水槽で飼育できる熱帯魚には様々な美しさの特徴がありますが、ヒレが美しいロングフィン種というタイプがいることをご存じでしょうか。
ロングフィン種はひらひらとたなびくヒレが非常に美しく、幻想的に水槽を演出してくれます。
今回は水槽を彩るロングフィン種のおすすめをご紹介します。
お気に入りの種類を見つけてください。
目次
ロングフィン種とは
上の動画でもわかるように、非常にヒレが長く、幻想的な種類を「ロングフィン(長いヒレ)」と呼んでいます。
主に品種改良で人工的に作り出されたものです。
長いヒレの影響で、強い水流には弱いのですが、華やかなユニークさが人気で、様々な魚種で作出が進んでいるんですよ。
次の項で、どんな魚種のロングフィンがいるのか見て行きましょう。
おすすめのロングフィン種10選
ロングフィンネオンテトラ
ひらひらとした、グッピーのような長いヒレが美しいネオンテトラの改良品種です。ヒレだけ透明感があって、本当に美しいですね。
ヒレが長いため、通常のネオンテトラより水流に弱いので、強い水流が生じないように工夫して飼育しましょう。
更にヒレの長い、『スーパーロングフィン』も作出されています!
コリドラス・ロングフィン
ヒレの長いコリドラスで、こちらも透明感を感じるヒレが美しい種類です。ヒレだけでなく、髭も少し長く、存在感があります。パンダやジュリーなど、様々なタイプのロングフィン種がいます。
底砂をちょいちょいつつくたびに、もふもふと揺れる長い尾ビレが可愛らしい種類です。普通のコリドラスに飽きてしまったかた、一度挑戦してみませんか?
カージナルアカヒレ・ロングフィン
初心者でも簡単に飼育でき、ボトルでも飼育できる点も人気のポイントであるアカヒレ。そんなアカヒレにも、ロングフィン種がいます。
難しい魚は自信が無いからアカヒレを飼いたいけど、普通のアカヒレは地味すぎる…と思っている方にうってつけの種類です。
アカヒレのロングフィンは、長いヒレ部分が赤く染まっており、エキゾチックな魅力が備わっていますね。
ニューギニア・レインボー
こちらは改良品種によって作出された種ではありませんが、長いヒレが特徴のレインボーフィッシュです。スッと長いヒレは清涼感がありますね。
オスは繁殖期に特に美しい色に変化しますので見ごたえがあります。虹色の体色は見ているだけで癒されます。
口の小さい種類なので、小さなパウダー状の餌を与えましょう。
ロングフィン・ラミレジィ
ドワーフシクリッドが改良されて作られた品種です。飼育、繁殖ともに容易な種類ですので、繁殖を行ってみたい方にオススメです。
通常のラミレジィより立派なヒレが特徴で、より華やかです。若干けんかしやすい性質を持っているので、飼育する場合は隠れ家を用意してあげると安心です。
スーパーコメット・チェリーバルブ
チェリーバルブの尾ビレをのばした改良品種です。チェリーバルブは小型のスネール類を食べるため、スネール対策に効果的です。
赤いカラーリングのため、鮮やかな印象を残します。
導入してすぐは色が抜けてしまうことがありますが、環境に慣れてくれば鮮やかな色が戻ってくるでしょう。落ち着くまでは静かに飼育してあげましょう。
性格はおとなしいため、他の魚との混泳も可能です。繁殖も可能ですよ!
羽衣バルーンモーリー
メダカの近縁種であるモーリーの中でも、体がまるっこいものに「バルーン」という名称がつき、さらにヒレの長いものに「羽衣」がついた感じです。この羽衣は、『ライヤーテール』と呼ばれる、アルファベットのCのような形の尾びれをもっています。ライヤーテールというのは、フチがより伸びるタイプの尾びれを指します。
飼育方法は基本的にモーリーに準じますので、飼育しやすく、卵胎生ですから繁殖も楽しめる種類です。
ロングフィン・ミニブッシープレコ
小型のプレコである、ブッシープレコの改良品種です。なんと、すべてのヒレが伸びます。なかなか存在感がありますよ!
コケ取り魚としても有能なプレコですので、ちゃんとコケ取りもしてくれます。変わったコケ取り生体をお探しのかたにピッタリですね。
ロングフィン・ゼブラダニオ
シャープなイメージの熱帯魚である、ゼブラダニオの改良種です。
水槽内を非常に活発に動き回りますので、見ていて飽きません。群れで生活するタイプなので、複数個体で飼育しましょう。その様子を活かすには大きめの水槽を用意してあげてください。最低でも45cmは必要です。縦横無尽に群泳する姿は格別です。
伸びたヒレにもしま模様が入っていますので、独特のよろけ縞のような模様になることもある、ユニークな種類です。
ポリプテルス・ロングフィン・セネガルス
ポリプテルス・セネガルスの改良品種です。
ポリプテルスは古代種と呼ばれ、ユニークな体形で親しまれています。「鼻管」と呼ばれる触角のような器官をもっており、愛嬌のある顔立ちをしています。
特徴的なのはいくつも並んでいる背びれです。ロングフィン種は特にそれが目立ち、ヒラヒラと泳ぐ様は非常に個性的で可愛らしいですよ。
最大30cmほどに成長するので、そのつもりで飼育しましょう。
まとめ:ヒレの長い熱帯魚10選!優雅なロングフィン種でアクアリウムを彩ろう!
小さくて飼育しやすいアカヒレの仲間から、古代魚と呼ばれるポリプテリスまで、様々な「ロングフィン種」をご紹介しました。
お気に入りの種類は見つかったでしょうか。他の魚とは一風違うロングフィン種に挑戦してみましょう!

水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
淡水魚・海水魚・水槽設備やレイアウトのことまで、アクアリウムに関する情報を発信していきます!