夏と言えば夏祭りですね!
夏祭りと言えば楽しみなのが「金魚すくい」ではないでしょうか。
でも金魚すくいで取ってきた金魚ってすぐに死んでしまうというイメージを持っていませんか?
受け入れる準備ができていればそんなことはないんです!実は金魚すくいもきちんとアイテムを用意しておけば、金魚を死なせることなく飼育することができます。そんな「便利アイテム7つ」をご紹介します。
みんなで安心して、金魚すくいをエンジョイしませんか?
目次
金魚すくいの前に、飼育用品を用意しておこう!
金魚すくいの金魚を元気に育てるには、飼育用品が必要です。
以下の7つがあると便利ですよ!
急に金魚をすくって持って帰ってきてから慌てるよりも、事前に用意しておくと安心ですね。すぐに対処してあげることも金魚を長生きさせるコツですので、ぜひ準備しておいてください。
金魚すくいで用意したい便利アイテム7つ
その1:飼育容器とタオル
最初から本格的な水槽を用意しないといけないの?と及び腰になってしまうかもしれませんが、そんな必要はありません。
まずは最低でも10リットル以上の水が入るものを用意してください。プラケースなどで構いません。
すくってきた金魚をその容器に入れてやるわけですが、持ち帰ってすぐの状態は金魚もおびえています。急に環境が変化するからです。
そんな時は、タオルや布を飼育容器にかぶせ、一日そっとしておいてあげましょう。目隠しの効果がありますので、そのうちに落ち着きますよ。
尚、金魚を新しい容器に入れてやるときは、必ず水合わせをおこないましょう!
こちらの記事は熱帯魚ですが、金魚も同じ方法で水合わせをしますよ。
その2:カルキ抜き
魚全般の飼育のための必須アイテムです。
水道の水には、殺菌のための「カルキ」が入っています。人間には害のない濃度ですが、金魚など体の小さな生物にとっては毒となることがあるので、除去してやる必要があるのです。
カルキはバケツなどにくんだ水に日光をあてることでも除去できますが、時間が必要になりますし、金魚すくいの多い夏は気温が高いため、カルキを抜いた水は雑菌が繁殖しやすくなっています。
ですから、くんですぐの水道水にカルキ抜きを加えたものを使用するのが安全です。
非常に安価なものなので、1つ用意しておきましょう。
カルキ抜きについてはこちらの記事も参考にしてみてください!
その3:ぶくぶく(エアレーション)か小型フィルター
金魚すくいの金魚は疲労困憊しています。
明るいライトに照らされ、狭い水槽にたくさん入れられ、ポイで追い掛け回されたのですから当然ですね。呼吸の荒い個体も多いです。
酸素不足となっている可能性も高いので、ぶくぶく(エアレーション)を設置してやりましょう。金魚は酸素を多く必要とする魚なのです。
こちらはエアーポンプと投げ込み式フィルターがセットになったものです。迷ったときはとりあえずセットで購入するのも良いですよ!
プラケースで投げ込み式フィルターを使用する際の注意
プラケースにそのまま投げ込み式フィルターを入れると、「ブブブ」という振動音が発生します!また、振動で移動することも!
