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黒めだかを飼育しよう!種類・産卵・繁殖・飼育方法を詳しく解説します!

メダカはアクアリウム初心者でも育てやすく、丈夫なのでボトルアクアリウムでも育成・繁殖が可能な淡水魚です。愛好家の手によって、さまざまな品種が生み出されていますが、「黒いめだか」がいるのをご存知でしょうか?

「黒メダカ」は野生メダカのことですが、品種改良により熱帯魚のような大きく美しい尾ひれを持った種類や、より色の濃い黒メダカも存在するんです!

しかし「普通のヒメダカや白メダカと育て方が違うのでは?」と、飼育するか悩んだり、きちんと育てているのに親と違う子どもが生まれたとガッカリする人は多いです。

今回は黒メダカの種類や産卵・繁殖や、飼育などについてお話していきます。

黒メダカの希少性は高い

黒メダカは日本の河川や湖などに生息しているメダカを総称して読んでいる呼び名で。しかし野生のメダカは土地開発や水質汚染などの問題で、最近は数が激減し2003年には環境省がレッドデータブックで絶滅危惧種に指定しています。

「絶滅危惧種じゃ、一般家庭で飼育できないんじゃ?」

こう思われる方もいるかもしれませんが、近年は養殖技術が発達し、黒メダカも養殖されたものがショップで販売されているんです。もしも野生のものを捕獲して飼育しようと思っているのなら、捕獲する数は数匹程度にして、後は自宅で繁殖するのが一番でしょう

またメダカ愛好家の間で他の品種と掛け合わせた、熱帯魚のような外見の黒メダカもいます。そういった種類はショップやオークションなどで販売されています。希少性や種類だけでなく、ショップや出品者ごとに価格が異なるので、購入する場合はいくつかのショップやオークションの価格を調べておきましょう。

同じ黒メダカでも遺伝子が違う!?

日本にいる黒メダカは、どの地域も外見に関してはさほど変化がありませんが、実は「地域によって遺伝子レベルでの違いがある」のをご存知でしょうか?

そのため捕獲した地域と全く違う地域の河川に放流してしまった場合、繁殖していくと「本来その地域にいた遺伝子レベルで純粋なご当地の黒メダカ」がいなくなってしまう、ということにもなりかねません。

例えば、北海道で採取した黒メダカを本州で放流した場合、北海道ならではの遺伝子情報を持つメダカと、本州ならではの遺伝子情報を持つメダカの賭け合わせで、どちらの遺伝子情報も持っているメダカが増えてしまい、本州だけの遺伝子を持つメダカがいなくなる可能性があるのです。  

そのため飼育できなくなったメダカは、絶対に河川や池などへ放流するのはやめましょう

通販で購入できるおすすめの黒メダカ3種

現在メダカは約400種類以上の品種が存在しているのをご存知ですか?

黒メダカも品種改良が行われていて、メダカとは思えないような特徴のある種類も存在します。現在ネットショップやアクアショップで購入できる品種改良種の黒メダカで、アクアリウム初心者やメダカ飼育初心者におすすめの品種を3種類ご紹介しましょう!

小川ブラックメダカ

(めだか) お一人様3点限り 小川ブラックメダカ/小川ブラックめだか(6匹) [生体]

「小川ブラックメダカ」は、野生の黒メダカをさらに濃い黒に改良した品種です。体全体黒いのですが、尾ひれや背びれは透明なままとなっています。黒メダカの改良品種の中でも最も値段が安く、1匹100~200円ほどで購入できでます。

オロチ

(めだか)オロチメダカ/オロチめだか(3匹)

「オロチ」は野生のメダカの形状を保ちつつ、「黒色」をより濃くはっきりとさせ、全身ムラなくヒレまで黒い色が現れます。神奈川県の愛好家が繁殖・育成した品種で、完全屋内飼育でもこの体の黒い色は損なわれません。飼育しやすい品種ですが、「骨格が悪い」という特徴があります。価格は1匹あたり1,000円前後のことが多いです。

黒龍メダカ


※※【鰭長系、成魚】黒龍めだか、15匹の販売になります。

「黒龍」は野生の鱗の輪郭が野生の黒メダカより目立っていて、黒色色素が強いという特徴があります。野生の黒メダカは保護色の関係で、明るい場所だと黒色が薄くなりますが、黒龍は周囲の明るさに関係なく、黒い色を維持することができる品種です。1匹あたり400~500円程度で販売されていることが多いです。

今回ご紹介した黒メダカの品種は、野生種に近い体型をしており丈夫で飼育しやすいものばかりです。このほかにも体が黒く尾ひれが金色の「ブラック黄金」や、ダルマメダカとの賭け合わせの「ブラックダルマ」ラメの入った「黒ラメミユキ」などたくさんの種類があります

メダカの飼育は簡単

黒メダカの飼育、難しいと思っていませんか?

