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寒さに強い水草の種類と冬越しのポイントとは!ビオトープにおすすめ

冬の水草管理、皆さんはどうされていますか?

屋内飼育なら室温である程度温度を保つことができるため、水上葉や、水中葉の管理がしやすいです。

しかし庭の池やベランダなどの屋外で金魚やメダカなどを飼育しているビオトープなどの場合は、外気温の影響を受けて水温が氷点下近くなることもあります。

「水草は暖かくないと育たない」と一般には思われていますが、実は耐寒性のある水草もあるんです。冬の管理ポイントをしっかりと押さえておくことで、屋外でも水草を越冬させることができる場合があります

今回は寒さに強い水草の種類のご紹介と、冬越しのポイントについてお話していきます。

 寒さに強い水草種類とは?

水草といっても浮草や水中葉・水上葉などの種類があります。

基本的に日本国内で自生している水草や浮草は、寒さに強く越冬するものが多いです。

しかし輸入されてきた水草の場合は、耐寒性のある物とない物とではっきりと差が出てきます。

日本国内で自生している水草

(水草)メダカ・金魚藻 国産 無農薬アナカリス(10本) 本州・四国限定[生体]

日本固有の品種や日本に帰化して川辺や湖などで自生している水草や浮草は、四季の変化になれているため冬でも越冬可能なものが多いです。ただし北海道など冬に雪深くなり、水面が凍るような場所では越冬が難しい場合があります。

日本固有や日本に帰化している水草には「アナカリス」や「オオカナダモ」といった、金魚やメダカ、ミナミヌマエビの飼育などで古くからよく知られている水草があります。

(水草)素焼き鉢 ルドウィジア オバリス(ミズユキノシタ)(水上葉)(無農薬)(1鉢) 本州・四国限定[生体]

(水草)素焼き鉢 ルドウィジア オバリス(ミズユキノシタ)(水上葉)(無農薬)(1鉢) 本州・四国限定[生体]

そのほかにも「ミズユキノシタ(ルドウィジア オバリス)」、「ロタラインディカ(キカシグサ)」、「ヘアーグラス(マツバイ)」などが日本で自生していることで知られています。

浮草も越冬可能!

(ビオトープ/浮草)ホテイ草 国産(ホテイアオイ)(5株) 金魚 メダカ

メダカやヤマトヌマエビなどを屋外飼育してるビオトープに、浮草を使っている人は多いです。単純に景観がよいだけでなく、メダカの産卵床や隠れ場所、夏には日よけなどにもなります。

越冬できないと思っている人がいるようですが、「サルビニア・ククラータ」、「ホテイアオイ」、「スイレン」などは冬の寒さに耐えやすいと言われています。

(浮草)サルビニア ククラータ(無農薬)(3株) 本州・四国限定[生体]

(浮草)サルビニア ククラータ(無農薬)(3株) 本州・四国限定[生体]

「サルビニア・ククラータ」や「ホテイアオイ」は一般的には屋外では越冬ができないと言われていますが、意外に生命力が強く、一度寒さで枯れてしまっても春に新芽を出すことがあります。「サルビニア・ククラータ」は場所によっては冬でも枯れなかったという話があるほどです。

スイレンはもともと温帯性の気候に育っている植物で、日本の気候に適していて越冬可能な植物です。

水槽飼育・ビオトープなどさまざまな飼育をしたことのある人の間では、水草よりも浮草の方が越冬しやすいと言われています。

輸入された水草でも越冬できる?

(水草)巻きたて 南米ウィローモス付 流木 SSサイズ(8cm以下)(無農薬)(1本) 本州・四国限定[生体]

熱帯地方原産の水草でも、ビオトープなどヒーターを入れない環境でも、適切な管理を行えば越冬可能な種類があります。

  • ウィローモス
  • グロッソスティグマ
  • コブラグラス

ほんの一部ですがこのような品種が越冬しやすいと言われています。ただし、越冬しやすいといってもビオトープの置き場所の環境により、越冬できないこともある点は注意が必要です。

また環境にとても左右されやすいですが、ハイグロフィラ ポリスペルマ」なども、条件次第では越冬できる可能性があります

水上葉は枯れてしまうので注意!

(水草)ミニ素焼き鉢 ニードルリーフ ルドウィジア(水上葉)(無農薬)(1鉢) 本州・四国限定[生体]

(水草)ミニ素焼き鉢 ニードルリーフ ルドウィジア(水上葉)(無農薬)(1鉢) 本州・四国限定[生体]

ウォーターバコパ」「ニードルリーフ」、ヘアーグラス」といった水草を、夏の間水上葉で育ている人もいますが、冬になると葉が枯れ落ちてしまいます。しかしそのままの状態で残しておくと、春になって新芽を出してくることが多いです。

水草や浮草の冬越しのポイントとは?

