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ビオトープのはじめ方!作り方やおすすめの魚・水草・場所を解説します!

手軽に小さなスペースで自然や生き物の観察を楽しめるビオトープは、そろえる物が少ないこともあって、だれでも気軽に挑戦することができます。

最低限必要なものは、

  • 容器
  • 底砂
  • 生体

この3つなので、ろ過フィルターや照明が必要ない点も大きな魅力です。ただし、実際の作り方や容器を置く場所など、気を付けたいポイントがいくつかあります。

そこで、今回はビオトープの具体的なはじめ方と作り方、そしておすすめの魚・水草・場所を解説します。

ビオトープとは!睡蓮鉢飼育が人気

ビオトープは生命を意味するBio(ビオ)と場所のTopos(トープ)合わせた造語で、生き物が生息する空間を指します

本来は環境保全の分野でよく使われる言葉ですが、最近では軒先で生き物を飼育すること全般を指すようになってきました。特に睡蓮鉢などでの飼育が見た目もおしゃれで庭を彩るアイテムとしても良く、池を作らずとも手軽に観賞することができます。

ちょっとしたスペースがあれば楽しめるので、“癒し”を求めて始める人も少なくありません。

ビオトープの作り方

ビオトープの作り方はとてもシンプルです。

基本的には、

  • 容器に底砂を敷く
  • 水草を植え付けて水を注ぐ

これだけですが、生体を入れる場合は必ず水合わせをしましょう。

匹数はごく少数(メダカなら3匹程度)から始めたほうが管理が簡単なので成功しやすいです。

ビオトープのポイント!

作ることは簡単なビオトープですが、容器の設置場所や素材、底砂の種類など、ポイントがいくつかあります。

始める際によく悩むところをまとめたので、参考にしてみてください。

設置場所は日陰がおすすめ!

容器の設置場所は日陰がおすすめです

直射日光が当たる場所は温度差が激しく、特に夏場は高水温になってしまうことがあります。あまりに水温が上がると生体にとって悪影響なので避けましょう。

その点、日陰は水温の変化が少ないため、生体が過ごしやすい環境と言えます。ただし、水草の育成や魚の健康維持に日光が必要なので、時間帯によって多少の日光が当たる分には問題ありません。

容器は熱の影響を受けにくい素材にしよう

ビオトープに用いられる容器は陶器やプラスチック製のものが一般的です。

特に陶器は熱による影響が少なく、地面から伝わる熱を抑え温度変化を小さくする働きがあります。また、プラスチック製のものよりも日光による劣化が生じにくい点もメリットです。

ただし、陶器ということもあって、重く割れやすいため取り扱いには注意しましょう。

ろ過フィルターやエアレーションは不要

基本的にろ過フィルターやエアレーションは不要です

ビオトープではバクテリアによる生物濾過によって水質を維持するため、バクテリアの住処となる底砂が入っていて十分増えていれば問題ありません。

また、酸素は風などによって水面が波立つことで供給されたり水草の光合成で水中に溶け込んだりするので、エアレーションも不要です。

ただし、過密飼育だと水の汚れる早さが浄化する能力を上回ってしまうことに加えて、酸欠にもなりやすいので控えた方が良いでしょう。

底砂はソイルか赤玉土を使おう

底砂はソイルか赤玉土がおすすめです。

ソイルは水草が根を張りやすいだけでなく成長に必要な栄養を含んでいるタイプもあるため、水草を植えることの多いビオトープにはうってつけの底砂と言えます。

また、園芸用として知られる赤玉土も一般的で、ソイルと同様水草の根張りが良く安価なこともあって、底砂を多めに敷く場合に最適です。

ソイルや赤玉土は多孔質なので、バクテリアの住処としても申し分ありません。

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魚はメダカかアカヒレが良い理由

ビオトープに入れる魚はエアレーションや濾過なしでも生きられる「メダカ」や「アカヒレ」が良いでしょう。

環境の変化に強いため、水温や酸素量が変わりやすいビオトープに向いています。特にメダカは屋外飼育に最適で、温度調節しなくても日本の四季を乗り越えることが可能です。

酸欠に強いこともあって「ビオトープにはメダカ」という認識を持つ人も少なくありません。また、繁殖も簡単なので、飼育する楽しみがとても多いことも魅力の1つです。

水草は浮草メインが管理しやすい

管理のしやすさを重視するのであれば、水草は浮草メインが良いでしょう

屋外飼育では飼育水がグリーンウォーターになっていくことが多いため、植え付けるとトリミングや水草の状態確認も手間です。浮草であれば、増えても間引くだけなので、トリミングする必要もありません。

また、浮草があることによって日陰になったり隠れ家になったりとメリットは多いです。さらに、メダカを繁殖させる場合は浮草が産卵床にもなるため、欠かすことはできません。

ビオトープでは、

  • ホテイアオイ
  • アマゾンフロッグピット
  • サルビニア ククラータ

といった浮草がおすすめです。

冬は防寒対策をしよう!

冬はできるだけ防寒対策した方が良いでしょう。

いくら低温に強い魚でも水が完全に凍ってしまうと死んでしまいます。また、水温が下がると活動が鈍くなり冬眠するので、観賞することができません。

そのため、移動できる場合は玄関など屋内へ移動させるのがおすすめです。移動が難しいようであれば、風が当たらないことに加えて日の当たる場所に容器を置いて防寒対策しましょう。

ちなみに、メダカは冬眠に入ると餌を食べなくなるため、給餌する必要はありません。むしろ、食べ残しによって水質が悪化してしまうので、控えた方が良いです。

まとめ:ビオトープのはじめ方!作り方やおすすめの魚・水草・場所を解説します!

今回解説したおすすめのポイントをまとめます。

場所:日陰
容器:陶器製の容器(ろ過フィルターやエアレーションは不要)
底砂:ソイルや赤玉土
生体:メダカやアカヒレ、浮草
防寒対策:屋内に移動、屋外では風が当たらず日が差し込む場所

これらのポイントを押さえていただければビオトープ作りで失敗する確率をグッと下げることができます。

上手く立ち上がると、基本的には蒸発した分を足し水するだけなのでメンテナンスも手軽です。

きれいに仕上がったビオトープは自然の一部を切り取ったような美しさがあります。小さな容器でも十分楽しめるので、興味のある方は挑戦してみてください。

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