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ガラス水槽とアクリル水槽どっちが安い?重さは?大きさと板厚と価格の関係

アクアリウムで使用する水槽は「ガラス製」と「アクリル製」がメインですが、その違いわかりますか?

ちょっと離れた位置から見た目だけで判断するのは難しいですよね。ガラス製の水槽とアクリル製の水槽を比較してみると、同じ規格の水槽でもガラスの方が板厚があり重く、水槽サイズが大きくなると価格が高くなるんです。

今回はガラス水槽とアクリル水槽の特徴や重さなどの違いと、価格の差などについてお話ししていきます。

ガラス製とアクリル製の水槽は何が違うの?

ぱっと見同じようにみえるガラス水槽とアクリル水槽。その名前からわかるかと思いますが、それぞれ板に使用している素材が異なりますが、それ以外にも異なる特徴があるんです。

まずはこの2つの水槽の違いからみていきましょう。

ガラス水槽とアクリル水槽のメリット・デメリットについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。

ガラス水槽の特徴

エーハイム グラス水槽 EJ-60 60

ガラス水槽は、板の素材がガラスです。ガラスという素材は、ちょっとこすったくらいでは傷がつきにくく、コケが生えたときも取り除きやすいので掃除が比較的簡単に済みます。 

ガラスにも種類があって、透明度が高く鑑賞性の強い「高透過ガラス」という素材を使用したものもあるんですよ

ガラスそのものは劣化しにくい素材なのですが、ガラス板を接着しているシリコンは紫外線や高熱に弱く経年劣化していくものなので、窓際など日当たりのよい場所に置くのは避けたほうがよいです。

ガラス水槽でカメのような爪の鋭い生き物を飼育する場合は、シリコンをガードしてくれる「ワームプロテクト」加工を施すのがおすすめ

ワームプロテクト加工は、シリコンの上に板を接着することで、シリコンを保護してくれるので、板の下にあるシリコンの傷みがなければ10年くらいは長持ちしますよ。

ガラス水槽の作り方や価格、接着部分のシリコンなどについては、こちらの記事でも解説しています

アクリル水槽の特徴

水槽屋.com acry(アクリ) 国産60cmアクリル水槽 [60×30×36cm]

アクリル水槽は板の素材にアクリル樹脂を使用していますが、ガラスと比べるととても軽いというのが魅力的な水槽です。

万が一衝撃を受けた場合、ガラスのように大きく割れ飛び散ることがないため、防災面からも注目を浴びているんですよ。

水槽制作時の加工の融通もきくので、特殊な形状の水槽を作るときは基本的にアクリル樹脂を使用しています。

柔らかいため加工しやすいというメリットがある反面、メラミンスポンジを使用しただけでも、細かな傷がつくほど傷つきやすいというデメリットもあります。

熱や紫外線に対して弱い素材なので、直射日光の当たる場所では使用できません。

比較!ガラス水槽とアクリル水槽はどちらが安いのか

ガラス水槽とアクリル水槽は素材の違いから、同じ規格の水槽でも価格や重さが変わってきます。水槽選びは素材だけでなく、価格や重さなども重要なポイントで迷う人は多いですよね。

そこで今回は、東京アクアガーデンのオンラインショップで取り扱っている水槽を例に、サイズごとにそれぞれの価格や重さ、板厚をまとめてみました。

・60cm規格水槽の比較

サイズ:横幅600×奥行き450×高さ450mm

材 質

重 量 板 厚 価 格
ガラス 18kg

6mm厚

20,000円
アクリル 7.5kg 側面5mm/底面4mm厚

22,000円

90cm規格水槽の比較  

サイズ:横幅900×奥行き450×高さ450mm

材 質

重 量 板 厚 価 格
ガラス 32.5kg

8mm厚

35,000円
アクリル 10kg 側面5mm/底面4mm厚

31,100円

120cm規格水槽の比較  

サイズ:横幅1200×奥行き450×高さ450mm 

材 質 重 量 板 厚

価 格

ガラス

50.5kg 10mm厚 90,000円
アクリル 16kg  側面6mm/底面5mm厚

44,500円

こうして一覧表にしてみると、60cm水槽では値段はアクリルのほうが上ですが、サイズが大きくなるに従い、ガラスのほうが高くなるのがわかりますね。

板厚や重量に関してはサイズ問わずアクリルのほうが軽量で、薄いという特徴もはっきりとわかります

板厚が上がると価格は上がる

アクリル水槽とガラス水槽の比較表を見たときに、「どうしてガラスはサイズが大きくなると板厚が増すのか?」と、疑問に思いませんか?

これは水槽の中に水を入れると内部から外部に向かって圧力(水圧)がかかるためで、その水圧に耐えることができる耐久力と水槽の構造の問題があるからです。

アクリル水槽は板厚にあまり変化がありません。これは市販のアクリル水槽には基本的に『フランジ』と呼ばれている「補強枠」がついているためです。フランジのおかげで板厚が薄くても、内部からの水圧に耐えることができる構造になっているんです。

ガラス水槽の場合はフランジが付かないため、内部からの水圧に耐えるために板厚を厚くして補強していきます。ガラスの厚みが増していけば使用するガラスの量が増えるので、当然その分の価格が上昇してしまうのです。

ガラス水槽にフランジは取り付け可能?

ガラス水槽にフランジを付けることはできますが、アクリル水槽のように補強用」というよりは、水はね防止や生き物の脱走防止目的のことが多いです

また逆にアクリル水槽の場合は、フランジを外した水槽を作ることもできます。この場合は開口部を広く保つことができるので、オーダーメイド水槽ではあえてフランジを付けない方もいます。しかしこの場合は板厚を上げて補強しなければならないので、やはり通常のアクリル水槽よりは価格が高くなってしまうのです。

水槽は重量にも注目しよう

水槽選びは見た目や材質にこだわりがちですが、素材によって「重量」が大きく異なることも忘れてはいけません

板厚が厚くなっていけば、その分使用している素材の量が増えるので、当然水槽は重くなっていきます。そしてガラスの場合はもともと素材そのものがアクリルより重いという特徴があるんです。

水槽の設置問題で大きなものに、設置場所の「床の耐荷重」があります。水槽の設置場所を考えるときは水槽単体だけでなく、底砂や水・生体を入れて機材を設置した状態の総合計の重さが何Kgになるのかを考えなければなりません。

特にアパートやマンションの場合、耐荷重を気にせず120cmなどの大きな水槽を設置してしまうと、重さに耐えられず床板が沈んだり抜けてしまう可能性もあります。

重さから素材を決めるのも水槽選びのひとつの方法ですよ。

水槽の重さや床の耐荷重については、こちらの記事を参考にしてくださいね。

まとめ:ガラス水槽とアクリル水槽どっちが安い?重さは?大きさと板厚と価格の関係

ガラス水槽とアクリル水槽の特徴や価格、重さや板厚などについて今回はお話ししました。

どちらもそれぞれ特徴のある素材なので、使用する場所や鑑賞性などを考慮するのはもちろんですが、設置する場所の耐荷重を考え重さもきちんと考慮する必要があります。

価格や見た目だけで選んでしまうと、床板を傷つけたり、重すぎて設置後に移動できないなど後から後悔してしまうことも少なくありません。

鑑賞性・デザインなどで選ぶのもよいですが、後から失敗したと後悔しないようしっかりと設置場所に適した素材や重さ・大きさの水槽を選んでくださいね。