダカの飼育における飼育水について

水温

メダカを飼育できる水温の範囲は5~28℃です。しかし、低温ではあまり活動せずに冬眠してしまいます。屋内での観賞用として楽しむのであれば、年間を通して25℃前後に保った方が良いでしょう。

水質

水質に関してはpH7.0の中性付近を保てば問題ありません。水質に対する適応力は高い方なので、急激な変化さえ避ければどのような水質でも成育できます。

しかし、あまりにも酸性やアルカリ性に傾いてしまうと、病気にかかったり最悪の場合は死亡してしまうので、定期的に水質をチェックして必要に応じて水換えを行ってください。

メダカの飼育に必要な器具について

水槽

寿工芸 寿工芸 コトブキ レグラスR-600L

メダカは野生下では群れを作って生活しているので、飼育下でも複数匹で飼育することが基本です。

水槽サイズに適した個体数の目安は、スタンダードな30cmクラスの水槽で10匹、同じく60cmクラスで20匹、同90cmクラスで30匹までです。水槽が大きい方が水量を確保できるので、水温と水質が安定しやすく飼育も容易になります。

フィルター

ジェックス 簡単ラクラクパワーフィルター L

フィルターに関しては、メダカはそれほど水を汚す観賞魚ではないので、外掛け式投げ込み式でも十分に機能します。しかし、メダカは強い水流を嫌うので、フィルターの排水が強い水流を生じさせないよう、配置には注意してあげてください。

照明

ジェックス クリアLED パワーIII 600 60cm 水槽用3色LED 観賞魚飼育・水草育成用 ライトリフト付

メダカは周囲の明るさで生活リズムを整えます。明るい内に活動し、暗くなると睡眠をとるなどして体を休めます。健康的な成育のためには、このリズムが安定して繰り返されることが必要不可欠です。

しかし、光源に太陽光を採用するのは、水槽に入る程度の水量ではデメリットが大きいので避けてください。照明には熱帯魚用に市販されているLED照明がおすすめです。先に述べたように暗くなる時間が必要なので、必ず消灯時間を設けてください。

底砂

No.14 Classic(大磯砂) ミディアム 9リットル(60cm水槽用)(約15kg)

底砂は導入してあげた方が、メダカが落ち着いて暮らせます。メダカのみを飼育する場合は、底砂の種類は何でも良いのですが、おすすめは管理がしやすい「大磯砂」です。

水草や底棲魚と混泳させたい時は、相手側が好む種類のものを導入しても、底砂が原因でメダカに問題が生じることはありません。

エサについて

ヒカリ (Hikari) メダカのエサ 徳用 150g

エサの種類

エサはメダカ用に配合された人工飼料が市販されています。人工飼料はメダカの育成に必要な栄養を網羅した総合栄養食となっているので、それだけでも問題なく飼育が可能です。しかしながら、同じエサを与え続けると飽きて食べなくなる可能性があります。

人工飼料を中心に、たまに冷凍アカムシなどの生餌やブライシュリンプなどの活餌を与えると栄養面でも充実し、健康的な成育が期待できます。

与え方

エサは1日に1~2回、5分ほどで食べきれる量を与えてください。食べ残しが生じると水質の悪化が早くなるので、可能な限り取り除いてください。

また、メダカが活動していない夜間にエサを与えると消化不良を起こして体調を崩してしまう可能性があります。エサは必ずメダカが活動している時間帯に与えるようにしてください。

混泳について

メダカは混泳相性が良い魚種なので、様々な種類の生体と混泳が可能です。同種はもちろんのこと、同じくらいの大きさの温厚な種類であれば他種とも混泳できます。

例えば、ネオンテトラに代表される小型のカラシン類グッピー、遊泳層が重ならない小型のプレコローチオトシンクルスなどとは特に相性が良いです。逆に魚食性が強い中~大型魚には、捕食対象とされてしまうので混泳はできません。

また水草との相性も良いので、メダカを水草水槽で飼育することも一般的です。水草を導入すると、水質浄化効果エアレーション効果など様々メリットがありますが、光量が足りないとそれらが機能しない点には注意してください。

水換えについて

水換えの頻度

水換えの頻度については、飼育環境に大きく左右されるので一概には言えません。目安となるのはpHで、生体を飼育していると酸性に傾いていきます。pH5.0を下回ってくると、適応力が高いメダカでも生存が難しくなるので水換えが必要です。

pHの測定は、誰でも簡単に測定できる検査キットが市販されているので、それを用いると良いでしょう。ご自身の飼育環境で定期的に測定し、水換えからどの程度の期間でpHが低下するか調べておくと、頻度の目安が分かります。

水換えの方法

水換えを行うときは飼育水の全量に対して1/3程度の量を交換します。全量を換えてしまうと水質が急変することと同義なので、例え綺麗な水であってもメダカのストレスになってしまいます。

その結果、病気にかかったり最悪の場合は死んでしまうので、全量を換えることは避けてください。水換えに使用する水は水道水で構いませんが、水道水には浄水の過程で塩素が添加されていることが普通です。

そのまま使用するとメダカにとって有害なので、汲み置きして一晩経過させ塩素を抜いた水を使用してください。汲み置きするのが面倒な場合は、「カルキ抜き」と呼ばれる塩素の中和剤が市販されているので、それを用いると良いでしょう。

まとめ・メダカの飼育について

メダカは日本にも生息しており、古くから飼育されてきた魚です。野生種は華やかさに欠けますが近年では品種改良によって、熱帯魚にも劣らぬ鑑賞性を持った品種もたくさん作出されています。

水温や水質に対する適応力が高い、混泳相性も良好など観賞魚の中では飼育しやすい魚種です。これからアクアリウムを始めようとしている方は、まずはメダカの飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。

水槽のプロ トロピカライターの上原巧です。
魚介類は観賞するのも食べることも好きです。
情報を発信する立場として、正確な情報を分かりやすい文章でお伝えすることを心がけています。
私の記事が皆様のお役に立てれば幸いです。