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そもそも観賞魚に照明は必要?熱帯魚、金魚やメダカにライトが必要な理由

観賞魚に照明が必要な理由をご存知ですか?

「夜でも魚を眺められるから」

「水草の光合成に必要」

一般的な見解はこの2通りが多いです。

しかし、それだけではなく餌への反応を良くしたり繁殖を促したりと、照明が生体に与える影響は大きいということが知られています。そのため、照明の効果を把握して活用することで、生体の健康面に良い影響を与えることが可能です。

そこで、今回は観賞魚における照明の必要性と熱帯魚や金魚、メダカにライトが必要な理由を解説します。

観賞魚飼育に照明は必要!

結論から述べると、観賞魚飼育に照明は必要不可欠です。

それは、照明の光が当たることによってさまざまな効果が期待できるからに他なりません。観賞性の向上はもちろん、魚のバイオリズムを整えたり餌食いに関係したりするので、生体の健康を維持するためにも照明は欠かせない存在です。

ここでは、照明が生体に与える効果について具体的に解説します。

魚のバイオリズムを整える

魚も生き物なので“バイオリズム”が存在します。

昼行性の魚は光があるときに活動し、光がなくなれば体を休めるため、昼がはっきりしていないと体調を崩してしまうことも少なくありません。

人でも昼夜が曖昧な生活をしていると健康によくありませんが、魚も同じことが起こります。そのため、照明を点灯することで、魚のバイオリズムが整えられ体調が安定します。

ただし、点灯しなかったり消し忘れたりすると意味がないので、心配であればタイマーを使って点灯時間にバラつきが出ないよう工夫する必要があります。

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本来の美しさを観賞できない

照明が無いと魚本来の美しさを鑑賞することが難しくなります。

日光だとコケが生えたり劣化したりなど、水槽とは相性が悪いので、光の供給源としてはおすすめできません。また、雨や曇りだと日照時間や光量が安定せず、「水槽を眺めたいのに薄暗い」といったことも考えられます。

その点、照明はリスクなく水槽を照らすことができることから、魚をきれいに観賞するためにはなくてはならない存在です。天候に左右されず、水槽を安定して点灯できるのも照明ならではの魅力と言えるでしょう。

また、照明のカラーによって、魚の体色をより一層際立たせることも可能なので“観賞魚としての魅力”を引き出すためにも照明の力を借りる必要があります

餌が上手に食べられないことも

照明のない暗い環境では餌を上手に食べられないこともあります

魚種によって視力はさまざまで、薄暗いと餌が発見できないことも少なくありません。また、昼の目が覚めた状態でないと餌食いが悪いことも。

餌への反応が良くない状態で給餌すると、食べ残しが増え水質が悪化してしまうこともあるため、照明がないことによる悪影響が間接的に魚の健康を害してしまいます。

繁殖に影響する

観賞魚のなかには“日照時間”が繁殖に影響するものがいます

生き物には繁殖期があり、その時期になると繁殖を意識し始めます。種類にもよりますが、その繁殖期と判断する要因の1つが日照時間で、光が供給されにくい環境では繁殖がなかなか起こらないことも珍しくありません。

観賞魚にも日照時間の影響を受けるものがいるため、もし、そのような魚種を室内で繁殖させたいのであれば照明が必要不可欠です。

近年、品種改良が盛んに行われているメダカの繁殖も日照時間が大きく関係しています。詳しくは後述します。

飼育水槽での照明の意味

照明は生体の種類によって意味が異なります。

照明があることによって、体色が良くなる種類もいれば繁殖が促されるものもいるので、生体に応じて照明の意味を把握することはとても重要です。

そのため、ここではアクアリウムでは代表的な、

  • 熱帯魚水槽
  • メダカ水槽
  • 金魚水槽

について、照明の意味や効果を解説します。

熱帯魚水槽での照明

熱帯魚水槽での照明の意味は下記の通りです。

  • 活性化を促す
  • 水草育成
  • サンゴの成長促進
  • 観賞性の向上

飼育目的の熱帯魚の多くは昼行性なので、照明があると盛んに活動するようになります。

また、水草を一緒に育成している場合は光が欠かせないため、照明の役割はとても大きいと言えるでしょう。同様にサンゴを飼育する際も種類によっては光量がないと上手く育ちません。

もちろん、体色鮮やかな熱帯魚の観賞性を向上させるためにも照明が一役買っています。

金魚水槽での照明

金魚水槽での照明は、

  • バイオリズムを整えてストレス軽減
  • 活動的になる
  • 体色がきれいになる

といった意味があります。

金魚は昼行性なので、照明があることでバイオリズムが整えられストレスを軽減することができます。加えて、活動的になることから餌食いもよく健康的な体作りにも効果的です。

また、金魚は観賞魚として美しさが評価される魚でもあるため、照明によるライトアップは金魚本来の魅力を見せるためにも欠かすことはできません。

メダカ水槽での照明

屋外飼育のイメージがあるメダカ水槽ですが、屋内で飼育したり屋外でも日の光があまり入らなかったりなどする場合は照明が必要になります。

具体的には、

  • ストレス軽減
  • 活動的になり餌食いが良くなる
  • 繁殖を促す

など、ストレス軽減や餌食いに関しては金魚と同じ意味合いがあります。

また、照明にはメダカの繁殖を促す効果があるため、屋内飼育で繁殖を目指すのであれば照明はとても重要です。メダカが繁殖を意識する要因の1つが“日照時間”なので、照明を使って1日に12時間以上安定して光を供給する必要があります。

屋内飼育でメダカがなかなか繁殖しない場合は、バイオリズムが崩れない範囲で照明を普段よりも長い時間点灯してみてください。

まとめ:そもそも観賞魚に照明は必要?熱帯魚、金魚やメダカにライトが必要な理由

今回、照明は単に水槽や魚を明るくきれいに照らすだけでなく、バイオリズムの調整や餌食い、繁殖など、観賞魚にさまざまな影響がある、ということを解説しました。

上手く使うと健康面に良い効果が期待できますが、点灯時間が不規則だとかえって良くありません。もし、消し忘れや長期間の外出が多いようであれば、タイマーを使うなど配慮してあげましょう。

照明を活用して健康的な観賞魚が泳ぐ明るい水槽を目指してみてください。