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【初心者向け】コリドラスの飼育方法!種類、人気、値段などまとめ

コリドラスは南米原産のナマズの仲間で、混泳相性が良い傾向にあるので、クリーナー生体として水槽に導入されることが多い人気の熱帯魚です。

観賞魚としてみても種類が豊富なので色や模様はバリエーションに富んでおり、見ごたえがあるうえにコレクション性も高いと言えます。

そのため、アクアリストの中には単なるクリーナー生体に留まらず、コリドラスのみを集めて飼育する愛好家もいるほどです。ここでは、コリドラスについて種類や飼育法についてご紹介します。

コリドラスとはどのよう熱帯魚か?

特徴

コリドラスはナマズ目カリクティス科コリドラス亜科コリドラス属に分類される淡水魚の総称です。ナマズの仲間だけあり、体形は頭部が大きく全体的にずんぐりとしており、体高が高いです。

体長は成魚でも最大6cm前後と小型の種類が大部分を占め、性格もほとんどが温厚で下層を遊泳することから、クリーナー生体として人気があります。原産地は南米で、多くの品種がアマゾン川水系に生息しています。

ある程度の水流がある河川などの浅瀬を好み、食性は何でも食べる雑食性です。値段としては、ブリードされている品種だと数百円から入手が可能ですが、希少性のあるワイルド種だと1万円を超える値が付くこともあります。

寿命はミニコリ系と呼ばれる種類で約2年、その他の種類で3~5年ほどです。品種によっては胸ビレに毒を持っているので、取扱いには注意してください。

種類

コリドラスは種類が非常に多く、現在名前が付けられていないものまでを含めると、200種類以上いると言われています。ここではコリドラスの分類と代表的な人気の品種をご紹介します。

ショートノーズ

(熱帯魚) コリドラス・ステルバイ(3匹) 本州・四国限定[生体]

ショートノーズは口先が短い品種で、魚体のフォルムが特に楕円体に近く、可愛らしい印象を受けます。最も品種が多いグループで、飼育も最も容易だと言われています。代表的な品種としては「コリドラス・ステルバイ」や「コリドラス・パンダ」などが挙げられます。

セミロングノーズ

(熱帯魚) コリドラス・デビットサンジィ(ワイルド)(1匹) 本州・四国限定[生体]

セミロングノーズショートノーズロングノーズの間を取ったような種類です。外見的な特徴だけでなく、生態の面でも両者の中間的な種類と言えます。主な品種としては「コリドラス・デビットサンジィ」や「コリドラス・ヴァージナエ」などが挙げられます。

ロングノーズ

charm(チャーム) (熱帯魚) コリドラス・ナルキッスス(ワイルド)(1匹) 【生体】

ロングノーズは口先が長く伸長するのが特徴です。ロングノーズに分類される品種は少なく、そのためか単独かごく少数のグループでの行動を好みます。代表種としては「コリドラス・シムラータス」や「コリドラス・ナルキッスス」などが挙げられます。

ミニコリ系

(熱帯魚) コリドラス・ピグミー(ワイルド)(3匹) 本州・四国限定[生体]

ショートノーズの中でも成魚の体長が3cmほどの特に小型の種類を指します。コリドラスの中では遊泳性が高く、あちこちを群永する様子が可愛らしい人気の種類です。代表的な品種としては「コリドラス・ピグミー」や「コリドラス・ハステータス」などが知られています。

エレガンスタイプ

(熱帯魚) コリドラス・エレガンス(ワイルド)(3匹) 本州・四国限定[生体]

ショートノーズの中でも特に体高が高い、あるいは低いなど、特徴的な体形を持つ種類のことを指します。ミニコリと同様に遊泳性が高いのも特徴です。飼育法などはショートノーズに準じるので、よく泳ぐコリドラスを飼育したい方におすすめです。

主な品種としては「コリドラス・エレガンス」や「コリドラス・ナポエンシス」などが知られています。

コリドラスの飼育法

水温・水質

コリドラスの飼育が可能な水温は20~28℃です。しかし、低水温では白点病にかかりやすくなるので、年間を通して25℃前後に保った方が無難です。また、高温には比較的弱く30℃を超えると危険なので、夏は冷却ファンやクーラーを、冬はヒーターを用意して保温してください。

コリドラスが好む水質は、pH5.5までの弱酸性から中性の軟水です。水質の維持にあまり神経質になる必要はない魚種ですが、意外と水を汚す魚である点は留意しておいてください。

水槽・フィルター

寿工芸 寿工芸 クリスタル水槽 KC-600S(60×30×36cm)

