熱帯魚飼育に関する情報サイトは多いですが、海水魚飼育に関する情報サイトは少ない傾向にあります。
海水魚飼育を始めたいけれど餌がわからない人や、海水魚を育てているけれど喰いつきが悪いなどの悩みを持つ人は多いです。 餌の喰いつきの良さは味もありますが、餌の大きさなどでも変わってきます。中には餌の種類が多すぎてどれが良いの河原からないという人もいることでしょう。
今回は海水魚飼育でおすすめな餌を、プロ目線かつランキング形式で10種類ご紹介します。海水魚の餌選びに迷っている人は、餌選びの参考にしてみてください。
海水魚飼育におすすめの餌をランキング形式でご紹介!
それではさっそく海水魚飼育におすすめな餌を、プロ目線で10種類ランキング形式にてご紹介していきます。
餌の材料や配合割合はそれぞれの商品で異なるので、自分の飼育している海水魚にあったものを選ぶようにしてください。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト1:おとひめ S1
日清丸紅飼料が製造・販売している「おとひめS1」は粗たんぱく質の含有量が50パーセントと多く、海水魚を太らせる効果に期待できる餌です。
海水魚の養殖場や畜養でも使用されている餌で、海水魚の喰いつきがよく、リーズナブルなお値段で販売されています。
溶けやすく、栄養吸収率が非常に優れているので、健康的に育てることが可能になります。
粒のサイズも細かいので、人工餌を食べ始めた稚魚にもおすすめでき、幅広い種類の海水魚に与えることができる餌です。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト2:シーライフ シェアーS
シーライフの「シェアーS」は浮遊性の餌で、グルカンという病原菌に対抗する細胞の働きに活力を与える成分が含まれています。
粗タンパク質の含有量が52パーセントと高く、海水魚を太らせる効果が期待できる餌です。粒は小さめでチョウチョウウオや小型のエンゼル、ハゼ類など口の小さな海水魚に向いています。
コスパ的にはおとひめより悪いというデメリットがあります。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト3:キョーリン ひかりプレミアム 海藻70
キョーリンの「ひかりプレミアム 海藻70」はストレスに対する耐性や、活力を維持するために必要なアラキドン酸という脂肪酸を多く含んでいる海藻類を原材料に使用している餌です。
同社の「メガバイト グリーン」の配合を元に、海藻類のほか、ミネラルやビタミンなど海水魚に必要な栄養素を配合しています。
成分の約70%が海藻で、植物食性や雑食性の海水魚に向いており、ヤッコ・二サダイなどの海水魚が好んで食べる傾向にあります。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト4:セラFDブライン16g
セラの「FDブライン」はドイツのメーカーが製造している餌で、海水魚だけでなく熱帯魚にも使用することができます。
ブラインシュリンプをフリーズドライした乾燥タイプの餌で、フタを開けたときは臭いが強くてびっくりするかもしれません。しかし海水魚の嗜好性はとてもよく、クマノミなどの稚魚や初めて乾燥餌を与えるときにおすすめです。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト5:キョーリン ヒカリ (Hikari) ひかりプレミアム メガバイトグリーンS
キョーリンが製造・販売している海水魚用の「ヒカリ (Hikari) ひかりプレミアム メガバイトグリーンS 」は植物食性の海水魚向きです。
ひかり菌という生菌剤が、海水魚の腸内で活性化することで、餌を吸収しやすい状態に分解して栄養吸収をサポートしてくれます。
海苔や海藻といった各種植物性の原材料を豊富に配合しているので、植物性海水魚の体色が鮮やかになることが期待できる餌です。
柔らかさのある餌なので海水魚にとって口当たりもよく、ゆっくり沈むので餌を見つけやすいというメリットがあります。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト6:ヒカリ (Hikari) ひかりプレミアム メガバイトレッドS
キョーリンの「ヒカリ (Hikari) ひかりプレミアム メガバイトレッドS 」は餌の吸収を助ける生菌剤(ひかり菌)入の動物食・雑食性の海水魚向きの餌です。
動物性プランクトンの一種であるコペポーダや、各種動物性原料を配合することで、痩せやすい海水魚でも健康に成長させることが可能になります。
ゆっくりと沈むので海水魚の視認性がよく、海水魚が引き付けられます。クマノミやハゼ、スズメダイや小型のチョウチョウウオなどに向いている餌です。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト7:オメガワン マリーンフレークガーリック 62g 海水専用
オメガワンの「マリーンフレークガーリック」は、なんとガーリック入りなんです。人間に対して健康効果の高いガーリックは、海水魚にも良いらしく、食いつきが強いです。
ガーリックの配合は約2%とそれほど高くはありませんが、海水魚の免疫力を維持するのに必要な「不飽和脂肪酸のオメガ3と6を配合」しています。
さらに「異種下マリーンプロテイン」という、新鮮なサケの皮から抽出した天然色素を配合しているので、色揚げ効果を期待することができます。また餌の材料にでんぷんを使っていないので、水槽の水を汚しにくいです。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト8:オメガワン マイクロペレット マリーン 50g 海水専用
オメガワンの「マイクロペレット マリーン」はゆっくりと沈む沈下性の顆粒フードで、素材のつなぎにでんぷんを使っていないため、水を汚しにくいというメリットがあります。
新鮮なシーフードから抽出したマリーンプロテインを使用しているので、ストレスに耐性がつき、色揚げ効果も期待できる餌です。スプーン付きなので、餌やりのときに手を汚さずにすみます。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト9:海水魚の主食 テトラ マリン ミニグラニュール 115g
観賞魚業界では有名なテトラ社の製造・販売している餌で、アクアショップやホームセンターなどの量販店での取扱いが多いです。
顆粒状でゆっくりと水槽の下に向かって沈むため、中層や低層を泳ぐ海水魚が餌を探しやすいというメリットがあります。
粒が小さいので、スズメダイやベラ、ハゼといった小さな海水魚の主食に向いています。
海水魚飼育におすすめの餌ベスト10:キョーリン マリンプロスグリーン 50g
キョーリンの「マリンプロスグリーン」は海藻や海苔といった植物性の原料を配合しています。そのためクマノミやヤッコ、二サダイ(ハギ)や稚魚などの植物性の餌を好む海水魚の副食に適しています。
餌の成分にはひかり菌(生菌剤)を休眠状態で配合しているので、海水魚の腸内で活性化し、消化・吸収をサポートしてくれます。
フンと共に体外にでたひかり菌は、そのまま水槽内の濾過槽で栄養素の分解を助けてくれる存在となるのです。
フレークタイプの餌ですが、ゆっくりと沈下していくので、海水魚が見つけやすく食べやすいため餌の食べ残しが少なくなるというメリットがあります。
【プロがすすめる】海水魚飼育におすすめのエサ(餌)ベスト10まとめ
今回は海水魚飼育におすすめな餌をランキング形式で10種類ご紹介しました。
海水魚は熱帯魚以上に肉食・草食と食性の違いがはっきりと分かれるので、嗜好にあった成分のものを選ぶことが大切です。
自分の育てている海水魚の大きさや、嗜好をベースに海水魚にあった餌を与えて、健康な状態で飼育するようにしましょう。

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