トロピカ-初心者向けアクアリウム、熱帯魚水槽、金魚、メンテナンスの情報メディア

フォローする

ラミーノーズの飼い方!寿命や病気、混泳に向く魚や水草を解説します!

ラミーノーズ(ラミーノーズテトラ)は小型カラシンの1種で、ネオンテトラといったテトラ類の仲間です。その独特の色合いから本種を群永させるだけでも、大変華やかなアクアリウムに仕上がります。

そんなラミーノーズを飼育するうえでのポイントは以下の3点が挙げられます。

  1. 水質は弱酸性の軟水を維持する
  2. 強い水流を避ける
  3. 粒の小さい餌を与える

ラミーノーズは環境によって発色の良さが変わってきます。また、体とともに口も小さいので、微小な餌を与えないと食べられないので注意が必要です。

ここでは、ラミーノーズについて、寿命などの特徴を紹介するとともに、混泳相性の良い魚種や水草などの飼育法を解説していきます。

ラミーノーズテトラとは?

(熱帯魚)ラミーノーズ・テトラ(ブリード)(12匹) 北海道・九州・沖縄航空便要保温

ラミーノーズテトラ(以下ラミーノーズ)は小型カラシンの1種で、ネオンテトラに代表されるテトラ類の仲間です。コロンビアやブラジルを流れる、アマゾン川の支流であるメタ川やネグロ川などに分布しています。

「ラミーノーズ」とは「酔っ払いの赤い鼻」を意味し、透明感のある体に頭部だけが赤く染まる特徴的な色彩をしています。

体長は最大で5cm程度で、食性は雑食性のため口に入る物なら何でも食べてくれますが、体とともに口も小さいので餌のサイズには注意が必要です。

寿命は通常で3~4年ほどですが、言うまでもなく飼育環境に左右され、病気などに気を付けて上手に管理できれば、これよりも長生きする個体もいます。

本種はアクアリウムにおいてポピュラーな種類で、ブリード個体・ワイルド個体ともに流通しているため、流通量は少なくありません。そのため、1匹あたり100円前後の手頃な価格で入手が可能です。

ラミーノーズの飼育方法

ラミーノーズテトラ

小型水槽でも飼育可能!

ラミーノーズは最大でも5cmほどの小型魚なので、30cmクラスの小型水槽でも飼育できます。ただし、過密状態にならないよう注意が必要です。小型魚の場合、安全に飼育できる個体数の目安は「体長1cmにつき水1L」と言われています。

30cmの規格水槽に入る水の量は約13Lなので、そのサイズの水槽でラミーノーズの成魚を安全に飼育できる個体数は2~3匹程度です。ちなみに、60cmの規格水槽になると水が約65L入るため、13匹前後のラミーノーズを安全に飼育できます。

なお、この数字はあくまでも目安で、フィルターの能力など飼育環境の影響を受けて上下します。

強い水流は避けよう

【チャーム】エーハイムナチュラルフローパイプ ゆるやかな水流作り

ラミーノーズは強い水流を嫌います。水槽環境の維持のためにはある程度の水流は必要ですが、強い水流が生じているとラミーノーズが泳ぎ疲れて衰弱してしまいます。

そのため、フィルターの排水やエアレーションなどで強い流れが発生しないよう、配置には気を付けてあげてください。もし、フィルターからの排水で強い水流が発生してしまうようなら、フローパイプを取り付けると流れを穏やかにできます。

ラミーノーズの好む水質

ラミーノーズを飼育できる水温は23~28℃前後ですが、低水温側では白点病が出やすいので、年間を通して26~27℃程度に保温することをおすすめします。

水質はpH5.5程度までの弱酸性から中性が適しています。発色を良くしたいのであれば、弱酸性の軟水が良く、同条件で飼い込むと赤色の発色が濃くなり、個体によってはエラ蓋付近にまで拡大します。

発色を良くするためには光量を確保することも重要なので、熱帯魚用のLEDなどきちんとした照明を用意して、日中はしっかりと明るい状況を作ってあげましょう。

口が小さいのでエサに注意

テトラ (Tetra) プランクトン 112g

先に少し触れましたが、ラミーノーズは小型魚なので口も小さく、自分の口よりも大きな餌は食べられません。本種の口のサイズに合わない餌を与え続けると、摂食できずに餓死する危険があります。

そのため、餌は小型カラシンの飼育を目的とした人工飼料など、粒の小さな物を選んでください。余っている他種用の餌を無駄にしたくない時など、本種の口よりも大きな餌を与えたい場合は、細かく砕いてから与えると良いでしょう。

ラミーノーズの混泳について

【チャーム】ネオンテトラ、ラミーノーズ水槽

ラミーノーズは大人しい熱帯魚なので、混泳相性は良好です。そのため、本種が食べられる心配がない小型魚であれば、ほとんどの魚種と混泳が可能です。例としては、「カージナルテトラ」や「ネオンテトラ」、「プラティ」や「コリドラス」などが挙げられます。

ただし、小型魚の中にも「ブルーテトラ」といった気性が荒いものも存在し、それらとは工夫なしに混泳させると喧嘩になるので注意してください。

ラミーノーズは複数飼育がおすすめ!

