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サンゴを食べちゃう?サンゴ水槽に入れてはいけない生き物と注意点!

海水魚水槽は熱帯魚とはまた違った魅力がありますが、なかなか一筋縄ではいかずコツをつかむまでは失敗が多いです。特にサンゴは光の波長なども気にしなければならないため、飼育に苦労している人も多い傾向にあります。

しかしサンゴ飼育では、同居させる生き物にも注意する必要があるんです。海水魚飼育初心者の場合、この同居させる生き物選びで失敗してしまい、サンゴがダメになることも多いです。

そこで今回はサンゴ飼育をするときにNGとなる、サンゴを食べてしまう魚についてご紹介していきます。

サンゴには種類がある!

サンゴというと宝飾品で使用される、骨格のある硬い物だけだと思っている人が多いようですが、実は骨格のないサンゴもあります。まず最初に海水魚飼育初心者さんのためにサンゴの種類を大まかに説明しましょう。

サンゴの種類を大きく分けると「ハードコーラル」と「ソフトコーラル」、「日陰性ハードコーラル」「日陰性ソフトコーラル」の4つに分類することができます。

ハードコーラル

(海水魚 サンゴ)アワサンゴ グリーン(1個) 本州・四国限定[生体]

(海水魚 サンゴ)アワサンゴ グリーン(1個) 本州・四国限定[生体]

ハードコーラルは骨格があり、かつ植物と同じように光合成を行って栄養を補っています。さらに骨格が形成させれるとその中にポリプが住み着くことでさまざまな形や大きさを作りだしているのです。

ハードコーラルはさらに2つの種類に分類することができます。

SPS

SPSは海水魚飼育でよく知られているミドリイシのような、骨格が見えていてポリプが小さいものを指します。SPSに分類されるものでよく知られているのは、ミドリイシ・ハナヤサイサンゴ・トゲサンゴ・コモンサンゴ・ミョウガサンゴなどがあります。

LPS

LPSは元の骨格に対してポリプ部分が骨格部分を隠してしまうほど大きいものです。基本的に骨格を外から確認することができないハードコーラルを指します。

LPSに分類されるサンゴの種類は多く、オオバナサンゴやアワサンゴ、ハナサンゴやバブルコーラルなどがあります。

ソフトコーラル

(海水魚 サンゴ)沖縄産 スターポリプ センターグリーン Mサイズ(1個) 本州・四国限定[生体]

 (海水魚 サンゴ)沖縄産 スターポリプ センターグリーン Mサイズ(1個) 本州・四国限定[生体]

ソフトコーラルは、ハードコーラルのように骨格を持っていませんが、光合成で栄養を補っています。ハードコーラルよりも水質の変化に強く、それほど強い光も必要としないので、海水魚飼育初心者向けと言われています。

ソフトコーラルにはウミキノコ・ディスクコーラル・スターポリプ・チジミトサカなどといったサンゴが該当します。

陰日性ハードコーラル

(海水魚 サンゴ)ハナタテサンゴ(1個) 本州・四国限定[生体]

(海水魚 サンゴ)ハナタテサンゴ(1個) 本州・四国限定[生体]

陰日性ハードコーラルは骨格があり、光合成ではなく餌となる生物を捕食することで栄養を補っていますポリプ1つひとつに餌を与えなければならないため、飼育難易度は高いです。

陰日性ハードコーラルの仲間にはタコアシサンゴやキタサンゴといったサンゴがあります。

陰日性ソフトコーラル

陰日性ソフトコーラルは骨格がなく、捕食することで栄養分を補っています。陰日性ソフトコーラルはポリプの大きさが小さすぎるため、ポリプ一つひとつに給餌することが難しいので水槽での飼育難易度はかなり高くなります。

陰日性ソフトコーラルには陰日性ヤギや陰日性トサカといったサンゴが該当します。

サンゴを食べてしまう生き物9種類をご紹介!

