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ソイルを再利用してみよう!アクアリウム用ソイルを続けて使うメリット!

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水草育成における底床材として最適であるソイル。ソイルは1年ほどで交換が必要だと思われていますが、実は状態によっては再利用が可能で、継続使用することによるメリットも存在します。

経済性はもちろんですが、他にも栄養分のコントロールがしやすくなったり、使用するうちに定着したバクテリアをそのまま活用できることが挙げられます。
しかし、再利用できるソイルは、あまり崩れていない場合です。
崩れきってしまったソイルは、再利用できませんので、ご注意ください。

ここでは、アクアリウム用ソイルを再利用するメリットや、再利用時の注意点などについて解説していきます。

ソイルは崩れていなければ再利用可能!

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ソイルは底床材の1種で、特に水草水槽でよく使用されています。そのソイルですが寿命があり、使用環境などにも依存しますが、だいたい1年もすると崩れて泥状になってしまいます。

また、栄養系のソイルは水草に吸収されたり水中に溶け出して、栄養分がだんだんと減少してしまいます。

ソイルは、崩れたり栄養分が減少してきたら入れ替えることが普通だと思われがちですが、実はあまり崩れていない状態ならば再利用が可能ですし、継続使用によるメリットも存在します。

ソイルを再利用するメリット

栄養分をコントロールしやすい

ソイルは普通の商品でも色々な栄養分が豊富に含まれているので、そこに足りていないと思われる栄養分を供給するために施肥を行うと、水槽水を富栄養化させやすい難点があります。その点、再利用品は栄養分が減少しているため、施肥によって添加する栄養分の量をコントロールしやすいのです。

バクテリアをそのまま使える

他の底床材と同様、ソイルにもバクテリア(硝化菌)は定着します。そのため、ソイルを丸々交換するとバクテリアが減少し、再び増殖するまでは水質が不安定になりがちです。

しかし、ソイルを再利用すれば、そこに定着しているバクテリアをそのまま導入できるので、メンテナンス後の経過もスムーズです。

コストパフォーマンスが良くなる

ソイルは特に付加価値がない商品であっても、比較的高価な底床材です。そのため、少しでも再利用することで維持費の削減になります。ただし、詳しくは後述しますが、状態によっては再利用ができないので、その分についてはきちんと交換してください。

ソイルを再利用する場合の注意点

潰れたソイルは使えない

完全に崩壊して泥状になったソイルは再利用できません。なぜなら、泥状になると通水性が著しく悪化し、場合によっては嫌気性細菌が増殖して猛毒の硫化水素が発生する危険があるからです。

そこまでの事態に至らなくても、通水性が悪くなって底床内の酸素が不足すると、好気性細菌である硝化菌の活動が低下して水質が悪化しやすくなるので、泥状になってしまったソイルは交換してください。

少しでも再利用するソイルの量を増やしたいのであれば、フルイなどにかけて形を保っているものを選別すると良いでしょう。

初めは水が濁りやすい

選別したソイルを使用しても、表面に崩れたソイルの微細な粒子が付着しており、水を入れるとそれらが舞うため始めは水が濁りやすくなってしまいます。また、細かくなったソイルはそれ自体が舞い上がりやすいです。

舞い上がった微粒子が沈下すれば濁りは解消されますが、量と細かさによっては時間がかかることがある点には留意してください。

ソイルを型崩れさせないポイント

ソイルを型崩れさせ難くし、長持ちさせるポイントとしては、まず最初から粒が大きい物を選択することが挙げられます。粒が小さい物は大きい物と比べると、崩壊して泥状になるのが早いです。

次に、メンテナンスを適切な方法で行うことが挙げられます。メンテナンス時にソイルに無理な力が加わると、それだけ崩れやすくなってしまいます。

ソイルを使用している場合でも底床の掃除は欠かせませんが、水槽の規模に合ったメンテナンス用品を用意して、無理なく水槽作業が行えるようにしておきましょう。

また、ソイルに加わる負荷を軽減する意味では、レイアウトをあまりいじらないことも大切です。レイアウトを頻繁に変更してしまうと、それだけソイルに負荷がかかり、崩れやすくなってしまうので注意してください。

ソイルは上から新しいものを入れよう

ソイルを再利用して不足分を補充する時についてですが、新しいソイルは古いソイルと混ぜてから敷き詰めることはせず、古いソイルの上から入れるようにしましょう。なぜなら、新しい物を古い物の上から入れることで、以下のようなメリットが得られるからです。

  • 濁り難くなる
  • 通水性や根張りが悪くなることを防げる

再利用分の古いソイルは上記の微粒子に加え、それ自体が細かくなっているので舞いやすく、濁りの原因になることが多いです。そこで、新しく粒が大きいソイルを上からかぶせるように入れることで、古いソイルが舞い上がることを抑制できます。

また、古いソイルは細かくなっているために、通水性が低下するとともに水草の根張りも悪くなる傾向があります。そのため、表層に新しいソイルを導入することで、これらの問題点を解消できるのです。

もちろん、ソイルを全て交換する場合と比較すると、前述した栄養分のコントロールやバクテリアの継続使用、コスト面での恩恵も同時に受けられます。

まとめ:ソイルを再利用してみよう!アクアリウム用ソイルを続けて使うメリット!

ソイルは1年ほどで交換が必要だと思われがちですが、実は再利用・継続使用が可能です。ソイルを再利用することで維持費が抑えられることはもちろんですが、施肥による養分の供給量のコントロールが容易になったり、定着したバクテリアを捨てずに済むメリットも生まれます。

しかし、完全に崩壊して泥状になっていると、再利用は不可能なので交換してください。また、新しいソイルを補充する時は、細かくなった古いソイルにかぶせるようにすると良いでしょう。

ソイルの状態を見極めて再利用すれば得られるメリットも多いので、ぜひ実践してみてください。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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