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メダカ・金魚・熱帯魚のトリートメント方法!水槽に入れる前の処置4つ!

トリートメントとは、メインの飼育水槽に購入した新魚を導入する前に、別の容器でしばらくの間飼育することを指します。トリートメントの方法と目的としては、主に以下の4つが挙げられます。

  1. 薬浴により病原体を駆除する
  2. 隔離して体調を整えさせる
  3. 餌付けを行う
  4. 淡水浴により寄生虫を駆除する(海水魚の場合)

トリートメントを行って病気の有無を確認することで、新魚導入に伴う病気の拡散を防ぐことが可能です。また、輸送時や環境の変化によるストレスから、新魚を回復させる重要な工程でもあります。それでは、トリートメントの方法や目的を詳しく解説していきましょう。

魚の導入時はトリートメントをしよう!

トリートメントとは、購入するなどして入手した新しい魚を、メインの水槽に導入する前に別の容器で一定期間飼育することを指します。トリートメントを行う理由は主に2点あり、1.新しい魚が病気を持っていないかを確認することと、2.新魚の体力回復が挙げられます。

1の目的は、メイン水槽内で病気が拡散することを防ぐためです。

鑑賞用に流通している魚は、その過程で病原菌や寄生虫が付着している可能性があります。病気を持った状態で新魚をメインの水槽に入れてしまうと、先住魚にも病気が拡散する危険があるので、それを防ぐために隔離して病気の有無を確認しようという趣旨です。

2の目的としては、輸送時などのストレスで新魚が弱っていることを考慮して、メイン水槽に入れる前に体力を回復させてあげることが挙げられます。

魚にも免疫能力があり、外部環境の影響を受けて正常に働かなくなることがあるため、ストレスを感じている状態だと、病気にかかりやすくなってしまいます。

また、魚もストレスで拒食などの症状が出ることがあるので、後の飼育で問題を出さないためには、いったん隔離して体力の回復を図ることが効果的なのです。

トリートメントの期間は1~2週間程度で行われることが多いですが、アクアリストによっては安全を確保するために、それ以上の期間を費やす場合もあります。

方法もアクアリストによって判断が分かれ、万全を期すために薬浴を行う方もいますが、水質維持の観点から薬剤は使わずに様子を見る方、塩水浴程度に留める方もいます。

魚のトリートメント処置4選

処置1:24時間薬浴してから水槽に入れる

グリーンFゴールド顆粒 6g(2g×3包) 動物用医薬品

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薬浴は購入した新魚が、病原菌や寄生虫を持っていることを考慮して行います。また、新魚にメイン水槽の水中常在菌に対する、耐性を獲得させる意味もあります。

水中や魚体にも常在菌が存在しており、それらの中にはメジャーな魚病の原因になるものもいます。水中常在菌のバランスは養魚場や水槽によりけりなので、魚のそれらに対する耐性が異なることもあり得ます。

そのため、新魚と先住魚の細菌類への耐性が合わなかった場合は、お互いに悪影響を及ぼす恐れがあるのです。購入時には問題がないように見えても、環境の変化によるストレスがトリガーになって発病することもあるので注意が必要です。

よって、トリートメント期間を設けて薬浴することにより、以前の環境における水中常在菌を殺菌し、新魚にメイン水槽のそれらに対する耐性を獲得させておくと安全なのです。

使用する魚病薬としては、「グリーンFゴールド顆粒」が代表的な物として挙げられます。なぜなら、同魚病薬は抗菌剤が主成分として含まれており、細菌性感染症に対して幅広い薬効を発揮するからです。ただし、寄生虫症に対しては効果が期待できないので注意してください。

24時間の薬浴後は1週間ほど様子を見て、異常がなければメイン水槽に導入します。

処置2:弱い個体は、隔離ケースで調整してから水槽へ放す

入手時に弱っていた個体やデリケートな魚種は、いきなりメイン水槽で他の魚種・個体と混泳させると、ストレスで衰弱死する危険があります。

そのため、それらの個体を入手した時は、まずは隔離して様子を見るとともに体調を整えさせてあげましょう。痩せている個体も体力の低下が懸念されるので、当初は隔離して様子を見ることをおすすめします。

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処置3:餌付けできてない個体は、餌付けしてから本水槽へ泳がす

これは特に金魚について重要になる事柄です。金魚を含む魚全般に言えることですが、環境の急変によってストレスを感じると、拒食症状が出る個体は珍しくありません

その状態で給餌しても食べずに残餌となり、いたずらに水を汚す結果となってしまいますし、例え食べたとしても、消化不良を起こしてますます調子を崩す恐れもあります。

そのため、まずは隔離してストレスの少ない環境を作り、餌を食べるようになってからメイン水槽に導入すると良いでしょう。

金魚の場合、環境に慣れれば餌をねだるようになります。それまでにかかる期間は個体差が大きく、なかには1週間以上かかることもありますが、気長に付き合ってあげてください。

処置4:淡水浴してから入れる(海水魚)

海水魚の場合は淡水浴をしてからメイン水槽に導入することも効果的です。淡水浴とは字面の通り海水魚を淡水に入れることを指し、主に寄生虫の除去効果が得られます。

薬剤を使用するよりも安全という評価もありますが、海水魚は海水でしか生存できないので、実施する時間には細心の注意が必要です。

淡水浴を行う時間の目安としては、大型魚であっても7分程度の短時間です。また、水温ショックやpHショックで死亡させないように、使用する淡水の水質にも注意してください。

まとめ:メダカ・金魚・熱帯魚のトリートメント方法!水槽に入れる前の処置4つ!

観賞魚は流通の過程で病原体を持っている可能性があります。新魚を水合わせだけしてメイン水槽に導入したがゆえに、病気が蔓延してしまったケースは散見されます。

きちんとしたショップは管理が行き届いており、入荷の際にもトリートメントを行っているので、病原体を保有していることは希ですが、水中常在菌への耐性の違いによる発病は避けることが困難です。新魚ならびに先住魚の安全を確保するためにも、トリートメントはぜひ行ってください。