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水草を種から育てる方法とは!30cm水槽で実際に撒いて育てました!

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水草といえば、ショップで買ってきた水草を水槽に植えこむのが一般的です。
しかし、最近は種を撒いて水草を育てている方も増えてきています。

種から育てれば、植え込みの大変だった水草の絨毯も簡単に作ることができるので、水草水槽を作るならば、ぜひ頭に入れておきたい水草の育成方法です。

ただ種からとなると、イメージがわきずらいし、育てる前に一度様子を見ておきたいところですよね。

そんなご要望にお応えして、トロピカスタッフが実際に水草の種を撒いて育ててみました。
目指せ水草絨毯を合言葉に、水草の育成に奮闘する様子をレポートしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!

30cm水槽で実際にまいて育ててみました!

では、実際にトロピカスタッフが水草を種から育ててみた様子をレポートしていきましょう。

用意するもの

30cm水槽

レグラスフラット F-3040

ソイル(『プラチナソイル スーパーパウダー』を使用)

ジュン (JUN) プラチナソイル スーパーパウダー ブラック 3L

種(『水草の種(ハイグロ系)』を使用)

カミハタ ベビーハイグロシード

ライト(ゼンスイの水草育成用LEDを使用)

ゼンスイ マルチカラーLED 300


※撮影時は『ゼンスイ LEDPLUS ストロングホワイト』を使用しています。

1日目:種を撒きましょう

さっそく作業開始です。

まずは水槽にソイルを敷き詰めます

ソイルの中央にはアクセントとして岩をレイアウトしました。

レイアウトが終わったら、霧吹きでソイルをまんべんなく湿らせます

ソイルの準備が終わったら、ソイルの上に直接種を撒いていきましょう

種はこんな感じの小さな茶色い粒状です。

今回は、緑の絨毯を作ることが目標なので、水槽全体に種を撒きました。
ソイルの上にオレンジ色っぽく見えているのが撒いた種になります。

種まきが終わったら、ライトを当てて1日目の作業は完了です。

パッケージの指示に従い、気温24℃前後の部屋に水槽を設置し、ライトを1日8時間当てていきます。


▼水草・照明に関してはこちらもご参考にしてください。


2日目~5日目:変化なし…

まだかまだかと毎日観察を続けていますが、変化は見られません。

本当に発芽するのか、不安になってきましたが、種の力を信じてとにかく待ち続けます。
ソイルが乾燥しないよう、適度に霧吹きで水を与えながら様子を見守りましょう。

6日目:根が生えてきました!

種まきから待つこと6日…やっと根が生えてきました。

よく見ると緑色の小さな芽も出てきています。種全体が立ってきたようです。

ここまでくればもう少し!気を抜かず、ソイルが乾かないよう水をあげ続けましょう
もちろん、ライトも1日8時間の照射を続けます。


▼水草の成長に関してはこちらもご参考にしてください。

8日目:双葉が…!!

8日目にしていよいよ双葉が開き始めました!

憧れの水草絨毯までもう少し…気を引き締めて頑張りましょう!

12日目:生茂りました

12日目、とうとう立派な双葉が生えそろいました

まさに目標としていた水草の絨毯のような状態です。

よく見ると、岩の上に落ちた種も発芽していました。

水草の強い生命力を感じますね。
水草が生えそろったので明日はいよいよ最後の大仕事、注水です。

13日目:注水していきます

前日と比べると、より一層しっかりした水草になってきました。
葉の密度も色も濃くなってきているようです。

では、最後の一仕事、注水を始めます。

ホースを使って水を入れていきます。

注水完了です。

水槽全体にまんべんなく水草を生やすことができました。

これで、憧れの水草絨毯水槽の完成です!

種を撒くだけで大きな手間もかからずに、立派な水草の絨毯を作ることができました。
密度もなかなかのものではないでしょうか。


水草を種から育てるメリット・デメリット

水草を種から育てることでの最大のメリットは、水草を植える手間が省けるということです。

すでに成長した水草を、ソイルに一本ずつ植え付けていくのは大変な作業です。
特に水草絨毯を作るためには、きれいに隙間なく水草植え付ける必要があり、これはかなりの根気と時間を要する作業となります。

しかし、種から育てる場合、ソイル全体に種を撒くだけで、誰でも簡単に水草絨毯を作ることができます。

デメリットとしては、まず育つまでに2週間前後はかかるということが挙げられるでしょうか。

また、しっかりと水槽を管理していないと発芽せずに枯れてしまう可能性があること、ある程度予想はつきますが、発芽してみないとどんな水草になるのかがわからないことなども、デメリットとして頭に入れておく必要があります。

水草を種から育てるときの注意点

すべての水草の種に当てはまるわけではありませんが、発芽後に注水すると種が枯れてしまうことがあります。

そのため種から育成した水草は、水深が必要な熱帯魚水槽よりは、テラリウムやパルダリウムに向いている印象です。

熱帯魚水槽に水草の種を使用したいときには、使用上の注意をよく読み、必要に応じてメーカーに問い合わせを行うと安心ですね。

まとめ:水草を種から育てる方法とは!実際に撒いて育てみた感想

水草を実際に種から育ててみた結果、きれいな水草の絨毯を作ることができました。
大体2週間ぐらいでここまで育つので、個人的には大変満足のいく結果だったと思います。

上手に発芽させるコツは、温度管理をしっかり行うことソイルが乾かないように水を上げ続けることにあると感じました。
発芽まではハラハラドキドキさせられましたが、発芽後はあっという間に大きくなり緑の葉がどんどん茂っていきます。

水草を一本一本植え付けて理想のレイアウトを作り上げていくのが水草水槽の醍醐味ともいえますが、この作業はかなり玄人向けともいえます。
水草水槽のハードルを下げるという意味でも、水草を種から育てるのはなかなか良い方法ではないでしょうか。

皆さんも種から育てる水草育成にチャレンジしてみてくださいね!

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▼水草の育成に関してはこちらもご参考にしてください。


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執筆者 長嶋 美智子

トロピカライターの長嶋です。
金魚すくいで連れて帰った、和金の『よしえ(名前)』を飼育してました。
可愛らしい魚とワニが大好きです。
生物を飼う楽しさを伝えていけたらな、と思います!

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