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魚がでてこない!熱帯魚が流木や水草の影に隠れてしまうときの対処法

水族館などで見かける熱帯魚は水槽の中を元気に泳ぎ回っているものが多いですよね。
しかし、自宅で飼育してみると流木や水草の陰に隠れてしまって出てこない、という悩みを抱く方は意外と多いです。

熱帯魚は元来臆病な性格ものも多く、隠れてしまうのも性質といってしまえばそれまでですが、せっかく熱帯魚を飼育しているのならば泳いだり、活動している姿を観察したいところ。

そこで今回は、流木や水草の陰に隠れてしまった熱帯魚に元気に泳いでもらうための対処法について考えていきましょう。

魚が流木や水草の陰に隠れてしまう原因とは?

熱帯魚は元々水草や流木などの物陰に隠れてしまう性質を持っているものが多く、隠れてしまうのは仕方がない部分もあります。

しかし、自然界では常に隠れっぱなしというわけでもなく、活発に泳いでいることもあるのですから、水槽の中でも泳いでもらうことはできるでしょう。

まずは、隠れてしまっている原因を考え、水槽の環境を改善していくことが大切です。

環境に慣れていない

熱帯魚を飼い始めたばかりの頃や、水槽の置き場所を変えた、水槽内のレイアウトを大きく変更したなど、何か環境に変化があった時に熱帯魚が隠れてしまうことがあります。

これは、慣れない環境に警戒してしまい、物陰に隠れて様子をうかがっている自然な行動です。

人影や騒音におびえている

熱帯魚は、人影や水槽周りの音や振動にもとても敏感です。

水槽を、扉の近くなど大きな音のする環境に置いていないでしょうか?
水槽を叩いたり、ゆすったりと、何か刺激を与えてしまっていませんか?
また、気になるからといって水槽の周りを歩き回ったり、何度も覗き込んでみたりしているかもしれません。

このような人間の行動は熱帯魚にとっては恐怖の対象です。
そういった騒がしく落ち着かない環境に水槽を置いていると、熱帯魚はおびえてしまい物陰に隠れてしまいます。

水槽の中をいじり過ぎている

水槽を立ち上げたばかりだと、水草やレイアウトが気になっていじりたくなってしまうことも多いと思います。

しかし、水槽の中を頻繁にいじられるのは熱帯魚にとっては大きなストレスです。
また過度なメンテナンスも同様に魚のストレスになりえます。

このようなストレスの多い環境にいると、熱帯魚は落ち着かず、物陰に隠れてしまうことがあります。

相性の悪い熱帯魚同士を混泳している

複数の種類を混泳していて、特定の種類だけが隠れてしまっている場合、前に出てきている熱帯魚に怯えて隠れてしまっている可能性があります。

このような場合は、試しに水槽を分けて様子を見てみるとよいでしょう。

水槽を分けたことで表に出てくるようならば、相性があまり良くないと判断できます。
しばらく一緒に泳がせていれば慣れることもありますが、時間がたっても改善しないようならば、混泳をあきらめたほうが良いかもしれませんね。


熱帯魚が出てこないときの対処法

水槽の内外の環境を整えることで、熱帯魚が出てきてくれる可能性があります。

対処法すべてに共通していえるのが、熱帯魚が安心して泳げるような環境を整えてあげるということです。
魚が心地よく安らげるような水槽を目指して改善してみましょう。

魚を増やす

テトラ系やコリドラスなど自然の中で群れで行動している魚の場合、同種の魚…つまり群れの仲間を増やしてあげることで、安心感が産まれ活発に動き出すことがあります。

ただし、熱帯魚の中には群れを好まず、むしろ仲間を増やしたことで喧嘩してしまうような魚もいますので、飼育している魚の特性をよく理解してから行ってください。

また、水槽の大きさと魚の数をよく考え、過密飼育にならないよう注意を配ることも大切です。

餌のやりを利用して人間に慣れさせる

人が通ると隠れてしまうような場合は、人間に慣れさせることで状況が改善します。

人に慣れさせるのには、餌やりを利用しましょう。

まず、餌やりの時間を決めて、毎日同じ時間に餌をやるようにします。
また、餌をやるときにはスプーンで水槽の淵を軽く叩くなど、何かしらの合図を決めて餌やりの度に繰り返し行います。

すると魚は、決まった時間に音がしたら餌がもらえると学習し、同時に餌をくれる人間には危険が無いということも覚えてくれますよ。

人に害が無いと分かれば物陰から姿を見せてくれるかもしれませんよ。

静かに過ごせる環境を整える

環境に慣れさせるためにも、しばらくはそっとしておくことも大切です。

まず、騒がしい場所への水槽の設置は避け、静かで人通りの少ない落ち着ける環境を用意してあげましょう。

扉の開閉音や大きな話し声など、必要以上に大きな音を立てないよう、人間側も静かに生活することを心がけるとよいです。

水槽を観察するときも、人影で怖がらせてしまわないよう、遠目から観察します。

少し不便かもしれませんが、熱帯魚が環境に慣れれば落ち着いてくるはずです。
しばらくの間は熱帯魚を優先してあげましょう。

隠れ家を減らす

荒治療ともいえますが、そもそも隠れられる場所を無くしてしまえば熱帯魚は表に出てきて泳がざるおえません。
水槽の大きさに対して水草や流木などが多すぎるということも考えられます。

水草や流木などを少し減らして様子を見てみるのも手でしょう。

ただし、減らし過ぎてしまうと、熱帯魚にとっては休まる場所がなくなってしまい大きなストレスとなりかねません。

これは最終手段として、減らし過ぎないよう様子を見ながら行いましょう。

熱帯魚が出てこないときの注意点

熱帯魚が隠れてしまうことで一番困るのが、餌を食べているのかどうかの確認が難しいということです。
まだ熱帯魚が環境に慣れていないときには、餌を食べてくれないこともありますので、なんとか確認は行いたいですよね。

このような場合は、餌をやったらその場とどまらず、離れたところから観察してみるなど工夫して、餌を食べているか観察するようにしてみてください。

しかし、餌を食べているかわからないからといって、過度の餌やりは水を汚し、魚を弱らせてしまうので逆効果です。

熱帯魚はしばらく餌を食べていないからといってすぐに餓死することはありません。
餓死寸前で弱っている、というわけでないならば慌てず騒がず、そっと様子を観察してみましょう。

まとめ:魚がでてこない!熱帯魚が流木や水草の影に隠れてしまうときの対処法

熱帯魚が流木や水草の影に隠れてしまうというのは、アクアリストにはよくある悩みです。

特に水槽を立ち上げたばかりの頃などは、いきなり元気に泳いでくれる魚はまれといっても過言ではありません。
大抵の熱帯魚は、環境に変化があると隠れて様子をうかがうような行動をしますので、しばらくは静かに見守ることが大切です。

一向に出てくる気配がないときには、ご紹介した対処法を実践してみてください。
早く環境に慣れて、元気に泳ぎ回る姿が見れるとよいですね。