熱帯魚・金魚の水槽・アクアリウム情報メディアサイト「トロピカ」

フォローする

水槽の泡が消えない原因とは?泡を発生させないバクテリアの繁殖方法

水槽の泡が消えない原因とは?泡を発生させないバクテリアの繁殖方法

水槽の水面に消えない泡が発生したという経験のある方も多いかと思います。

水槽に発生する泡の原因は、バクテリアの分解が追いついていない状態で起こる、水質の富栄養化によるものです。

通常、水槽内には魚のエサの食べ残しやフンを分解するバクテリアが生息していますが、バクテリアの数が水槽内のタンパク質を分解するのに足りていないと、水槽の水面になかなか消えない泡が発生することになります。

水槽のなかなか消えない泡を発生させないようにするには、水槽内のバクテリアを十分に繁殖させましょう!

水槽の泡対策・解消法を動画で解説!

この記事の内容は動画でもご覧いただけます。

消えない水槽の泡の対策や解決法を音声付きで解説します。

【完全版】水槽の油膜・泡対策!原因と対策方法をやさしく解説

トロピカではYouTubeチャンネル『トロピカチャンネル』を公開しています。

水槽に起こるトラブル解決のヒントや、水質を安定させる方法を動画でわかりやすく解説しています。

チャンネル登録をぜひお願いします!

水槽の泡が消えない原因とは

水槽の泡が消えない原因には、バクテリアが分解しきれなかったタンパク質や、金魚の体を守る粘液、水草から出る分泌物などがあげられます。

原因について一つずつ解説していきましょう!

水槽内の富栄養化が原因

水槽の水面に消えない泡が多く発生してしまう原因として、水槽内の栄養分が増え過ぎている可能性があります。これを水槽内の富栄養化といいます。

特に、水槽内のタンパク質が増えすぎるとバクテリアの浄化範囲を超えてしまい、水槽に消えない泡が発生しやすいです。

エサの食べ残しが多い場合や、枯れた水草、魚の死骸、フンによる水質悪化などが原因にあげられます。

富栄養化についてはコチラの記事も参考にしてください。

金魚の粘液が原因

金魚は、自分の体を守るために粘液を出しています。

この金魚の体を保護する粘液が水槽内に増えすぎると、バクテリアによる分解が追いつかなくなり、水面にぶくぶくとした泡が発生することがあります。

金魚の増えすぎた粘液を放置すると、水槽の泡以外にも、金魚のエラを粘液がふさいでしまい、金魚が酸欠になるので危険な状態です。

金魚の粘膜についてはコチラの記事も参考にしてください。

水草から出る分泌物が原因

水草はトリミングなどで茎を切られると、切った茎の断面から気泡のように分泌物を出すことがあり、これが水面に上がってきて消えない泡となることがあります。

この分泌物は植物が持つ補修成分のようなもので、切られた茎を守るために粘液を分泌している一時的な現象です。そのため、水草が原因の泡ならば、水換えをしたり1~2週間程度の時間が立てば自然と収まっていくでしょう。

バクテリアの死滅が原因

バクテリアの死滅にはいくつかの原因がありますが、基本的に、水換えの際にカルキ抜きをしてない水道水を使用した場合や、ろ過器を水道水で洗ってしまった場合などに起こりやすいです。

バクテリアが死滅すると、必然的に水槽内の生物ろ過の能力が落ち、水質が急速に悪化して、消えない泡が発生することがあります。

カルキ抜きについてはコチラの記事も参考にしてください。

水槽に泡を発生させないようにするには

まとめ・地震や火事などの災害が起きた!アクアリウム水槽の災害対策と熱帯魚の引き取り先について

バクテリアを繁殖させよう!

