シュリンプはサイズが小さいものも多く、なおかつ色合いもカラフルで美しいので金魚やメダカと同じようにエビ水槽があるほどアクアリウムでも人気が高く、初心者でも育てやすい種類もいます。
しかし初心者がシュリンプ飼育をする際にはシュリンプに向いた環境を作ってあげることが重要で、事故が起きたり突然死する確率を減らすことが可能です。
今回はシュリンプを飼育するときに気を付けておきたい飼育環境や用意しておきたいアイテム、エビの飼育を始めるときにおすすめの水槽セットをご紹介します。
目次
小型シュリンプに向いている飼育環境とアイテム
小さな水槽でも飼育ができるうえ、熱帯魚に負けないくらいカラフルで美しいものもいる小型シュリンプ。でもきちんと飼育してあげる場合はシュリンプに向いた環境を整えてあげることや、水草や隠れ家などのアイテムを用意してあげることが重要です。
まずは小型シュリンプの飼育にどういった環境やアイテムを整えてあげるといいかを解説します。
水流が穏やかで酸素が豊富
エビを飼育するときは水質を安定させてあげることや酸素が豊富な状態にしてあげることが重要。でも掃除するだけだとなかなか安定させられず、手間もかかるのでろ過フィルターを使うことも多いです。
フィルターを選ぶときに注意しなければいけないことに水流の強さがあります。成体だけを飼育している分には多少水流が強くても問題ないと考えてしまいがちですが、水流が強すぎると小型シュリンプが流されて疲れ、弱ってしまいますし、繁殖をする場合はフィルターに稚エビが吸い込まれてしまうこともあるからです。
小型シュリンプに使うフィルターは底面や外部などさまざまなものがありますが、稚エビが吸い込まれてしまわないようにストレーナー用スポンジなどを取り付けてあげましょう。
ウィローモスなどの水草がある
シュリンプを飼育する上でフィルターと同様に欠かせないアイテムに水草があります。
水槽の中に水草を入れてあげることでエビに必要な酸素を供給することができるだけでなく、水質の安定にも役立ち、稚エビの隠れ家にもなるんです。
エビに向いた水草としてウィローモスやマツモなどがありますが、農薬を使用した水草は、水質に敏感なエビには大変危険ですので、無農薬表記のものを選ぶのがおすすめ。
隠れ家・シェルターがある
エビ水槽ではなく小型シュリンプをメダカなど他の生体と一緒に入れる場合は、隠れ家やシェルターなどを用意してあげるましょう。
隠れる習性があるエビでも安心ですし、縄張りを作れるのでストレス解消につながったり、食べられるなどの突然死も減らしたりすることができます。
流木をレイアウトに使っている場合は流木でもOKですよ!
エビにおすすめ水槽セット3選
ここまでは小型のシュリンプを飼育する際に重要な飼育環境やアイテムなどをご紹介してきましたが、エビの飼育を1から始める場合は水槽やフィルター、ヒーターなどがまとめて入ったセットがおすすめです。
必要なものが揃っているため、選定の悩みが減ります。
今回はこれからエビの飼育を始める人に、おすすめの水槽セット3選をご紹介します。
小型エビ 飼育スタート水槽セット
生体から小物までさまざまなものを取り扱っていて、私もお世話になることが多いcharmから出ているビーシュリンプの飼育セットです。
メインとなる水槽は30㎝のキューブ型で使いやすく、それに加えてLEDライトや底面フィルター、パワーポンプなどエビ飼育に必要な機材が揃っているので、1から揃えたい場合にも適しています。
45cm水槽セット プロ推奨初めての飼育セット
こちらもcharmから販売されている水槽セットで、上の商品よりワンサイズ大きい45㎝水槽や水中フィルター、LEDライトなどがワンセットになっています。熱帯魚のスターターとしても使えますが、エビ用の餌もついているのでエビ飼育も可能です。
このサイズの水槽ならビーシュリンプを飼育する場合も15匹以上をまとめて飼育できるので、繁殖も楽しみたいという人にもおすすめできます。
稚魚育成水槽セット クリスタルキューブ250+テトラ ミニフィルターキット
稚魚育成という名前のとおり水槽のサイズは25㎝と小さめですが、稚エビの飼育や成体でも数が少ない場合は十分対応可能です。セット内容は水槽本体とミニフィルターと少ないですが、その分値段も手ごろですし、スポンジフィルターなので稚エビが吸われない仕様になってるのも魅力的。
熱帯魚などを飼育していたりでヒーターやライトなどの機材を既に持っている場合は、こういったお手軽なセットでエビの飼育を楽しむのもいいですよ。
これらのセットを使ってエビの飼育を始める場合はセッティング後エビに適した水質にするため1週間以上フィルターを稼働させる必要もあるので、買ったからといってエビをすぐに入れてはいけないことには注意してくださいね。
エビの飼育や繁殖についてもっと知りたい場合はこちらの記事も要チェック!
まとめ:小型シュリンプにおすすめの水槽セット3選!飼育に必要なアイテムとは!
シュリンプは熱帯魚水槽などでお掃除係として入れられることもあるほか、カラフルで美しいことや小さな水槽で飼育できること、初心者でも育成が簡単なことからエビ水槽のメインとしても人気が高いです。
しかしろ過フィルターの水流の強さに気を付けたり、水草や隠れ家などエビに向いた環境を作ってあげることが重要で、これを整えてあげないとエビがストレスを感じたり突然死してしまう危険性もあります。
エビの飼育を始めることをお考えの際は今回ご紹介したおすすめの水槽セットや注意点を参考に、エビに適した環境で健康に育ててあげてくださいね!

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