最近、白いザリガニをはじめとした、カラフルなザリガニが人気を集めていますよね。
カラフルなザリガニの種類には、白、青、オレンジなどがあり、白いザリガニは、アメリカザリガニの品種改良種で、固定化されています。
カラフルなザリガニが脱皮した際の殻は、捨てないでそのまま、脱皮したザリガニに食べさせましょう!
今回は、白いザリガニやその他カラフルなザリガニの種類と脱皮について、ご紹介させていただきます。
目次
白いザリガニを飼育しよう!カラフルなザリガニの種類と脱皮について
ザリガニといえば、赤や茶色のザリガニが主流ですが、これはエサの成分に赤くなる栄養素が入っているからです。
カラフルなザリガニは、色は違えど、中身は通常のザリガニですので、時期が来ると脱皮します。
白いザリガニは、突然変異種や品種改良されたアメリカザリガニが、固定化されたものが販売されています。
その他、カラフルなザリガニとしては、寒さに弱く飼育にヒーターの必要なフロリダ・ブルーザリガニや、アメリカザリガニの突然変異種である、オレンジザリガニなどが有名です。
カラフルなザリガニの種類
カラフルなザリガニには次のような種類があります。
- 突然変異や品種改良されたザリガニを固定化したもの。
- ザリガニに色の変わるエサを与えたもの。
ザリガニの色変え用のエサは、黄色のクチナシ成分が入っているものが販売されており、白いザリガニに与えると黄色いザリガニになります。
カラフルなザリガニ 4種
1.白ザリガニ
白ザリガニは、アメリカザリガニの突然変異種を固定化したものが販売されています。
通常のザリガニと白ザリガニが違う点は、頭や背中などの殻が透明で、脱皮の兆候がわかりやすいところです。
15~25度の低水温を好むため、夏場は水槽をクーラーファンなどで冷却して飼育する必要があります。
2.フロリダブルー
フロリダ・ブルーは、青いザリガニとして販売されていることが多く、実際はザリガニの近縁種で、アメリカザリガニのような低水温で飼育することは難しいとされています。
フロリダブルーの飼育時には、ヒーターを使用し、水温を20~29度に設定しましょう。
幼体の間は、青みがかった白い姿をしているので、白ザリガニと間違われることもあります。
フロリダブルーの放流は禁止されているので、自宅で最後まで、責任をもって飼育してあげてくださいね。
3.メキシカン・オレンジ・ドワーフクレイフィッシュ
メキシカンオレンジドワーフザリガニは、メキシコ原産の小型のザリガニです。
現在は輸入が禁止されており、国産ブリードの流通のみになっています。
メキシカンオレンジドワーフも低水温に弱いため、水温は20~25度に設定して飼育する必要があります。
4.タイゴーストブルー
タイゴーストブルー系のザリガニは、色素変異種のゴースト系のアメリカザリガニを固定化したもので、タイで大量生産されている種類を「タイゴースト」と呼びます。
タイゴースト系のザリガニは、ハイブリッド種は値段が高くなりますが、見栄えがいいことと、繁殖させる際に色素系の遺伝効率がよい理由などから人気があります。
水温は、アメリカザリガニと一緒で、低水温にも耐えられます。最高水温は、15~30度くらいまでは飼育可能だそうですが、抱卵した際のことを考えると、最高でも25~27度の水温に設定して飼育するのがおススメです。
ザリガニの脱皮について!脱皮した殻は食べさせましょう!
ザリガニの脱皮にはいくつかの注意点があります。
- 脱皮する3日ほど前からエサを食べなくなる。
- 複数のザリガニがいる水槽では、脱皮の前に、別水槽に移しておくと、脱皮の失敗が少ない。
- 脱皮に成功したら、脱いだ殻は捨てず、脱皮したザリガニにたべさせる。
☆ザリガニの脱皮は、失敗する場合があり、脱皮の最中にはさみを失ってしまうこともあります。また、脱皮直後は殻がやわらかく、他のザリガニにケガをさせられる場合もあるので、脱皮の兆候があらわれたら、別水槽などに移してあげるとうまく脱皮しやすいです。
☆脱皮した殻には、ザリガニの殻を強くする成分が含まれていますので、捨てずに脱皮後のザリガニに食べさせてあげるようにしてくださいね。
脱皮した殻を食べさせずに脱皮を続けると、どんどんザリガニの殻がやわらかくなり、体が弱くなって、突然死んでしまうことがあります。
まとめ・白いザリガニを飼育しよう!カラフルなザリガニの種類と脱皮についてご紹介いたします

特定外来生物に指定されているブルーマロン。現在は販売禁止となっている真っ青なザリガニです。 成長すると50cmまで成長します。
白いザリガニや、カラフルなザリガニの種類や脱皮についてご紹介させていただきました。
青いザリガニは、外来種のものが多く、低水温では飼育できないので、自宅で温度管理をしながら、終生自宅飼育を徹底し、河川には放流しないように注意して飼育する必要があります。
また、単体生殖することで有名な、ミステリークレイフィッシュにも青色の種類が販売されていますが、その爆発的な繁殖力から、特定外来生物への認定も検討されているそうです。
外来種のザリガニは、日本独自の生態系をおかしやすいため、飼育する際には、責任をもって、最後まで自宅で飼育するようにしましょう!
カラフルなザリガニは、脱皮ごとに色が変わるものもいます。ザリガニが脱皮したら、脱いだ殻はそのままにしてザリガニに食べさせてあげましょう。
ザリガニの寿命は5~8年です。カラフルなザリガニとの長いお付き合いを応援しております。
【関連記事】

水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
淡水魚・海水魚・水槽設備やレイアウトのことまで、アクアリウムに関する情報を発信していきます!