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水槽照明を吊り下げよう! 照明を吊り下げるメリットと方法を解説します

水槽照明はアクアリウムにおいて欠かせない設備の1つです。現在では、その手軽さから水槽上部に直接設置する上置き型の物が一般的ですが、ライトスタンドなどを用いて吊り下げる形式の物も一定の人気があります。

大きさにもよりますが、決して安価とは言えないライトスタンドが必要な吊り下げ照明が人気の理由は、上置き型にはないメリットがあるからです。ここでは、水槽照明を吊り下げるメリットやその方法などをご紹介します。

水槽照明を吊り下げるメリット

水槽用の照明は、水槽上部に設置する物(上置き型)が手軽さなどの理由で主流ですが、吊り下げ式の物も一定の人気があり、各メーカーから発売されています。

吊り下げ式の水槽照明を用いる際は、当然ながら別途に吊り下げるための器具や設備が必要になり、それらを含むので導入コストは高くなってしまいます

それでもなお、吊り下げ式に一定の人気があるのは、主に以下に示すメリットがあるからです。

  • 水槽作業がしやすくなる
  • 照明からの熱の影響を緩和できる
  • 鑑賞性が高くなる
  • 照明が湿度の影響を受けにくくなる

まず、吊り下げ式の照明は上置き型の物とは違って水槽に直接設置しないので、水槽の上部スペースを空けることが可能です。よって、水換えなどのメンテナンス時に、いちいち照明を移動させなくてもよくなるため、水槽作業がよりスムーズに行えるメリットが生まれます。

次に、照明器具から発せられる熱の影響を緩和することが可能です。照明器具を点けると熱が発生し、強力な物ほど放射熱量も多くなるので、その熱が水槽水に伝搬して水温が上昇することがあります。

特に、水草やサンゴを育成するために、強力な照明を導入している環境で夏場になると、その影響が無視できないほどになる場合があるので、吊り下げることは放射熱対策にも効果的です。

また、照明を直接設置しないことで水槽周りがすっきりとするので、見た目の印象もがらりと変化します。一様に鑑賞性が高くなる傾向にあり、特にフレームレス水槽では劇的な向上が期待できます。

最後に、水槽水の蒸発による水蒸気の影響を受けにくくなるので、照明器具を湿気から守れます。これは、常にフタをしている水槽ではあまり関係のないことですが、アクアテラリウムなどのフタをしないで管理する水槽ではメリットです。

水槽照明を吊り下げる方法

水槽照明を吊り下げる方法は、ライトスタンドを使用する方法と、天井にフックを取り付ける方法の二通りが挙げられます。いずれの場合も照明は上置き型の物ではなく、吊り下げ式の物が必要なので注意してください。

ライトスタンドを使用する方法

カミハタ ネオアーチ 900

この方法は、水槽にライトスタンドを取り付けて、水槽照明を吊り下げる方法です。水槽用のライトスタンドは、各メーカーから発売されており容易に入手できます。この方法の利点としては、ライトスタンドと吊り下げ式の照明があれば実施できる手軽さにあります。

また、水槽上部の縁にライトスタンドを設置するので、模様替え時など水槽を動かす際に困らない点もポイントです。

ただし、本手法はその性質上、フタなどが設置できなくなる恐れがあるので注意してください。最近の製品はスタンド基部がコンパクトな設計の物も増えてきましたが、古い製品だと縁をほとんど覆ってしまう場合があるので、購入前に製品仕様をよく確認することをおすすめします。

それから、市販されているライトスタンドの対応範囲は120cm水槽までなので、それよりも大きな水槽でライトスタンドを使用したい場合は、オーダーメイドしてもらう必要があることにも留意してください。

天井から吊り下げる方法

Sayayo シーリングフック サスペンショントレーニング ハンモックスイングフック 空中ヨガスイングフック 天井壁マウント Uフック 長さ4インチ、ステンレススチールブラッシュ仕上げ、2個、JDD008-2P

こちらは、天井にフックなどを取り付けて水槽照明を吊り下げる方法です。本手法はライトスタンドさえも水槽に取り付けないので、よりスタイリッシュなアクアリウムを演出できます。

ただし、照明の重量によっては天井の材質に対応したアンカーの打ち込みなど、専用工事が必要になる場合があるので注意してください。また、水槽の位置を変えたくなった場合に不便なことも、気に留めておいてください。

上置き型を吊り下げたい場合

さて、水槽照明を吊り下げたくても上置き型しかもっていない、そしてそれを無駄にしたくないとお考えになる方もいるのではないでしょうか。そのような方たちのために、上置き型を吊り下げる方法もご紹介します。

しかしながら、上置き型を吊り下げることはメーカーが想定している使用法ではありません。例え、保証期間内に照明が故障してしまっても、保証の対象にならない可能性があるので、実行する場合は自己責任で行ってください。

用意する物

  • ライトスタンドまたはステンレスラック
  • 結束バンド
  • ステンレスワイヤー
  • ステンレスWリング
  • オーバルスリーブ
  • スイベルスナップ
  • リーズロック
  • ペンチ

ステンレスラックを使用する場合はラックの下に照明を吊り下げるので、棚の部分が格子状になっている物を用意してください。また、全てに言えることですが、照明の重量に対する耐荷重が十分であるか、よく確認して適切なものを用意してください。

最低限、スタンド・結束バンド・ワイヤー・Wリング・スリーブがあれば吊るせますが、スナップがあれば取り外しが容易になり、リーズロックも活用すれば高さの調節も可能になります。

手順

  1. 最初に、上置き型の照明の両端に結束バンドを巻いて、ワイヤーを通すためのWリングを取り付けます。
  2. 次に、ワイヤーを吊り下げるのに適した長さで切断してスナップに直結し、リーズロックを取り付けます。
  3. そして、ワイヤーをWリングに通した後に輪を作り、スリーブでしっかりと”かしめ”ましょう。
  4. 最後に、スタンドに手順2のスナップを取り付けて、リーズロックで高さを調節すれば完了です。

Wリングは照明の重心の位置に来るように調節して取り付けてください。大きくて重い照明は1点で吊ると不安定になりやすいので、片側2点ずつで吊り下げた方が安定します。

まとめ・水槽照明を吊り下げるメリットとその方法について

水槽照明は、一般的なアクアリウムにおいて必須となる基本的な設備の1つです。現在の主流は上置き型のタイプですが、吊り下げ式の物も一定の人気を博しています。なぜなら、鑑賞性やメンテナンス性が向上することに加えて、飼育環境の維持管理や照明の耐久性の面で有利だからです。

特に、フレームレス水槽を運用している場合は見た目が劇的に向上し、よりおしゃれなアクアリウムを演出できる可能性があります。生体の飼育に慣れてきて、アクアリウムの見た目にこだわりを持ちたいとお考えの方は、水槽照明を吊り下げ式の物に変えてみてはいかがでしょうか。