少数のコリドラスのみを飼育するのであれば、水槽のサイズは30cmから飼育が可能です。しかし、小型水槽は入る水量が少ないせいで適した飼育環境の維持が難しいため、初心者の方には60cmクラスの水槽での飼育を推奨します。

フィルターについては、コリドラスは大食漢な品種が多く小型魚の割には水を汚しやすいので、ろ過能力に優れる上部式外部式を選択すると良いでしょう。水草と混泳させたい場合は、水草の成長に必要なCO2を逃がしにくい外部式をおすすめします。

底床材

田砂 (たずな) 1kg

コリドラスは底棲魚なので、底に何も敷かないベアタンクでの飼育は向いていません。飼育の際には底床材を導入してあげましょう。

コリドラスの飼育に適している底床材は「田砂」や「大磯砂」などの砂です。コリドラスは砂の中に口先を突っ込んでエサを探す習性があるので、飼育下でもその行動ができるようにすることでストレスの少ない飼育ができます。そのため、導入する底砂はなるべく粒の小さいものを選んでください。

一方で、水の硬度を上昇させアルカリ性に傾ける効果のあるサンゴ砂や、物理的な力で崩れやすいソイルなどは、コリドラスの飼育には向かないので留意してください。

エサ

テトラ (Tetra) コリドラス 120g

コリドラスは雑食性なので何でもよく食べてくれます。エサは人工飼料を中心に、たまにブラインシュリンプ冷凍アカムシなどの生餌を与えると、栄養バランスも良くなり健康的な成育が期待できます。

コリドラスはクリーナー生体として飼育されている様子をよく見かけますが、他の熱帯魚の食べ残しだけでは足りないので必ず別途にエサを与えてください。

与え方は1日に1~2回、食べ残さない程度の量を与えます。生餌の場合はピペットで吸い込んで底砂付近に撒くか、底棲魚用のエサ入れを用いると良いでしょう。人工飼料は底棲魚用に配合された、沈下性のものを与えてください。

混泳について

熱帯魚との混泳

コリドラスは温厚な品種が多いので、魚食性を持つものや気性が荒いものを除けば、多様な魚種と混泳させることが可能です。特に上層を遊泳する魚種とは、お互い無関心なことが多いので混泳相性は良好です。例としては、カラシングッピーメダカアカヒレなどが挙げられます。

一方で、底棲魚との混泳は注意が必要な場合があります。まず、同種に関してですが、ロングノーズは縄張り意識が強い傾向にあるので、混泳させたい場合は縄張りが重ならない十分な飼育スペースが必要です。

また、プレコローチ大きくなる品種は、気性が荒くなる傾向にあるので混泳は避けた方が無難です。相性が良い底棲魚としては、ロングノーズ以外の同種やオトシン小型のプレコや同ローチなどが挙げられます。

水草との混泳

コリドラスは底砂を掘り返す性質があるので、根を張るタイプの水草との相性はあまり良くありません。また、コリドラスの飼育においては底砂のメンテナンスが重要ですが、根張りする水草を植えることでメンテナンス性を悪化させてしまいます。

よって、そのような水草と混泳させたい場合は、流木などに活着させたものや、小型の鉢などに植えた状態で導入すると良いでしょう。活着させやすい水草としてはアヌビアスナナミクロソリウムウィローモスなどが挙げられます。

コリドラス水槽のレイアウトとメンテナンス

水作 プロホース エクストラ M

コリドラスはエサをよく食べるため、フンの量も多くなります。フンを放置しておくと底砂が汚れ、それが原因でヒゲやヒレが溶ける病気にかかってしまう場合があるので、底砂のメンテナンスが重要です。

底砂の洗浄には市販の底砂クリーナーを用いると楽に掃除できます。頻度としては飼育する個体数にもよりますが、1~2週間に1回は掃除することをおすすめします。

また、コリドラスはある程度の水流があった方が、健康的に飼育できることが知られています。フィルターの排水口にディフューザーを取り付けるなどして、水槽の下層に水流が生じるようにレイアウトを工夫してあげてください。

まとめ・コリドラスの飼育方法について

コリドラスは水質への適応力が高く丈夫で飼育しやすいことから、アクアリウムの入門にも適した熱帯魚です。クリーナー生体として導入されることが多い魚種ですが、種類が豊富で色や模様がバリエーションに富むため、鑑賞性・コレクション性ともに高くアクアリウムの主役にもなれます。

ナマズ類に特有のつぶらな瞳や頭が大きいずんぐりとした体形、砂をかき分けてエサを探す様子などは見ていて飽きがこない魅力があります。これからアクアリウムを始めようとしている方や、水槽の下層を彩るタンクメイトをお探しの方は、コリドラスを飼育してみてはいかがでしょうか。