サンゴの種類と大まかな特徴がわかったところで、ここからサンゴを食べてしまう生き物についてご紹介していきましょう。

今回ご紹介する生き物は11種類です。どの生き物もサンゴ水槽に入れるには要注意なものなので、海水魚水槽を立ち上げるときは、組み合わせに注意する必要があります。

チョウチョウウオ

(海水魚)沖縄産 チョウチョウウオミックス(3匹) 本州・四国限定[生体]

おちょぼ口がかわいらしいチョウチョウウオですが、実は海水魚飼育をしている人の間ではサンゴを食べるということで有名な魚です。

チョウチョウウオは自然ではサンゴ礁で生活していますが、これはサンゴを食べているため。チョウチョウウオは完全なポリプ食性なのでサンゴとの共生はかなり難しいでしょう。

ただしチョウチョウオの種類によって食性が変わるため、雑食性やプランクトン食性で人工餌に慣れているのであれば、サンゴとの共生が可能な場合がありますが、海水魚初心者の場合はなるべくサンゴとの共生は避けたほうが無難でしょう。

ヤッコ類

(海水魚 ヤッコ)マニラ産 ルリヤッコ(1匹) 本州・四国限定[生体]

(海水魚 ヤッコ)マニラ産 ルリヤッコ(1匹) 本州・四国限定[生体]

ヤッコ類は小型~大型と種類がありますが、大きなものほどサンゴにダメージを与える量を食べてしまいます。小型のものはソメワケヤッコ・レモンピール・ヘラルドヤッコ・アブラヤッコ・ナメラヤッコなどがLPSを好むことが知られています。

中型~大型ヤッコはソフトコーラルやLPSといった柔らかいポリプを好んで食べる傾向にあるので、サンゴと共生させたいのであれば、ミドリイシのような食害の少ないSPSと組み合わせることで共生させることが可能な場合があります。

ブダイ

ブダイの歯はとても硬く頑丈で、ハードコーラルすらかみ砕いてしまいます。基本的に餌は藻類などですが、藻のこびりついたサンゴごとかじってしまうため、サンゴ水槽に入れるとサンゴに大きなダメージを与えてしまうことがあります。

藻と一緒に食べたサンゴは消化されないため、フンと一緒に対外に排出されます。自然界ではこの白いフンが、砂浜の白い砂の成分となっています。

カワハギ類

(海水魚)ムラサメモンガラ Mサイズ(1匹) 本州・四国限定[生体]

 (海水魚)ムラサメモンガラ Mサイズ(1匹) 本州・四国限定[生体]

カワハギ類もブダイのように固い歯をもっているので、サンゴとの共生に向きません。

海水魚飼育でよく飼育されている次の2種類も、サンゴを食べてしまうので共生は難しいと言えます。

モンガラカワハギは性格がきついので他の魚との混泳にも注意が必要ですし、サンゴは種類を問わず食べてしまいます

テングカワハギも歯が丈夫ですが、自然ではサンゴのポリプを餌にしています。しかしモンガラカワハギと異なり、餌としているのはハードコーラルのことが多く、ソフトコーラルは被害に遭いにくいともいわれています。ただ飼育環境で餌となるハードコーラルがなければソフトコーラルを食べるようになることも考えられるので、サンゴ水槽には向かない魚です。

フグ

(海水魚 フグ)シマキンチャクフグ(1匹) 本州・四国限定[生体]

(海水魚 フグ)シマキンチャクフグ(1匹) 本州・四国限定[生体]

フグの仲間はサイスも大小さまざまで、特にシマキンチャクフグのような小型のフクは海水魚飼育者の間で人気が高いです。しかしフグの仲間はとても頑丈な歯を持っていて、ミドリイシなどのSPSにも大きな被害を与えてしまうので、サンゴとの共存は難しいです。

ヒフキアイゴ

ヒフキアイゴは自然ではサンゴ礁に住んでいる海水魚で、チョウチョウウオのように口が突き出している魚です。名前の由来もその口の形が、まるで火を噴いているようにみえることからつけられています。