原因を読んでいてお気づきの方も多いと思いますが、水槽の消えない泡の根本的な原因は、水槽の水を浄化して環境を整えてくれるバクテリアが不足していることにあります。

水槽内には有機分解を促す便利なバクテリアが住み着いていますが、このバクテリアの繁殖量が水槽内での必要量を下回ってしまうと、余った栄養分や魚の粘液が余分な有機物として水槽内に蓄積し、結果として消えない泡が発生しやすくなるのです。

水槽に消えない泡を発生させないようにするためには、バクテリアを十分に繁殖させて、水槽内の環境を整えることがカギとなります。

バクテリアについてはコチラの記事も参考にしてください。

バクテリアの繁殖方法について

バクテリアを繁殖させるには、水槽内の環境をバクテリアが住み着きやすい状態にしてあげる必要があります。

住み着きやすい環境を作る前提として、

  • 水槽の水が汚れている場合は、水換えをおこなう。
  • 水槽の掃除をおこない、汚れを除去する。

は常に行っておいてくださいね。バクテリアを住み着かせる以前に水槽を綺麗に保つ心構えは大切なものです。

バクテリアの増やし方についてはコチラの記事も参考にしてください。

ろ材や底砂を変える

スドー 濾過バクテリア繁殖用濾材 リングタイプ 0.3L

バクテリアを増やすには、まずバクテリアが住み着く住処を増やしてあげるのがよいでしょう。

バクテリアは、ろ材の穴の中や底砂などのでこぼこした隙間に住み着きます。住処が多ければ多いほどバクテリアも増えていきますので、ろ過装置で使用しているろ材をバクテリアの定着しやすい多孔質のものに変えてみたり、底砂を敷いていない場合は敷いてみたりするなど、住処を増やす工夫を検討してみてください。

ろ材についてはコチラの記事も参考にしてください。

エアレーションを行う

水作 水心 SSPP-3S

バクテリアが活性化するには酸素が欠かせません。酸素が足りないとバクテリアの活動も弱まってしまいますのでエアレーションは必須となります。

エアレーションについてはコチラの記事も参考にしてください。

バクテリア剤を使う

シマテック PSB 1000ml

水槽を立ち上げた直後などでバクテリアの数が圧倒的に足りていないと感じる場合には、バクテリア剤を使用して強制的にバクテリアを増やす方法もあります。

しかし、バクテリアは数が多すぎても水槽内のバランスを崩してしまいますので、バクテリア剤を使用する場合は適量にとどめましょう。

また、バクテリアが定着する場所がないと結局数は増えませんので、上述したバクテリアの住処を作る作業も並行して進めてください

バクテリア剤についてはコチラの記事も参考にしてください。

水槽の掃除に関する注意点

水槽の水換えや掃除は時間がかかるし面倒だから、気合を入れて一気にやってしまおう!と思う方もいると思います。しかしバクテリアを増やし、できるだけ減らさないようにするためには水槽内の掃除を一度に行ってはいけません

バクテリアは水槽のあちこちに生息していますので、水槽全体を一気に掃除してしまうとバクテリアが減少してしまいます。水質も急変してしまうため生体にもよくありません

少し面倒ではありますが、水換え、砂利掃除、ろ材やフィルターの掃除などはそれぞれ別々に1週間程度の時間を空けて行うようにしてください。

水槽掃除についてはコチラの記事も参考にしてください。

水槽に消えない泡が発生してしまった時の対処方法

水換えをおこなう

水槽内に消えない泡が発生した時は、まず水換えを行いましょう。水換えの量は、通常通り水槽の1/3~2/3の水量が目安です。

水が富栄養化していたりその他の異常があった場合でも、水換えをすれば改善しますし、水面の泡も消えてしまいます

一時的なものならばこれで状態が良くなりますが、水換えをしても繰り返し泡が発生するようなば、他の原因を見直してみましょう。

水換えのタイミングについてはコチラの記事も参考にしてください。

エサの量を見直す

テトラ (Tetra) テトラミンNEW 52g

熱帯魚や金魚などに、食べきれないほどのエサを与えていないか、エサの量を見直しましょう

エサは一日1~2回、5分程度で食べられる量を与えるのが基本ですが、魚の種類や活動の状態によって多少量が変わることがあります。季節によっても必要なエサの量が異なります