水草や浮草の管理方法については共通事項と、それぞれで注意しなければならない点とがあります。それぞれの冬場の管理方法のポイントをしっかりと押さえましょう。

水草・浮草共通の冬の管理ポイント

水草・浮草ともに共通している冬の管理方法には次のようなものがあります。どの方法も基本的には水草や浮草だけでなく、メダカや金魚、ヤマトヌマエビなど水槽内で飼育している生物の屋外での越冬方法とあまり差はありません。

水を凍らせない

水草や浮草をビオトープで屋外で管理する場合、一番気を付けたいのが水の凍結です。

水中深くまで凍ってしまえば水草も凍って死んでしまいますし、水面が凍った場合、浮草の根や葉なども凍ってしまい枯れてしまう可能性が高いです。

水を凍らせないためには、可能であればエアーを投入することで、水が巡回し凍るのを防ぐことができます。

また水面に小さな発泡スチロールなどを浮かべておくことで、風で発泡スチロールが動くことで水面が凍るのを防ぎやすくなります。

屋外に設置した水槽の凍結防止法に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ガラス水槽ではなく深さのある水連鉢や素焼きの鉢を使用する

ガラス水槽は素焼きの鉢や水連鉢などと比べると、外気温の影響を受けやすいため、冬に屋外に設置するには向いていません。少しでも保温・外気温を断熱しやすい素材の容器で管理するのが大切です。

防寒対策を行う

冬は風も冷たいので、簡易的なビニールハウスを作る、発泡スチロールなどで断熱するなどというような工夫も必要となってきます

金魚やメダカ・ミナミヌマエビなどを飼育している水槽の屋外管理方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

浮草の冬の屋外管理ポイント

ホテイアオイのような浮草は、冬の寒さで全体的に枯れた状態で水面に浮いていることが多いです。しかし実際には「枯れたように見えている」だけで、完全に死んでしまったわけではなく春に新芽を出すために栄養を蓄えています。

そのため枯れているような状態でそのままにしておいても、春先には新芽が出てくることが多いです。

できるだけ風を防げる場所で、十分な太陽の光を受ける環境に置いてあげることで、春先に新芽を出してくれる可能性が高くなります。

ただし、浮草もメダカなどの生物と同様に、冬は活動が低下している時期なので栄養の与えすぎなどには注意する必要があります。生き物がいる水槽なら下手に栄養を追加しなくても置き場所さえ気を付けておけば大丈夫でしょう。

水草の冬の屋外管理ポイント

日本で自生している水草の場合は、水が凍らなければほとんど越冬可能です。ただし冬の間は春先に向けて栄養を蓄える時期でもあるため、活動自体が止まって「休眠期」に入って、草丈などが縮んでしまうこともあります。

日本に自生しているものも外来種も、底床にしっかりと根を張っている状態のもののほうが、越冬しやすい傾向にあります。また底床があることで、根が土によって寒さから守られるという利点があります。

そのため冬も屋外でビオトープを管理するのであれば、夏の間にしっかりと底床に根を張らせて、丈夫な水草に育ててあげましょう。

水上葉の冬の屋外管理ポイント

水上葉を冬も屋外で管理することを考えているのであれば、秋口になって急に外にだすのではなく最初から屋外で育てたほうが環境になじみやすいです。

また寒さが厳しくなって葉が枯れてきた場合、夏なら虫や病気を考慮してすぐに取り去りますが、冬の場合は枯れ落ちた葉がそのまま地上に残ることで根を寒さから守ります。

冬は極力自然な状態のまま、人の手を入れ過ぎないほうが春先に新芽を出しやすくなります

水上葉も寒さが厳しい冬の間は活動が停滞するので、水のやりすぎや肥料のやりすぎに注意しましょう。

まとめ:冬の管理ポイントを抑えてビオトープの水草を越冬させよう!

今回はビオトープなどに使用する水草や浮草で、冬の寒さに強い種類の紹介と、冬越しのポイントについてお話しました。

屋外飼育でビオトープなどを設置する場所や環境はそれぞれで異なるので、必ずしも越冬できるとは限りません。

可能であれば玄関など、少しでも寒さをしのぎやすい場所で管理したほうがよいでしょう。

冬の水草の管理は、「人の手を入れ過ぎない」ことと「防寒対策をしっかり行う」、この2点が重要なポイントになります。

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