とてもよく動き回るうえに体が大きいため、水を汚しやすいという点で共生させるサンゴを選ぶ必要があります。

サンゴの種類を気をつければ、基本的には平気ですが、注意すべき点はまだあります。

動いている時にサンゴにぶつかり、ヒフキアイゴは大丈夫でもサンゴが大きなダメージを受けて死んでしまうこともあります。サンゴに対して食害がないと言われていますが中にはウミアザミなどを食べてしまうものもいるので注意が必要です。

シッタカ貝

(海水魚 貝 無脊椎)シッタカ貝 ミックスサイズ(10匹) 本州・四国限定[生体]

シッタカ貝は海水魚水槽ではコケ取り用として入れられることの多い貝です。大きさは約2cmほどと小さな貝でライブロックやガラス面についたコケを餌にしています。夜行性なので昼間に動いている姿を見ることは少ないです。

これだけの情報ならサンゴを食べる危険性がないと思われがちですが、サンゴについたコケを食べるときに、柔らかいポリプまで食べてしまうことがあります。そのためコケ処理で水槽内に入れる時は、サンゴの様子を気にしてあげるようにしましょう。

ヒトデ

自然環境問題として、沖縄県で実際にオニヒトデが大量発生したために食害でサンゴが減っているということを聞いたことがあるという人もいるでしょう。2011年7月には、「財団法人 黒潮生物研究所」がヒトデ駆除マニュアルまで公開しているほどです。

サンゴ礁保全のための「造礁サンゴ保護育成基金」も設立されていますが、自然環境ではサンゴの増減サイクルにも密接にかかわっている可能性があるとして、必要以上の駆除はしていません

ヒトデは小さなものはライブロックに潜んでいて、水槽内に持ち込んでしまう可能性があります。サンゴが食害に合わなくても肉食性の強いものなら、魚が被害にあうことも。貝類さえも餌になってしまいますし、体調を崩すとサポニンという毒を出すことも知られています。トゲを持つものもいるので、駆除するにしても素手で触れるのは危険です。

水槽内では餌の食べ残しなどを食べてくれますが、サンゴやそのほかの生き物にも被害が及ぶ可能性があることをきちんと理解したうえで飼育しましょう。

ヤドカリ

海水魚水槽でヤドカリを飼育する人もいますが、ヤドカリはサンゴを食べることはありませんがライブロックやサンゴの上を動き回るときに傷つけてサンゴをダメにしてしまうことがあります。

ウニ

(海水魚 ウニ)ナガウニ SSサイズ(1匹) 本州・四国限定[生体]

(海水魚 ウニ)ナガウニ SSサイズ(1匹) 本州・四国限定[生体]

ウニというと食用のものを思い浮かべがちですが、サンゴ礁に生息しているナガウニを水槽で飼育している人もいます。しかしウニ類はサンゴの表面についている藻を削り取るため、サンゴを傷つけてしまいます。

またナガウニはサンゴを削って身を隠すための穴を掘る性質があるので、サンゴを育成するつもりなら同じ水槽に入れることはおすすめしません。

イソギンチャクモエビ

(海水魚 エビ)イソギンチャクモエビ(3匹) 本州・四国限定[生体]

エビ類はサンゴの食害がないと思っていませんか?

実はイソギンチャクモエビはサンゴを食べてしまうことがあります。しかし元気なサンゴではなく、弱っていたり他の生物がむしってしまったポリプなどを食べることがほとんどですまた食べないまでも突っつくこともあります。

もしイソギンチャクモエビがサンゴを食べているのを見たら、サンゴの様子をじっくり観察しつつ、イソギンチャクモエビと別水槽にしましょう。

まとめ:サンゴを育てときは生き物の食性に注意しよう!

サンゴは特徴ごとに大きく4つの種類に分けることができ、海水魚水槽では熱帯魚水槽のように水槽レイアウトに使われることが多いです。

しかしサンゴメインの水槽の場合、同居させる生き物の食性をきちんと分かっていないと、サンゴが食べられてしまい育成に失敗してしまうことが多いです

サンゴに害のある生き物をチェックして、共生させる際の注意などを抑えて元気なサンゴのいる水槽づくりを目指しましょう!

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