食べ残したエサから溶け出した養分をバクテリアが分解しきれないと、水の汚れや富栄養化に繋がり、水面に消えない泡が発生する原因にもなります。

できるだけ食べ残しが出ないよう、魚の様子を見ながら適量を与えるよう心がけてください。

餌の量についてはコチラの記事も参考にしてください。

ろ過装置を見直す

水槽内の有機分解をおこなうバクテリアは、ろ過材や底砂などの穴に住み着きます。

ろ過器の性能が、水槽サイズや飼育している熱帯魚の数にそぐわない場合は、バクテリアの量も少なく、水質が悪化する速度が速くなります。

水槽サイズに合っていないろ過器を設置している場合や、ろ過能力が足りていない場合は、もっと機能のよいろ過器に交換しましょう。

ろ過装置についてはコチラの記事も参考にしてください。

水槽のサイズを見直す

水槽のサイズが小さすぎると、水質が悪化しやすく、消えない泡が発生しやすい場合があります。

大きい水槽ほど水質が安定しやすいというメリットがあるので、水槽に消えない泡が発生しやすい場合は、水槽サイズを見直すことも必要です。

水槽のサイズについてはコチラの記事も参考にしてください。

熱帯魚の数を見直す

設置している水槽サイズに見合わない、過密飼育のような状態になっている熱帯魚水槽では、水が汚れやすく、バクテリアの分解も追いつかないので、消えない泡が発生しやすいです。

飼育している熱帯魚の数が多すぎる場合は、複数の水槽にわけて飼育するなどの工夫をすることで、水が汚れて泡が発生するのを防ぐことができます。

過密飼育についてはコチラの記事も参考にしてください。

水草のトリミング後は追肥を控える

水草にもトリミング後はたくさん栄養をあげたくなりますよね。しかし、トリミング後の追肥は控えたほうがよいです。

トリミング後に追肥を行うと、水草の働きが活発になり、茎の切り口からより多くの分泌物が出されて、消えない泡の発生につながってしまいます。トリミングで水草の総量が減って必要な栄養も少なくなっていますので、追肥をするならば量を控えめにしておくようにしましょう。

また、泡を発生させないためには全ての水草を一気にトリミングするのではなく、少しずつ日にちをあけながらトリミングしていくとよいでしょう。

水草のトリミングについてはコチラの記事も参考にしてください。

海水魚水槽ではプロテインスキマーを活用しよう

マメデザイン マメスキマー3セット(エアポンプ・チューブ・逆止弁付き) プロテインスキマー

海水魚水槽で消えない泡対策をするならば、プロテインスキマーを活用しましょう。

プロテインスキマーは、主に海水魚水槽で使われるろ過装置の一種で、水中の汚れ(余分なタンパク質などの有機成分)を除去してくれます。また、酸素供給の効果もありますので、タンパク質由来の泡を防いだり、水中の酸欠を防いでバクテリアを活性化するのには非常に有効です。

海水魚水槽にしか使えないことと初期費用が高いのがデメリットですが、水質悪化に敏感な海水魚やサンゴを安全に飼育したい場合は必須アイテムです。

プロテインスキマーについてはコチラの記事も参考にしてください。

まとめ・水槽の泡が消えない原因とは?泡を発生させないバクテリアの繁殖方法についてご紹介します

水槽の消えない泡は、立ち上げたばかりの、まだバクテリアが少ない水槽でも起きやすい現象です。

水中のタンパク質や、食べ残した魚のエサ、排せつ物などがバクテリアの処理能力よりも多くなってしまうと、水質が悪化して、消えないブクブクとした泡の発生につながります。

水槽に消えない泡が発生した場合は、水換えをおこない、水槽サイズやエサの量、飼育している熱帯魚の数を見直した上で、水槽内のバクテリアを増やして対応しましょう!

水質の安定している水槽は、澄んだ水で、嫌な臭いも少なくなります。

消えない泡以外にもバクテリアを繁殖させることで得られるメリットは多いので、水槽の綺麗な水を維持するためにも、十分な量のバクテリアが繁殖している水槽で、熱帯魚を飼育してあげてくださいね。

【関連記事】