皆さんは、水槽用の仕切り板を使ったことがありますか?
1個の水槽で、一緒に飼うのが難しい種類の熱帯魚や生物を飼育する場合、セパレーターという水槽用の仕切り板があると便利です!
水槽の仕切り板には、市販されている既製品と、自作して代用できるものの2種類があります。
水槽にセパレーターを設ける場合は、熱帯魚水槽に限らず、爬虫類や両生類を飼育する水槽にも使うことができます。また、複数の種類のエビを飼育する際にも、水槽用の仕切り板を使うことで、エビの交雑を防ぐことが可能です。
今回は、水槽用の仕切り板の活用方法と、おすすめ商品、そして仕切り板として代用できるアイテムもご紹介させていただきます。
目次
水槽用仕切り板の活用方法とおすすめ商品!代用できるアイテムも紹介
☆水槽用の仕切り板を使うと、普段は一緒の水槽で飼育できないような、全く別の種類の熱帯魚や生き物を飼育することができます。
水槽用の仕切り板の活用方法 5選!
1.喧嘩をしやすいベタの複数飼育
水槽に仕切り板を設けて飼育する事の多い魚といえば、『ベタ』が有名ですよね!
ベタのオス同士は喧嘩してしまうため、1つの水槽で複数のベタを飼育する場合は、仕切り板のある水槽で飼育するのがおススメです。
2.共食いをしやすい両生類の飼育
水槽で飼える両生類の中でも、ウーパールーパーは共食いを始めてしまうことがあります。
また、イモリもオスがメスに噛みついて、弱らせてしまうことが多いです。
1つの水槽で複数の両生類を飼育する場合には、水槽用の仕切りがあると、攻撃や共食いを避けることができ、便利です。
3.仲間への噛みつきが心配な爬虫類の飼育
大型の爬虫類を飼育するには大型水槽などの設備が必要ですが、庭からペットがつかまえてきた小さなトカゲ(カナヘビなど)を飼育してる方も多く、複数で小型の爬虫類を飼育していると、噛みつきなどの行動がみられる場合があります。
その様な場合は、一時的に水槽に仕切り板を置くことで、隔離することができます。
4.交雑しやすい別な種類同士のエビの飼育
エビは、複数の種類を一緒に飼育すると、交雑して、次世代以降、元の模様や色合いを維持するのが難しくなってしまいます。
稚エビが生まれたら別の隔離水槽にうつすことを前提に、水槽用の仕切りを設けることで、エビ同士の交雑を防ぎ、複数の種類のエビを飼うことができます。
5.喧嘩をしやすい熱帯魚同士の飼育や、弱った魚の隔離
縞模様が美しいスマトラは、人気のある熱帯魚ですが、エンゼルフィッシュと喧嘩をしやすく、一緒に飼育する場合は、仕切り板があったほうが無難です。
また、怪我などで弱った魚を隔離したい場合にも、水槽用の仕切り板があると便利です。
水槽仕切り板のおすすめ商品 3つ
1.マツダ ネットセパレーター60cm用
マツダのネットセパレーターは、網の部分にネットが使用されており、通水性がいい仕切り板です。
固定用のキスゴムがシリコン製なので、水中で硬くなるなどの劣化が少なく、レールが左右非対称になっているので、魚のすり抜けが少ないタイプの仕切り板です。
2.ジュン (JUN) 可動式セパレート 45cm
JUNの可動式セパレートは、枠なし水槽やアクリル水槽の仕切り板として人気があります。
枠あり水槽には取りつけらない場合もありますが、可動式で取り付け外しがしやすいのが特徴の仕切り板です。
3.スドー 夏子と冬子の部屋 3630型 60cm 水槽用
スドー 夏子と冬子の部屋は、加工がしやすく、水槽サイズに合わせてカットしやすいことで定評のある仕切り板です。
サイズの種類は少ないのですが、加工のしやすさの面から人気があります。
水槽用仕切り板の代用商品 3つ
園芸用の鉢底ネット
加工がしやすい底鉢ネット
園芸用の底鉢ネットは、通水性に優れており、水槽サイズに合わせたカットなどの加工がしやすく、水槽用の仕切り板の代用品としておススメな商品です。
値段設定も安く、加工に失敗しても出費が少なくてすむことから人気があります。
塩化ビニール板(別途ドリルが必要)
加工にはひと手間かかるが、見栄えのよさが人気の塩化ビニール板
塩化ビニール板を水槽仕切り板の代用にする場合は、ドリルなどで事前に穴をたくさん開けて、通水性を確保する必要があります。
透明度が高く、サイズも調整しやすいため、DIYが得意なアクアリストの方におススメな仕切り板の代用品です。
稚苗用育苗箱(別途アクリルカッターが必要)
アクリルカッターでカットするだけ!通水性抜群の育苗箱
水苗用の育苗箱は、カットしやすく、最初から通水用の穴が開いています。
板の固さや厚みもそれなりにあるため、水槽仕切り板の代用としては見栄えや使い勝手がよく、アクリルカッターがあれば、簡単に加工することができます。
まとめ・水槽用仕切り板の活用方法とおすすめ商品!代用できるアイテムもご紹介いたします!
水槽用の仕切り板を自作する場合にあったほうが何かと便利なのが、固定用のキスゴムです。
クリップなどを使って仕切り板を固定する方法もありますが、金属製の器具は、水中でさびやすいため、使用されている素材を確認するようにします。
いろいろな種類の熱帯魚や生き物を1個の水槽で飼育する場合には、水槽用の仕切り板があると便利です!
☆仕切り板を購入する際は、水槽サイズを確認してから購入してくださいね。

水槽のプロ トロピカライターの山田です。
金魚飼育を経てから熱帯魚を飼うようになりました。
趣味は水族館とアクアリウムショップ巡りです。
長年の飼育経験を活かしつつ、アクアリウムに関する様々な情報をお届けさせていただきます。