砂利を敷いている場合は音も移動もしません。
しかし、プラケースは仮住まいで、水槽に移動させる予定がある場合は、底砂は敷かないですよね。筆者は、仮住まいで砂利を敷かない場合は、100均などに売っているシリコンシート(ポリウレタンでもOK)を敷いています。
シートはフィルターと同じサイズで大丈夫です。マットを敷くイメージですね。位置が固定され、音も静かになります。エアレーションはちゃんとできますし、ろ過への影響もあまり感じないです。(※ただし、大きなゴミなどは吸い込みにくくなります。)
個人的には投げ込み式ではないですが、スペースパワーフィットプラスがおすすめです。
音がとても静かです!エアーポンプなしで、1台でエアレーションとフィルターの役割を果たしてくれる優れモノです!良く使用しています。
その4:バケツ
主に水換えで使います。10L以上入るバケツだと便利に使えますのでおすすめです。
水合わせを行う時にも使用しますので1つは用意しておきましょう。
筆者のおすすめのバケツは以下のものです。少し小さいですが、ふちが広いので持ちやすく、安定して使えます。
その5:餌
金魚用の餌を用意してあげましょう。
餌は最初の3日は与えないようにしてください。移動のショックで消化不良になりやすいからです。
金魚は種類がとても多いため、さまざまなタイプの餌が販売されています。金魚すくいの金魚はほとんどが『小赤』と呼ばれる和金という種類なので、浮上性の餌を選ぶと食べやすいでしょう。ただしお手元に沈下性の餌がある場合はそれでも問題ありません。
金魚の餌については以下のページでも詳しく解説しているので参考になさってください。
その6:プロホースやスポイト
プロホースというのは水換えを行う時に用いる便利アイテムです。
水槽の底砂にホースの先端を差し込み、ポンプ部分を押すと底砂が巻き上がり、軽いゴミだけを吸い出せるという仕組みになっています。
金魚はとてもよく食べ、よく排泄する種類の魚ですので、底にたくさんフンがたまります。そのフンをほったらかしにしておくと、どんどん水が汚れてしまいます。
かといって水槽をひっくり返して底砂を全部洗うのはとても大変な作業です。そんなときにプロホースがあると非常に掃除しやすい、というわけです。詳しい使い方については以下のリンクを参照なさってください。
また、アクアリウム用の大きなスポイトもあると重宝します。
餌の食べ残しやフンを素早く手軽に片づけられますし、餌が食べ難そうな金魚の口元まで餌を運んでやったりもできますよ。
その7:魚網(ネット)
掃除や水換えの時に金魚を移動させるときに便利に使えるので一つ用意しておきましょう。
他にも、水中に舞ったゴミを取るのにも使えます。網の目は細かいもののほうがゴミ掃除のときなどに向いています。
金魚すくいの金魚を長生きさせるポイントは
せっかく縁があって連れて帰った金魚ですから、長生きさせてあげたいですね!ポイントを下に3つあげておきます。
ストレスをやわらげてあげよう
飼育する魚の死因の多くは「ストレス」なのです。ストレスをいかに緩和するかが飼育のカギです。
金魚すくいは、金魚にとってストレスフルな環境ですよね。ですから、家に持ち帰ったら頻繁に覗いたり容器を揺らしたりせず、電気を消してできるだけ静かな環境を作ってやりましょう。2日~3日経てば落ち着くはずです。
餌の与えすぎに注意しよう
慣れてきたな、と思うとつい可愛くて、どんどん餌をあげたくなります。水槽を覗きこむと餌が欲しそうに寄ってくる場合もありますからなおさらですね。
でも、金魚が水面で口をぱくぱくさせているのは空腹のときとは限らないのです。
餌の与えすぎは厳禁です。餌に「体にいい」「栄養たっぷり」などと書いてあると「与えた方が金魚のため」と感じてしまいますが、人間だって「腹八分目」が健康の元です。金魚も同じです。
金魚は腸が弱いので(胃はありません)、与えすぎると食べ過ぎで消化不良になってしまいます。金魚はうまく我慢できませんから、飼い主がキチンと管理してあげましょう。
餌をあげる目安は「与えて5分以内に食べきる」量です。一日2回程度で大丈夫です。
水換えは定期的に行おう
水換えはとても面倒な作業ですので、やりたくない!のは筆者も同じです。
でも、水換えが金魚の健康を守りますので、必ず行ってください。通常は1週間に1回、寒い季節は2週間に1回など決めて行いましょう。
まとめ:金魚すくいの前に用意したい、便利アイテム7つ!
金魚すくいの前に用意しておくと安心な便利グッズを7つ紹介しました。
金魚は人に慣れるとても可愛らしい魚ですが、金魚すくいはとても過酷なものです。金魚のために、快適な環境を準備してからすくってあげてくださいね!
金魚は環境さえ合えばとても長生きする魚なので、きっと良いペットとなってくれること間違いなしです。
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