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水槽の『フランジ』は必要?ヒビが入ったら使えない?機能と疑問を解説

アクリル水槽で使われている『フランジ』には、開口部を縁取っている『フランジ』と水槽の中央付近を横断している『センターフランジ』があり、ガラス水槽にも設置することが可能です。

フランジの主な機能には、大きく分けると3つあげることができます。

  • 水槽内部からの水圧への耐性をUPさせる
  • 水漏れを防止できる
  • 生き物の脱走防止

アクリル水槽は特に水圧で水槽そのものが歪んでしまうため、フランジは必須。ですがフランジにヒビが入った場合は、水槽が破損する危険性が高まるので使用を中止しなければなりません。

今回は水槽のフランジの機能などについて解説していきます。

水槽のフランジとは

ガラスと比べると柔らかいアクリル水槽は、水圧で膨張しやすいので変形を防ぐための補強枠『フランジ』を取り付けなければなりません。フランジは『リブ』と呼ばれることもあるパーツです。

開口部分を縁取るように取り付けられているものを『フランジ』といい、中央のあたりを横断しているものを『センターフランジ』という名称で呼んでいます。一般的にフランジは水槽の内側に取り付けるものですが、外側に取り付けることも可能なんですよ。

ガラス水槽にもフランジを付けることができますが、この場合はアクリル水槽と違い水槽の変形を防ぐのではなく、生き物の脱走や水漏れなどを目的にすることが多いです。

フランジの機能

アクリル水槽をメインに、ガラス水槽でも使用されるフランジには、水圧に対する耐性を上げる以外の機能もあります。

水圧への耐性を与える

熱帯魚や海水魚、川魚などの魚類の飼育をするときには、水槽の縁近くまで水を入れますよね。水槽いっぱいに水を入れると見た目ではわかりませんが、水槽の内側から水による圧力が外側に向かってかかっています。固いガラスの場合は、水圧で膨張するようなことはありませんが、アクリル水槽はガラスと比較して柔らかいため、ゆっくりと外側に向かって膨らんでいきます。

アクリル板が膨らみ水槽の歪みがひどくなると水槽は壊れてしまいます。フランジのメイン機能ともいえるのが、アクリル板の膨張を軽減し水圧に対する耐性をUPすることができることです。

水漏れ防止

フランジは水槽の縁を内側で囲みこむので、水漏れを防ぐことも期待できます。大きな地震で揺れたときや、何かのはずみでぶつかってしまったときなどに、水漏れを軽減することができるんですよ。

生体の脱走防止

水槽は熱帯魚などの魚類だけでなく、ハムスターやカメなどの飼育にも使用しますよね。カメの飼育経験がある人ならわかると思いますが、意外にカメは動きが鈍そうに見えて水槽から脱走するのが得意だったりします。過去に私の祖父が飼育していたカメも、脱走してしばらく見つからなかった、なんてことがありました。

フランジは水槽の内側に向かって折り返している作りになっているので、熱帯魚などの飛び跳ねをある程度カバーすることも可能ですし、カメなどの生き物が脱走するのも防ぎやすくなります。

ガラス水槽にフランジを取り付ける場合には、アクリル水槽とはメインの目的が異なり、先ほどお話しした水漏れや生き物の脱走防止効果を目的として付けられることがほとんどです。

フランジの必要性

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先ほどもお話ししましたが、水圧で膨張し歪んでしまうアクリル水槽には、フランジは必須アイテムです。ただし、水槽作成に使用しているアクリル板の厚さを厚くすることでも水圧への耐性をUPすることができるので、フランジを付けないアクリル水槽を作ることもできます。

フランジは水槽が壊れるのを防ぐという大きなメリットがありますが、「センターフランジが掃除のときに邪魔!」「フランジのせいで外部フィルターの配管を付けることができない!」というようなデメリットもあるんですよ。

このような場合はアクリル板の厚みを上げることでフランジ無しにすることができますが、板の厚さを上げると価格も上がってしまいます。また水槽のサイズによっては、一般的な接着方法が使用できず、重合接着』という接着方法になってしまい、価格が倍以上になることも珍しくないんです

おまけにガラス水槽より軽いとはいっても、板の厚さを上げることでアクリル水槽の重さが重くなってしまうことも

アクリル水槽の特徴に関しては、こちらの記事で詳しく解説していますよ!

フランジにヒビが入った水槽は使用厳禁?!

アクリル水槽の場合、フランジは補強がメインの目的のため、ヒビが入った場合にはすぐに新しい水槽と交換しましょう。水槽を作っているアクリル板を支えているフランジにヒビが入れば、水圧に対する耐性が弱くなるだけでなく、支える力が均一にならなくなるので、最悪の場合水槽がいきなり破損してしまう可能性があるんです。

ガラス水槽の場合は、市販品でフランジが最初から付いていることはほとんどありません。オーダーメイドなどで作成した水槽や、後からフランジ加工を業者に頼んで施したものが多いです。フランジでガラス板を支えているわけではないため、ガラス水槽の場合はフランジのヒビはそこまで緊急を要する事態になることはありません。

しかしフランジのヒビが大きくなって割れて砕けてしまったら、破片でケガをしたりと大変危険なので、ガラス水槽の場合もなるべく早めに取り換えたほうがよいです。

フランジの加工はオーダーメイドがおすすめ

アクリル水槽にはなくてはならないフランジ。でもその最大の欠点は、「外部フィルターをうまく取り付けることができない」ことなんです。そのため東京アクアガーデンではオーダーメイドのアクリル水槽を作成するときに、フランジ部分に配管のための穴をあけることで対応しています。

オーダーメイドのアクリル水槽の設計は、こちらを参考にしてくださいね。

そのほかにも、フランジを1枚板で作ってフラットに見せることのできる『天板くりぬき加工』といった加工も施せるので、フランジのことで悩んだらオーダーメイドで水槽を頼むのもひとつの方法です。

東京アクアガーデンでは水槽レンタルだけでなく、オーダーメイドの水槽作成も行っています。相談・見積は無料なので、フランジのことで困ったら気軽に相談してみましょう

まとめ:水槽の『フランジ』は必要?ヒビが入ったら使えない?機能と疑問を解説

アクリル水槽にフランジが付いている理由や、フランジの役割についてしっかりと理解できましたか?

水槽は長期間使用するものなので、アクリル水槽購入時にフランジにヒビや欠けがないことをしっかりと確認してくださいね。また普段のメンテナンスのときにも、フランジをチェックしておくことで、水槽がいきなり破損するのを防ぎやすくなります。

フランジのことで悩んでいるのなら、一度東京アクアガーデンに相談してみましょう。オーダーメイド水槽作成のプロでもあるので、あなたのお悩みを解決できるオーダーメイド水槽を提案してくれますよ。