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金魚の塩水浴とは!塩水浴の効果・濃度・期間・戻し方を徹底解説します!

塩水浴は短期間金魚を塩水で飼育する一般的な方法です。

濃度を調整した塩水には金魚の回復力を高める効果があるので、体調をくずしたり病気になったりした金魚に効果的な方法として知られています。

しかし、適切な方法で塩水浴しないと効果がないどころか、ダメージを与えてしまうことも少なくありません。

そこで、今回は塩水浴について詳しく解説します。方法や濃度だけでなく、期間、戻し方にも触れるので塩水浴を試そうとしている方、もしくは塩水浴について知りたい方は参考にしてみてください。

金魚の塩水浴の方法・ポイント

金魚の塩水浴は適切な方法と濃度で初めて“良い効果”が期待できます。

注意点としては基本的に調子をくずしているときに試みる方法なので、誤ると“とどめの一撃”になってしまう可能性がある、ということです。

そうならないためにも、ここでは塩水浴の方法とポイントについて解説します。

金魚への塩水浴の効果

金魚への塩水浴の効果は以下の通りです。

  • 浸透圧の調整による体力の温存
  • ミネラルの補給

詳しくは後述しますが、金魚は体内の水分と塩分を安定して維持するために常に調整しています。この調整する際の負担を塩水浴によって減らすことで、体力の温存につなげることが可能です。

そして、ミネラルは生き物には必須で傷の回復や免疫力に関与します。この二つの効果により“自己治癒能力の向上”が期待できるため、体調不良時に塩水浴は効果的といえます。

濃度と水質管理方法

塩水浴の濃度は治療・体調改善目的であれば0.5%に調整します

これは水1Lに対して塩5gの計算なので、水槽サイズごとの水量を参考にしてください。塩水浴する場合は違う水槽や容器に金魚を移してから始めましょう。元の水槽では水草や他の生体に悪影響を与えてしまう可能性があります。

塩を入れる際は溶けていることを確認しながら少しずつ入れることが大切です。いきなり全量入れてしまうと、水質の変化が大きく金魚に負担をかけてしまいます。

また、飼育水の調整目的であれば水槽内の濃度を0.05%に調整しましょう。

塩水浴期間と真水への戻し方

塩水浴の期間の目安は1週間です。

その間は状態を確認しつつ、病気の症状が悪化、もしくは長期化しそうであれば薬浴への切り替えも検討しましょう。

また、塩水浴では別の水槽や容器に移すのでバクテリアがほぼがいません。そのような環境で餌を与えると、アンモニアや亜硝酸の分解が上手くいかず中毒症状を起こす可能性があります

そのため、基本的に塩水浴中は餌を与えないという観点からも1週間という期間を1つの区切りとしたほうが良いでしょう。

1週間経過しても症状の改善が見込めない場合は薬浴、もしくは水換えと少量の餌を与えて塩水浴を続行します。水換えの際は0.5%の塩分を維持するよう濃度を調整する必要があります。

また、塩水浴から真水に戻すには水換えするしかありません。その際にいきなり新しい水にするのではなく、毎日少しずつ濃度を薄めていくと金魚の負担がなくスムーズに移行できます。

金魚に塩水浴が効く理由

金魚に塩水浴が効く理由は“浸透圧”が大きく関係しています。

先ほど少し解説しましたが、金魚は淡水にいるので飼育水のほうが金魚自体よりも塩分が薄いです。そのため、浸透圧の影響によって体に水分が必要以上に入ってこようとするので、粘膜で調整する必要があります。

それに加えて、大量の水分を排出して体内の水分をコントロールしなければなりません。これは言いかえると、金魚は水中にいるだけで負担がかかっている状態といえます

健康な状態であれば問題ありませんが、体調不良や病気で体力が落ちているとストレスとなってしまうことも。

そこで、飼育水を金魚の体の塩分に近い0.5%に調整することによって、浸透圧の差をなくし自分でコントロールしなくても過ごせる環境を作ることが可能です。

その分、余計な負担が減るので体力の温存や自然治癒能力に力を割くことができます。

金魚は弱アルカリ性(pH7.0)が得意

金魚は中性~弱アルカリ性の水質を好みます

長期間飼育しているとどうしても酸性に偏りがちなので、定期的に水換えをしなければなりません。その点、塩はミネラルを含んでいるため水質をアルカリ性に傾ける効果が期待できます。ちなみに、水質をアルカリ性に調整することで有名な牡蠣殻もミネラルを豊富に含んでいます。

塩水浴によって浸透圧だけでなく水質の面でも金魚に適した環境を整えることが可能です。

金魚の飼育水は塩分があると良い?

浸透圧や水質の面で塩分が効果的であれば「普段から塩水にしたら良いのでは?」と考える人も少なくありません。

たしかにその通りですが、水換えや蒸発を考慮すると塩分を安定して維持するには手間がかかります。そのため、病気の治療で体力が落ちたり高齢だったりなど、体力面で心配があるようであれば普段から少量の塩分を加えるのも効果的です。

金魚におすすめの塩3選

塩水浴に使う塩は普通の食塩でも構いませんが、専用の食塩はゆっくり溶ける形状をしていたりミネラルが豊富だったりと、塩水浴には最適です。

ここでは、おすすめの塩を3つご紹介します。

スドー 金魚の天然珠塩

スドー 金魚の天然珠塩 1kg

塩水浴や水質維持に効果的な天然塩です。

1Lと容量も十分で、ビーズのような形状により少しずつ溶けるため塩分が急激に上がることがありません。また、1杯5gの計量スプーンが付属しているのも嬉しい点です。

ビーブラスト 究極のあら塩

ビーブラスト (B-blast) 究極のあら塩 250g

ミネラル豊富な3種類の塩をブレンドすることで塩水浴だけでなく、水質維持を目的としたミネラル補給の面でも効果的です。

その際は濃度が0.05%になるよう調整しましょう。こちらも計量スプーンが付属しています。

水作 塩タブレット

水作 塩タブレット

天然塩をタブレット状にしたものです。

タブレットの数だけで濃度を調整できるので計量する必要がありません。非常に扱いやすいので、初めて塩水浴を試みる方にもおすすめです。

まとめ:金魚の塩水浴とは!塩浴の効果・濃度・期間・戻し方を徹底解説します!

塩水浴は金魚を長期間飼育する上で欠かせない技術です。

体調不良を改善する方法として比較的簡単なので、初心者の方でも心配ありません。調子がおかしかったり病気の可能性があったりなどした際に実践してみてください。

治療法というだけでなく予防法としても効果的です。

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