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こんな時は水槽照明を点灯してはいけません! あえて暗くする場面とは

みなさんのアクアリウムは照明がオンになっている時間はどのくらいでしょうか。

実はアクアリウムには照明を点灯しない、暗めにするほうがいい時もあるのです。

あえて暗くしたほうが水槽にとってプラスになる時とはどんな場合かを説明していきます。照明を上手に使い、クリアで健康なアクアリウムを楽しみましょう。

水槽の照明を暗くすべき場面とは!

水槽の照明を暗くすべき時は、以下の5つの場合です。

  • 水槽のコケで悩んでいる場合
  • 光量に弱い陰日性サンゴの飼育
  • 水温が高すぎる場合
  • 導入したばかりの魚がいる場合
  • カニを単独飼育している場合

以下の項で、その理由と、具体的な対策について解説します。

水槽のコケで悩んでいる場合

美しい水槽の天敵である茶コケや緑コケなどの対策として、『照明を弱くする』方法があります。実際これで筆者の水槽ではコケを減らすことができたんです!

コケは植物の仲間なので、光合成をして生きています。照明が強すぎるとコケにとって環境が良すぎてしまい、繁茂を続けてしまうという仕組みです。

ワンランク下の照明(明るさ)に変更するだけでも効果はあります。お持ちの照明器具が明るさ調節できるものであれば、ワンランク下げてみてください。

ただし水草を育成している場合などは、照明を弱くせず、コケ取り生体を入れて対応しましょう。

水草にも光が必要なので、照明の明るさを下げると水草の元気がなくなってしまいます。

光が必要な水草として知られているものは

  • リシア
  • グロッソ
  • グラス系

があげられます。他にも強い光が必要な水草はありますので、水草を導入する際には必要な光量を把握しておきましょう。

コケはすべてのアクアリストの悩みのたねでもあります。コケ対策方法は以下のリンクにも詳しく解説してありますのでご一読ください。

また、コケ取り生体も水槽に応じて向き不向きがありますし、様々な外見のものがいます。以下のリンクから選んでみるのはいかがでしょうか。

光量に弱い陰日性サンゴの飼育

ウミトサカ

ウミトサカやトゲトサカなど、陰日性サンゴを飼育している場合も、強い照明には気を付ける必要があります。

陰日性サンゴは光合成ではなく、「餌を食べる」ことで育つサンゴです。このようなサンゴフードを食べて育ちます。

強い光は必要ないのでサンゴが観賞できる程度の光で抑えておきましょう。照明を当てすぎるとコケが生えやすくなるのでデメリットのほうが大きくなります。

陰日性サンゴの餌については以下のリンクに詳しく解説されています。

水温が高すぎる場合

照明も熱を発しています。LEDライトであれば発熱は抑えられますが、蛍光管だと手をかざすと暖かさを感じますね。ですから蛍光管をお使いの方は特に注意が必要です。

特に夏など水温が極端に上がる時期の場合、強い照明をつけていると冷却ファンやクーラーをつけていても思うように水温が下がらないことがあります。

あれっ、水温が高くなりすぎたな、水温が下がらないな、と感じたら照明を暗くしてみるのも一つの手です。水温計は必ず確認しましょう。

夏場の水温調節にはみんな頭を悩ませるものです。照明を暗くしただけでは水温がうまく調節できないこともありますので、照明だけが理由と思わず、よく様子をみてあげてください。

水温調節について詳しくは以下のリンクをご参照ください。

導入したばかりの魚がいる場合

導入されたばかりの魚は、照明が強すぎることで強いストレスを感じることがあります。

魚にとって輸送されることや環境が大きく変わることはかなりのストレスです。できるだけそのストレスを緩和することが、うまく新魚を導入するコツです。ですので導入当日は、強い照明は控えてあげましょう。

下のページに新しい生体を導入する際の注意点がまとめてありますので、参考にいかがでしょうか。

魚が病気になったり、命を落とす原因の一番はストレスとも言われています。できるだけストレスのない環境で飼育してあげるのが、長生きさせる秘訣です!

カニを単独飼育している場合

カニだけを単独飼育している場合、強い照明は必要ありません。

飼育できるカニはサワガニなど、夜行性のカニも多いですから、カニを鑑賞するのに最低限必要なランクの照明器具で十分です。夜行性のカニを飼育している場合に明るい照明をつけていると、カニは物陰にかくれてしまうので、目にしづらくなってしまいます。

せっかく飼育しているのに姿が見えないとは…と感じてしまいますよね。

飼育しているカニが野生ではどういった環境で生育しているのかを考慮して、照明の明るさを検討してあげましょう。

まとめ:こんな時は水槽照明を点灯してはいけません! あえて暗くする場面とは

アクアリウムを美しく演出しようと考えると、つい「できるだけ明るい照明のほうが綺麗だ」と思い込んでしまいがちですが、飼育している生体の性質や、コケが生えていないかった状況などを考慮し、「適切な」光の量で運営していくことが大切です。

アクアリウムはそれぞれで環境や状態が異なりますので、お持ちのアクアリウムに適した光の量を探り、健康に生体を飼育してあげましょう。

やや暗い水槽もなかなかムーディでオススメですよ!