黒メダカお飼育方法はヒメダカなど他のメダカと同じで、ろ過機材やエアーなしでも飼育することができます。そのため屋外のビオトープやボトリウムでも飼育可能です。ガラスやアクリルの水槽でなくとも、小さな金魚鉢や100円ショップで販売しているプラスチックの昆虫ケースなどでも飼育できます。

 

メダカの飼育方法に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

しかし一つ注意したい点として、メダカは本来外敵から身を守るために、周囲の環境に合わせて体の色を変える「保護色」の機能を持っています。そのため自分で河川や湖などから捕まえてきた黒メダカを育てるときは、明るい場所で飼育すると体の色が薄くなってしまう点に注意しましょう。

野生のものを飼育するときは暗い色の容器や水草などで隠れ場所などを多くして、水槽内を暗めにしたほうが濃い色になりやすく体色を維持しやすくなります。

この他の注意点には、以下のようなものがあります。

なるべく底砂を入れてあげよう!

底砂にソイルや赤玉土などを入れることで、飼育水槽内に生物ろ過に必要なバクテリアが定着しやすくなります。底砂なしでも黒メダカ飼育は可能ですが、底砂を入れてバクテリアを定着させることで、水質を安定しやすく水換えの回数を減らすことができます。

水草も入れてあげたほうがストレスを軽減できる

黒メダカだけに限らず、魚は自然に近い環境の方が落ち着くことができストレスを軽減することができます。また産卵床や隠れ場所にもなるので、アナカリスやカボンバなど育て方が簡単で葉の柔らかい水草や、浮草などを入れてあげましょう。 

メダカと相性のよい水草については、こちらの記事でご紹介しています。

黒メダカの産卵・繁殖について

黒メダカの産卵や繁殖方法に関しても、ヒメダカと同じで大丈夫です。メダカは卵を水草に産み付けるので、アナカリスやウィローモスといった水草や、浮草などを用意してあげましょう。ただし、野生のメダカ同士なら親と同じ姿のものが生まれる確率がかなり高いですが、改良品種の場合は同じ種類同士でも親と異なる姿や体色の稚魚が生まれることがあります。

品種改良により生まれた黒メダカは、その特徴を維持するために何世代にも渡って交配させ、遺伝子情報を安定させているので野生の黒メダカとは全くの別物となります。他の品種や野生のものと同じ水槽で飼育した場合は、違う種類同士でも交配してしまい雑種が生まれてしまうので、品種を維持したいのであれば交雑を防ぐため混泳は避けましょう。

さらに卵が孵化してある程度稚魚の色や姿形がわかるようになったら、稚魚の選別を行って親の特徴を濃く受け継いでいるものと、全く異なる外見のものとを別々の水槽で育てることをおすすめします。

メダカの産卵・繁殖方法の詳細についてはこちらをご覧ください。

繁殖を考えるなら卵は親と別水槽に!

メダカは雑食性の淡水魚で親は自分が産み付けた卵も餌と認識してしまいます。そのため親と同じ水槽内に卵を入れたままにしておくと、孵化する前に卵が食べられたり、孵化したばかりの小さな稚魚が親に食べられてしまうこともあるんです。

繁殖を考えているのであれば、卵を見つけたら稚魚用の水槽に移すか、産卵用水槽で産卵させて、親を元の水槽に移すといったことも必要になります。

まとめ:黒メダカは育て方が簡単!色々な種類を育ててみよう!

黒メダカの育て方や繁殖方法は、他の種類と同じでとても簡単で、原種に近い種類ほど丈夫で育てやすいという特徴があります

黒い色のメダカは水槽内に入れることで引き締まった印象を与えてくれます。他の種類の卵生メダカとの混泳は注意が必要ですが、同じ水質・水温、そして温和な性格かつ同じ大きさの熱帯魚やミナミヌマエビなどとの混泳も可能です。

真っ黒なボディがカッコいい、黒メダカを飼育してみませんか?

コメント

  1. ガム より:

    そのため飼育できなくなったメダカを、むやみに河川や池などに放流するのはやめましょう。

    【むやみに】では無く絶対に駄目です。メダカであろうが、犬猫であろうが終生飼育が基本です。覚悟無く始めさせるような文章は止めて。

    • 中島 より:

      むやみに、とは『軽い気持ちで放流しないで』という意味で掲載しました。誤解を招く文章のないように校正してまいります。ご指摘ありがとうございます。

  2. より:

    「むやみに放流するのはやめましょう」では無く「絶対に放流してはいけません」かと思います。