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CO2添加水草水槽の仕組みと運用ポイント!機材や設置方法など徹底解説

アクアショップで美しい水槽を見かけ、これと同じものを再現したいな~と思ったことは誰しもおありかと思います。

その時に「この水槽はCO2(二酸化炭素)を添加しているんです」と言われてびっくりしたことはありませんか?

美しい水草水槽を維持するためには、CO2添加が必要です。こちらのページではCO2添加のメリット、デメリットと仕組み、必要な機材、運用のポイントを解説します。

参考にして美しい水草水槽を創ってみませんか?

CO2添加のメリット、デメリット

メリット

水草を状態良く育成するためには水槽内のCO2だけではうまく育成できないものもあります。

育成できたとしても美しく育たなかったり、間延びしてしまったり、うまく群生しないなどレイアウト水槽向けの成長が難しいです。

ですから、強制的にCO2を水中に溶けこませる装置を水槽に設置することで、「水質を維持」し「光合成を促進」し、水草の持っているポテンシャルを最大限発揮させることが可能です。

CO2が水槽内に十分供給されているかどうかで水草の美しさが変わってきます

デメリット

CO2添加方式にもよりますが、コストがかかってしまいます。CO2添加装置の本体代とCO2が切れた時に補充が必要となります。
初期費用・ランニングコストは添加方式により様々です。そこまで高い費用ではありませんが。

また、苔も光合成が促進され、力強く育ってしまうという問題もあります。
添加量を見極め、水槽内の水草だけで消費できるCO2添加を行えば、回避することも可能ですが調整は難しいです。

CO2添加装置の設置方法・ポイントを解説します

CO2添加の設置例として、リシアとグロッソスティグマの水槽を例にとり解説いたします。

【↓こちらの記事と同じ水槽です】

上記の記事は、リシアの育成についてですが、今回はCO2添加装置の設置方法にフォーカスして取り上げさせていただきます。

CO2添加のポイントは?

水草を強制的に光合成させ美しく成長させるためには、CO2の添加が必要不可欠です。CO2添加方法の仕組みについて書いていきます。

必要機材

  1. CO2ボンベ(専用小型ボンベまたはミドボン)
  2. CO2レギュレーター
  3. CO2専用逆流防止弁
  4. スピードコントローラー
  5. バブルカウンター
  6. 電磁弁
  7. タイマー
  8. CO2拡散器
  9. 耐圧チューブ
  10. エアーチューブ

これら10個のアイテムを使用します。

使い方とポイント

CO2ボンベは添加頻度や、水槽サイズにより大きさを変える必要があります。
添加量が多いにも関わらず小型ボンベを使用するとすぐに無くなるため。コスパが悪いです。そのような場合は大型ボンベであるミドボン(緑色のボンベで、中身が減ったら追加して繰り返し使えるボンベ)を使用することをおすすめします。

初期費用はかかりますが、長い目でみればリーズナブルです。

ボンベには専用レギュレーターを接続します。レギュレーターはアクアリウム用を用いましょう。

こちらはレギュレーターを装着したCO2ボンベ(左)とバブルカウンター(右)です。バブルカウンターはCO2の排出量を確認する装置になります。

レギュレーターへ耐圧チューブを装着し電磁弁へ接続します。
電磁弁からも耐圧チューブの次に、スピードコントローラーへ接続します。
スピードコントローラーは必須ではありませんが、付けておくと細かいコントロールをしやすいためおすすめです。

スピードコントローラーから耐圧チューブで逆止弁に接続します。
逆止弁から先は柔らかいエアーチューブを接続しバブルカウンターへと接続します。

こちらがバブルカウンターの様子です。
バブルカウンターからCO2拡散器に接続し接続は完了です。

接続が完了したら、照明の点灯時間に合わせてCO2添加をします。

こちらは電磁弁の画像です。タイマーに照明と電磁弁を接続し、連動させます。
照明点灯時間は1日8時間程度を目安とします。

CO2添加量は、バブルカウンターを見て確認し1秒あたり1,2滴とします。
スピードの調整はレギュレーター付近に付いている開閉バルブで大きく調整して、細かい調整をスピードコントローラーでやると簡単です。

その他の注意点

CO2を添加する場合、同時にエアーポンプを接続することも多いです。

夜間、水草はCO2を放出するため水中が酸欠になることを防ぐ働きがあります。さらに、水面の油膜を除去するためにも効果的ですので設置することをおすすめします。

エアーポンプを稼働させるのは、夜間照明とCO2添加を停止している時間帯にしましょう。エアーポンプを稼働させると空気中の酸素を供給できますが、同時にCO2が逃げてしまうためです。

具体的な作業の様子をご覧ください

文字で説明されてもピンとこない方は画像で作業の流れを確認すると安心ですね!

こちらは装置一式です。作業開始前に床に養生を敷いてから開始しすると、もしもの時のソイルのこぼれなどに対処できます!

水槽の底面にソイルを敷き詰め、外部フィルターの排水管を設置した部分です。排水管の下にヒーターが設置してあります。

なるべく装置類は一か所にまとめるとキレイに仕上がります。点検するときもここを見ればいいので見逃しにくくできます。

キャビネットの中はこんな感じになっています。ろ過装置、CO2装置、電源など色々なものが入りますので、整頓して収納しましょう。

流木を仮置きして注水します。

ビニールを敷いてソイルが巻き上がるのを防止します。

飼育水をバケツに汲んでおき、ポンプで注水すると静かに注げるうえに、楽なのでおすすめの方法です。

70%ほど注水が完了しました。ここから水草を植え付けていきます。

リシアはリシアマットに入れてあります。グロッソは一つずつピンセットで丁寧に植えていきます。根気の必要な作業です。

丁寧に1株ずつグロッソを植えて…

グロッソやリシアは高光量を求める為、水草用の照明を2本設置します。

植え終わった様子です。

水草の成長を待ちます!

まとめ:CO2を添加して美しい水草水槽を創ろう

こちらの写真は、今回設置した水槽の、後日の様子です。
リシア、グロッソが美しく生えそろってきました!

予備知識なしではなかなか敷居の高いCO2添加ですが、手順通り行えば問題なく設置できます。

CO2を添加することで多くの水草のポテンシャルを引き出すことが可能です。

ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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