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いつの間にか水槽に混入・発生する生き物とは!入れた覚えのない生き物について

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金魚や熱帯魚を水槽などで飼育していて、いつもと同じようにお魚たちの様子を見たときに「あれ?なんか見たことない生き物が入れた覚えないのにいる!?」という事態に遭遇したことはありませんか。
この生き物たちは水草やライブロックなどに入り込んで進入する場合が多く、淡水水槽ではタニシやミズミミズ、海水ではゴカイやヒトデなどがあります。

この記事では知らないうちに水槽に混入してしまう生き物に、どのようなものがいるのかをご紹介していきますね。

水槽に混入してしまう生き物・淡水水槽編

知らない間に水槽に混入してしまう生き物は、水槽タイプが淡水か海水かによっても変わってくるんです。ここからは淡水生物編として、どのような生き物がどのような状況で混入するのかをお話しします。

タニシ(スネール)

知らない間に水槽へと混入してしまう生き物はさまざまな種類がありますが、こういった混入例が一番多い生き物は実はタニシのように見えるスネールと呼ばれる貝なんです。

基本的にはショップなどで購入した水草についていることが多いですが、買うときにちゃんと見ていたのに混入していた、ということも少なくありません。
これは成長した状態のスネールなら見つけやすいのですが、卵やとても小さな稚貝の状態でついていることもあるからです。そのため水草を買うときには気を抜かずにきちんと見る必要があるんです。

スネールはあまり大きくないので一見すると問題ないと思われがちですが、繁殖力が高く気が付いたら爆発的に増えていて、せっかく美観を保っていたのに損なわれてしまったということもあるので、きちんと対処しましょう。

スネールに関してはこちらの記事もご参考になってください。

有益なタニシについては、こちらで解説しています。

ミズミミズ

ミズミミズは白くて細長く、見た目自体はイトミミズにも似ている生き物です。こちらも水草に混ざっている場合もありますが、アカムシやイトミミズといった生餌に混ざって侵入することも。
ミズミミズは大量に繁殖する生き物なので、放置しておくと見た目が悪くなるだけでなく、気持ち悪い気分になる人も少なくありません。

水草の処理はしっかりしよう!

タニシもミズミミズも水草に混ざって混入する生き物です。だからといって水草を水槽に入れないのは、水槽内の環境や景観を考えた場合悪手になることも少なくありません。
そこでどのように対処するかというと、水草を買ってきたら水道水や「水草その前に・・・」といった専用の薬を使って、しっかりとすすぐことが大事です。

水草その前に・・・ 3個セット

このすすぎに関してはタニシなどの生き物が混入するのを防げるので、手抜きをせず行う必要があります。

水槽に混入してしまう生き物・海水水槽編

水槽の中には海水魚を飼育する海水水槽があるのは一般的にも知られていることですが、海水水槽では混入する生き物が淡水とは違うこともポイントです。

ここからは海水水槽に混入する生き物にどのような種類があるのかや、混入の原因がどこにあるのかなどをご紹介します。

ゴカイ(ウミケムシなど)

海水水槽を持っている・持っていたことがあるアクアリストなら、1度は見たことがあるのがこのゴカイではないでしょうか。

海水水槽で一般的に広く使用されるライブロックの隙間に入り込むなどをして、水槽内に混入してしまうことが多いです。ゴカイは砂の汚れや死んだ魚を食べる生き物なので、水槽をクリーンにしてくれるいい生き物ですが、お世辞にも見た目がいいものではないので、鑑賞性を保つなら駆除するなどの対策をした方が良いです。

ただ、完全な駆除は難しいこともあります。
普段は底砂に潜っていますので気にならないですが、こだわり次第です。

カニ・シャコ

どちらも海の生き物として知名度も高いですが、こちらもライブロックの隙間に入り込むことで水槽内に侵入してしまうことがあります。カニやシャコが水槽内に入ってしまうと、魚や貝だけでなくサンゴまで食べてしまうので、水槽環境からしたら厄介者にしかなりません。

そのため水槽内に侵入しないようにするのがベストです。罠なども販売されていますがカニやシャコは素早い生き物で、捕獲率はそれほど高くないので過信は禁物です。

ウニ

全身をトゲに覆われた知名度も高い生き物ですが、ライブロックが原因で水槽内に入り込んでしまうケースがあります。魚やサンゴを食べること自体はないんですが、サンゴの表面を覆うコケなどを食べます。

ですが、コケを食べるときに全身のトゲによってサンゴが傷ついてしまいますし、ウニの中には毒を持っている種類もいます。素手で捕まえるのは危険なので、水槽内にウニを見つけたらトングやピンセットなどを使ってしっかりと取り除いていきましょう。

ヒトデ

小さなヒトデは見た目もかわいらしいので海水の生き物の中でも人気が高いですが、これもライブロックにくっついていることがあり、それによって水槽内に侵入してしまいます。

かわいらしい見た目とは裏腹に成長が早いです。これだけでも水槽環境には問題を与えますが、ヒトデは生命の危機を感じると界面活性作用があるサポニンという毒素を吐き出してしまいます。
この毒素は水溶性で、魚のエラなどを傷つけてしまうので海水生物にとってはかなりの毒です。

水槽内の生き物を危険にさらさないためにも、ヒトデを見つけたらピンセットなどを使ってしっかり駆除しなければなりません。

ウニやヒトデのようにサンゴに悪影響を与える生き物をもっと知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

それでもライブロックは海水魚水槽の必需品!

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海水水槽では飼育している生き物と別の生き物が混入する要因となるのがライブロックなので、使用をためらってしまいがちですが、たとえこのような危険性があってもライブロックは海水水槽において必須アイテムです。

ライブロックを海水水槽に入れる前に、強力なエアレーションをすることで孔を洗浄したり、ピンセットなどを使って危険生物を取り除く「キュアリング」と呼ばれる処理がとても重要です。

でてきた生き物を逃さないよう、キュアリングは必ず隔離水槽やバケツで行いましょう。

ライブロックの維持については、こちらの記事で詳しく紹介されているので、参考にしてみてください。

まとめ:こんな生物入れた覚えないよ!いつの間にか水槽に発生する生き物とは?

水槽内に気が付いたら入れた覚えのない生き物がいた、というケースは多くのアクアリストが経験したことがあるのではないでしょうか。

これらの生き物は水草やライブロックといった、水槽に必要なものから侵入することが多いですが、放置しておくと美観などに悪影響を与える生物がほとんどです。
そのため導入する前にしっかりと事前処理をして余計な生物を水槽内に持ち込ませないようにしたり、見つけた時点ですぐに水槽内から取り除くことが大事です。

入れた覚えのない生き物を見つけた場合は今回お話ししたことを参考にして、水槽内が危険にさらされることを防いでいきましょう。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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