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苔を採取してみよう!苔採取におすすめ場所・道具・方法を解説します

アクアテラリウム、苔玉(こけだま)などで近年注目を集めている「コケ」。

深い緑色でしっとりした質感の苔は日常に疲れた私たち現代人の心を癒してくれるオアシスとなります。

今回は、そんな人気のコケを自分で採取する方法をご紹介します。

コケ採集にはどんなところへ行けばいいのか、道具は必要なのか、どんなところに注意して採取すれば良いのかなど、コケ採取についてバッチリまとめました!

自分で採取したコケを育ててみませんか?

コケの特徴を知る

まずはコケのことを知っておきましょう。

コケは、非常に原始的な植物です。よく見られる一般の植物の祖先にあたります。

一般の植物と異なり、根を持っていません。とはいえ「根」のようなものがないと風で飛ばされたり雨で流されてしまいますから、「仮根(かこん)」と呼ばれる根の代わりのなるものはあります。それで岩や木の幹にくっついているだけで、水を吸う機能はありません。

コケは根が無い代わりに、体表全体から水を吸っています。そのため、湿度の高い場所に良く繁茂しています。

光合成を行うことで自分が成長する分の栄養を自力で作り出していますから、ある程度の日差しは必要です。しかし、直射日光が当たると乾燥しすぎてしまうので半日陰を好みます

一般に生存能力が高く、普通の樹木や草本類が生育できないような、岩がゴロゴロしているような荒れ地でもコケは生育することができます。

コケを採取できる場所

コケはどんなところで採取できるでしょうか。

上で説明した通り、多くのコケは半日陰で湿度の高いところを好んで生育しますので、山中や近くに水が流れている、完全に乾燥していない場所を探してみるのがオススメです。
一部、乾燥に強い種類もあります。

その気で近所を散歩すると、思わぬところでコケを発見できることもよくあります。

身近なところに見られるコケ

公園、歩道といった土のある場所には、乾燥に強いギンゴケ、スナゴケ、ホソウリゴケなどが見られます。ブロック塀や石垣の隙間などにもよく見られます。

繁殖力・耐久性が強いので初心者の方にもオススメです。

これらのコケは乾燥気味に育てたほうが良いでしょう。湿度を上げすぎるとカビが生えてしまうこともありますので注意が必要です。

山地や沢に見られる苔

山にも沢山のコケが自生しています。
みずみずしいコケを狙うなら沢などの水がある所が良いでしょう。
水の流れている際や水しぶきが当たる所ではコツボゴケ、ホウオウゴケ、ハイゴケを良く目にします。

直射日光の当たらない林道にも沢山あります。
タマゴケ、ヒノキゴケ、コウヤノマンネングサ、オオカサゴケ、シノブゴケ、シッポゴケなどが代表的な種類です。

オススメの採取時期

苔を採取するのに最も適した時期は「春~夏」、しかも雨上がりだとベストタイミングです。

コケは水を吸うと葉が開き青々しい美しい姿が見られます。晴れの日が続くと水分の蒸発を防ぐために葉を閉じてしまうのです。

コケ本来の美しさを見て採取したい方はぜひ春~夏の雨上がりを狙いましょう。秋~冬にはコケは枯れているように見える場合もあるため、探すのが大変かもしれません。

コケの採取道具

コケを採取するのに「あると便利な道具」を紹介します。

コケをはがすヘラ・ピンセット・スコップ

コケは仮根で岩や土にしっかりと固定されていますので、それをはがすための道具があると便利でしょう。

手元にヘラやピンセット、スコップがあれば利用できます。

コケを持ち帰ってくる用の容器

採取したコケはたいてい泥などがついていますので、コケを入れる容器があると便利です。

乾燥に弱いですから、できればタッパーウェアや瓶などのようなある程度密封できる容器だとコケを元気な状態で持ち帰ることができます。

ぬかるみが多いので

コケは湿度の高い場所が好きですから、足元がドロドロな場合もあります。沢に入らないと採取できない場合もあるでしょう。

ですからトレッキングシューズや長靴、ゴム手袋などがあると便利です。

コケ採取の注意点

コケを採取する際に守ってもらいたい注意点も添えておきます。

私有地に勝手に入るのはやめましょう

山や川は私有地である場合がありますので、許可を得てから入るようにしてください。私有地である場合は採取の許可も取りましょう

また神社や仏閣でのコケ採取もやめましょう

神社や仏閣に生えている植物は神様・仏様のものであるという考えがありますし、大切に育てられているコケかもしれません。

必要な分だけ持ち帰りましょう

コケは必要な分だけ持ち帰るようにしましょう。

必要最低限な分だけ採取すればコケはまた繁殖し、元に戻りますが、根こそぎ採取してしまったらどうなるでしょう。

そこの苔は消滅してしまうかもしれません。それでは本末転倒です。生育場所にコケを残しておけば、持ち帰ったコケの栽培に失敗してもまた採取しに来ることもできます!

良い状態で持ち帰るには

コケは湿度の高い場所が好きですが、あまりにも高温・多湿になりすぎるのは苦手です。

夏場に採取した場合は、容器内の温度が上がりすぎないように保冷剤などを用意しておきましょう。

また、基本的には「生えていた場所がそのコケに適した環境」ですから、乾燥気味のところで採取したコケは密封度が高い容器に入れると蒸れてしまうことがありますので注意してください。

採取したコケはよく洗う

自然環境で生育したコケには虫の卵などが付着している可能性もあります。

そのまま持ち帰って育てたら思わぬことになった…というのでは大変ですから、よく洗ってから植え付けるようにしましょう。心配な場合はビニール袋に入れ、殺虫剤を少量散布するという手法もあります。

まとめ:コケを採取して育ててみよう

自分で採取したコケには、思い出や愛着がわくものです。

春~夏の雨上がり、ぜひ山地や近所の公園に繰り出してコケを採取してみましょう!

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