ラミーノーズはその独特のコントラストが美しいので、同種のみを群永させるだけでも華やかで奇麗なアクアリウムに仕上がります。

おすすめは10匹以上での複数飼育で、群永する様子が美しいため、水草などのレイアウト用品で遊泳スペースを圧迫しないようにして、群れでいられるようにすると良いでしょう。

ラミーノーズは白点病にかかりやすい

動物用医薬品 観賞魚用魚病薬 ニチドウ ニューグリーンF 5g×2包 熱帯魚 金魚 白点病 尾腐れ病 水カビ病 細菌性感染症 日本動物薬品

動物用医薬品 観賞魚用魚病薬 ニチドウ ニューグリーンF 5g×2包 熱帯魚 金魚 白点病 尾腐れ病 水カビ病 細菌性感染症 日本動物薬品

ラミーノーズの飼育において注意すべき病気は白点病です。白点病は熱帯魚にとっての風邪のような病気で、直接の原因は水中に常在している繊毛虫の1種である、「ウオノカイセンチュウ」に寄生されることです。

同病原体は水中に常在していますが、ラミーノーズの免疫力が正常であれば病気にならないので、水質や水温を適正に保つことが重要です。

症状としては魚体に白色の斑点が現れ、体をあちこちに擦り付けるようにして泳ぐなどが挙げられます。重病化すると白点が全身に及んで衰弱死することがあるので、なるべく早期に治療できるよう日頃からラミーノーズをよく観察しておきましょう。

初期症状であれば病魚を隔離して塩水浴させることで治る場合もありますが、白点が全身に及ぶなど病状が進行している時は、「グリーンF」系の魚病薬を用いた薬浴により治療します。

また、白点病の病原体は高水温化では繁殖できなくなるので、水温を30℃近くにまで上昇させることも効果的です。

ラミーノーズと水草の相性について

熱帯魚 ラミーノーズテトラ 【ADA販売特約店AquaRevue】

ラミーノーズは新芽が大好き!

ラミーノーズは雑食性ですが、植物食性が強い傾向にあることで知られています。そのため、水草があると食べてしまい、特に柔らかい新芽は食べられやすいので、水草水槽には向いていないとまで言われています。

そんなラミーノーズですが、いくつかのポイントを抑えれば水草とも混泳が可能です。

そのポイントとは、第一にレイアウトには葉が硬くて丈夫な種類の水草を入れることです。葉が硬い種類は、ラミーノーズが食べにくいので食害されることを幾分かは防ぐことが可能で、そのうえで丈夫な種類であれば多少食害されても問題なく生育してくれます。

第二に、1日の給餌回数を多くし、ラミーノーズの食に対する意識を水草に向けないようにすることです。また、ラミーノーズのおやつになることを前提で、「マツモ」などの葉が柔らかくて食べやすい種類を入れておいても、レイアウト用の水草を保護するのに役立ちます。

ラミーノーズと相性の良い水草

アマゾンソード

(水草)Sサイズ 国産 無農薬 アマゾンソード(草丈15~20cm前後)(2株) 本州・四国限定[生体]

オモダカ科に属する水草で、名前の通り南米に分布しているポピュラーな種類です。非常に丈夫な種類なので、水草育成の入門種としても最適です。

CO2の添加をしなくても十分に成長してくれますが、肥料は適宜添加してあげましょう。また、根が弱いので一度根付いたら、あまり植え替えを行わないことが上手に育てるコツです。

アマゾンチドメグサ

(水草)マルチリング・ブラック(黒) アマゾンチドメグサ(水中葉)(無農薬)(1個) 本州・四国限定[生体]

セリ科に属する水草で、”アマゾン”の名が示す通り南米に分布しています。成長が早いうえに丈夫な種類なので、多少ラミーノーズに食害されても問題なく生育してくれます。ただし、養分が不足するとその特徴を生かせないので、施肥は行ってください。

クリプトコリネ

(水草 熱帯魚)おまかせクリプトコリネ 緑系色(3ポット) 本州・四国限定[生体]

サトイモ科に属する水草で、東南アジアに分布しています。環境適応力が高くて丈夫なので育成しやすい水草なのですが、新しい環境に適応するために古い葉を溶かすことがあります。

その際に、株自体が弱っていると新しい葉を展開する前に、そのまま根茎まで溶けてしまうことがあるので注意してください。CO2の添加は必要ありませんが、肥料は添加してください。

まとめ:ラミーノーズの飼い方!寿命や病気、混泳に向く魚や水草を解説!

ラミーノーズは小型カラシンの1種で、頭部だけが赤色に染まる独特な体色が特徴です。本種は環境によって発色に変化が見られ、水槽導入時などはストレスを感じて頭部の赤色が薄かったり、小さいこともあります。

しかし、弱酸性の軟水で飼い込むことで、赤色の発色を際立たせることが可能です。また、飼育の際には強い水流が発生しないよう注意するとともに、餌の大きさにも気を付けてあげてください。

その独特な色合いから、群永させるだけでも見栄えの良いアクアリウムに仕上がるので、ぜひラミーノーズの飼育にチャレンジしてみてください。