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コリドラスやプレコ・ナマズの病気を治すには!ナマズの仲間にできる治療

ナマズ類は種類が多く、可愛らしい容姿をしているものも沢山いるので、観賞魚として人気を博しています。代表的なものにはコリドラスやプレコが挙げられ、基本的には丈夫で飼育しやすいため、アクアリウムの入門種としても最適です。

しかし、ナマズ類は総じて薬物耐性が低い傾向にあるので、病気になってしまった時の治療には注意が必要です。

魚病薬のパッケージなどに記されている規定量では、ナマズ類にとっては濃すぎるため、薬浴を行う際は1/3~1/2程度の濃度で行うと良いでしょう。また、ナマズ類は体力がある魚種なので、まずは塩水浴で自然治癒を促すことも効果的です。

ここでは、ナマズ類が病気になってしまった時の、治療法などについて解説していきます。

ナマズの仲間とは

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ここで取り上げるナマズとは、ナマズ目に分類されている観賞魚全般を指します。ナマズ目は2019年現在で約2800種類が報告されており、スズキ目、コイ目に次いで大きい魚類の一大グループです。

大きな頭部と、ずんぐりむっくりとした体形に加え、大きな口とつぶらな瞳を持つことが大体の特徴で、その容姿に可愛らしさを見出す方も多いため、観賞魚として人気を博しています。主な種類としては、

  • ニホンナマズ
  • レッドテールキャット
  • コリドラス
  • プレコ
  • バトラクスキャットフィッシュ
  • オトシン

などが挙げられます。

飼育に関しても、機材の問題さえクリアできれば特別に難しいこともないので、特に小型の種類はアクアリウムの入門にも適しています。しかし、ナマズ類が病気になってしまった時は、その特性から他の魚種と同じような治療法は採れないので注意してください。

ナマズ系の魚は薬に弱い!

さて、前項でナマズ類の病気の治療には注意が必要と述べましたが、その主な理由としてはナマズ類と他の魚種とで、薬物に対する感受性が違うことが挙げられます。

ナマズ類は総じて薬物に対して敏感で、魚病薬のパッケージなどに記されている規定量で治療を行うと薬の毒性が強く発揮され、衰弱したり死んでしまうことがあるのです。

特に大型のナマズは注意が必要で、魚病薬はエラから吸収されて血管を巡り全身に薬効を発揮しますが、大型ナマズはエラが大きく、その分だけ薬の吸収が早いため過剰になりがちです。

薬に弱い傾向は小型のナマズにも見られるので、ナマズ類を治療する際は他の魚種とは方法を変える必要があるのです。

ナマズの仲間にできる治療方法

薄めの濃度で投薬しよう!

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ナマズ類を薬浴させたい時は、規定量よりも薄めの濃度で治療を行います。濃度の目安としては規定量の1/3~1/2程度ですが、ナマズの薬に対する感受性は私たち人間と同様に個体差があります。そのため、まずは薄い濃度から薬浴を始めて、様子を見ながら濃度を上げていくと良いでしょう。

可能であれば魚病薬は使用しない方が良いのですが、白点病や吸虫症といった寄生虫症は長期化するとエラに寄生虫が取り付いて窒息死する危険があるので、薬浴により短期で治療してしまった方が良いです。

使用する魚病薬については、それぞれの病気について他の魚種に用いられるものと同様ですが、病気に対応しているようでしたら、「アグテン」などの刺激が少ないものを使用すると、幾分かは安心できます。

薬を使いたくない時は塩水浴!

ナマズ類は体力がある魚種なので、塩水浴による自然治癒も期待できます。使用する塩水の濃度は他の魚種と同様0.5%で、軽い尾ぐされ病など病状が初期の段階であれば、いきなり薬浴は行わずに、まずは塩水浴による治療をおすすめします。

病気予防の基本は水質と底床を奇麗な状態に保つことですが、ナマズ類の飼育ではそれらに加えて普段から0.1~0.2%の塩水で飼育する方法もあります。しかし、個体によっては食欲減退などの症状が出ることがあるので、行う際はナマズ類の様子をよく観察することが重要です。

また、コリドラスなどのアマゾン川が原産の種類の多くは弱酸性の水質を好みます。元々の生息域のpHを意識することでも病気のリスクを減少できるため、それぞれの種類が好む水質を把握して、それを水槽内で再現してあげると良いでしょう。

コリドラス、プレコは寄生虫に気を付けよう!

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特に白点病に注意しよう

コリドラスや小型のプレコは、クリーナー生体としての働きも期待できるので、タンクメイトとしても人気の魚種です。これらの種類についても他のナマズ類と同様に丈夫なので、基本的には飼育しやすいのですが、寄生虫症になりやすい一面があるので注意が必要です。

特に厄介なのが白点病で、この病気の病原体は水中に常在しており、ひとたび発症するとあっという間に水槽内に蔓延してしまうために死活問題となります。

白点病の治療には前述したアグテンがおすすめです。アグテンは水草に対しても使用が可能で、コリドラスやプレコなどのナマズ類にも比較的安全です。

他の低刺激性の薬剤としては「メチレンブルー」が挙げられますが、同薬剤は寄生虫の駆除効果が低く、いくら低刺激とは言え薬浴が長引く方が問題なので、アグテンで短期に決着をつけてしまう方が良いです。

寄生虫駆除は短期間でおこなおう

他の寄生虫が発生したときは「トロピカルゴールド」や「リフィッシュ」を使用します。いずれの魚病薬も、薬浴を行う時の濃度は規定量の1/3~1/2です。

寄生虫は、それぞれのライフサイクルを考慮して投薬を続けないと、薬物耐性がある卵から幼生がふ化し、それらが成虫となって再び卵を産んでしまうので、いつまで経っても駆除できないことが起こりえます。

そのため、寄生虫症の治療を行う時は、現在問題になっている寄生虫の種類を病状などから特定して投薬の期間を見極め、コリドラスやプレコにとって負担が少なくなるよう、短期間で駆除してしまうことが重要です。

まとめ:コリドラスやプレコ・ナマズの病気を治すには!ナマズの仲間にできる治療

ナマズは魚類の一大グループで、観賞魚として親しまれている種類もたくさんいます。基本的には丈夫な魚種なのですが、薬物に対しては敏感なので、薬浴による治療を行う際は注意が必要です。病気になってしまった時は、まずは塩水浴を行うことで様子を見ると良いでしょう。

しかし、寄生虫症の場合は別で、薬浴による短期の治療を行わないと手遅れになりがちです。薬浴をする時は、規定量の1/3~1/2程度の薄い濃度で行うと、ナマズ類への負担を軽減できます。また、アグテンなどの低刺激性の薬剤の使用も視野に入れると良いです。

ただし、あまりマイルドな効き目の薬を使用すると、薬浴期間が長引いてかえって負担を与えてしまう点には注意してください。