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初心者向け!ベタが好きな水とは!ベタ飼育に最適な水質・水温を考える!

ベタは、水質の悪化や酸欠に強く、飼いやすい熱帯魚としてよく登場します。

実際にその通りで、気性の荒さだけ注意すれば初心者の方でも十分飼育することが可能です。ただ、水質の悪化に強いと言われても、なかなか判断が難しいところ。

そこで、ここでは初心者の方向けに、ベタの飼育に最適な水質と水温について考えていきます。水流の強さや水質が悪化する要因も合わせて解説します。

飼育しやすいベタの品種5選を動画で見る!

ベタはさまざまな品種がいますが、なかでも飼育しやすい初心者にもおすすめの品種を動画でご紹介しています。飼育に挑戦したいかたは是非ご覧ください。

【保存版】おすすめベタ5選!美女と楽しく解説します!

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ベタが好きな水質は中性から弱酸性とする理由!

ベタに適した水質が中性から弱酸性と言われる理由は、本来の生息地の水質に近いからでしょう。

石や砂利の多い河川ではなく、流れのない沼地に生息しているため、水質は弱酸性に傾いていることが多いです。この他にも、弱酸性寄りの水質にした方が良い理由があるのでご紹介します。

対応できるpHの範囲が広い

ベタが好きな水質は「中性から弱酸性」とよく言われていますが、実際は弱酸性から弱アルカリ性まで問題ありません

水質の悪化に強いと言われるのは、対応できる範囲が広いことも要因でしょう。ただし、ベタ水槽には寝床や観賞用として水草を入れることが多く、水草寄りの水質として「弱酸性から中性」にしておいた方が無難です。

水草やベタを含む熱帯魚の多くは弱酸姓の水質(本来の生息地に近い)を好むので、他の生体と一緒にすることを考えても、弱酸性の水質をおすすめします。

きれいすぎる水は良くない?

ベタは、もともと沼地に住む魚のため、水質の悪化に強く「頻繁に水換えしなくてもよい」とよく言われます。

たしかに、水換えの頻度が高いと、水質やバクテリアのバランスが安定しにくいです。しかし、いくら水質の悪化に強いと言っても、やはり水量に見合った適切な水換えをした方が調子が良いですし、長生きする傾向があります

また、富栄養化が進みコケが発生すると、観賞性が下がり美しいベタの姿が観察しにくいことも。水換えを頻繁にしてきれいにしすぎる必要はありませんが、定期的にメンテナンスしてほど良い水質を保ちましょう。

ベタが得意な水

ベタの飼育では、水質はもちろん、「水温」と「水流」にも配慮してあげましょう。

この3つがそろった水が“ベタが得意な水”です。

水温は25~28度までがベスト

ベタは熱帯魚なので、水温30度程度までなら耐えられますが、消耗を考えると「25~28度まで」がベストです。クーラーを使う必要はないものの、35度以上の水温が続くようであれば、水槽の置き場所を検討するなど対処した方が良いでしょう。

また、冬は絶対にヒーターを入れてあげてください。水温が低くなりすぎると病気になりやすいです。

水流は無いかゆるやかに保つ!

水質維持のためにフィルターを付けて飼育する方も多いですが、その際は水流を無くすことが大切です

ベタは泳ぎがそれほどうまくないうえに、水流に積極的に向かって泳ぎ続け疲弊してしまうことがあります。特に、ヒレの長い「ダブルテール」や「ハーフムーン」などは水流を受けやすいため、要注意です。

また、「プラガット」はショートテールベタとも呼ばれ、普通のベタより機敏ですが、水流に対する抵抗力はありません。観賞性を上げるために、ヒレが大きくなるよう品種改良されたものが多いので、水流には配慮してあげましょう。

上部フィルターの場合は、吐出口を水槽の壁面に向けることで水流を抑えられます。外掛け式フィルターであれば、流水量を調整できるタイプがおすすめです。

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水中の酸素は少なくても問題なし

ベタは、酸欠に強い魚なので水中の酸素(溶存酸素)に関しては、特に気にかける必要はありません。

“ラビリンス器官”という特殊な器官を持っていて、水面から直接空気を取り込むことで酸素を供給することができます。小さな容器で飼育できるのは、この器官があることが大きな要因です。

ただ、水中に酸素が豊富にあっても悪いことではないので、水流に気を付ければ無理してエアレーションやろ過フィルターを止める必要はありません。

ベタ水槽の水が悪化する要因

そもそも、ベタ水槽の水が悪化するのは単純に水量不足のことが多いです

これは、「ベタの飼育は小さい容器でも良い」というイメージが強いからでしょう。たしかに、小さな容器でも飼育できますが、水量が少ない分こまめな水換えが必要です

小さな瓶やプラケースで飼育する場合は水温変化や水質に気を付けて2~3日に一度、4/5程度水換えを行いましょう。

10L程度あるとベタも楽に泳げます。初心者の方は25cmキューブ程度の水槽で飼育を開始すると良いです。

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さらに、ベタは泡巣をつくるなど水面に粘度のある気泡を出しますから、水質が悪くなったように見えやすい・悪化に気付きにくいです。水質の悪化が続くと、ヒレを閉じがちになり癒着の原因になります。

ヒレの開き具合が悪いときは水換えをして水質を改善し、鏡を見せるなどして適度なフレアリング(ヒレや鰓を広げる行為)を1日5~8分程度行うことで改善できます。

ちなみに、フレアリングのやりすぎは体力を消耗させてしまい弱る原因になります。必ず時間を決めて行いましょう。

ベタは塩で元気になる?!

金魚のイメージが強いですが、「塩水浴」はベタにも有効です

病気はもちろん、ヒレが癒着したときなどにも効果があります。塩水浴の濃度は0.5%程度に調整しましょう

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ただし、水草は塩分に弱いので、水槽に水草がある場合はベタを違う容器に隔離してから行った方が良いです。また、金魚やメダカも同じですが、ベタは飼育水に0.05%程度の塩分を入れてやることで活性化します。

ミネラル補給のようなイメージですね。この濃度なら相性の良い水草(マツモやアナカリスなど)にも特に影響はありません。

ただし、恒常的に塩をいれているとベタの健康性を下げます。

ベタはあくまで淡水魚です。塩を使うのは調子が下がった時のみにしましょう。

まとめ:初心者向け!ベタが好きな水とは!ベタ飼育に最適な水質・水温を考える!

ベタは、水質の悪化に強い魚とは言っても、好みの水に調整してあげることで状態良く飼育することができますし、長生きにもつながります。

  • 水質は中性から弱酸性
  • 定期的な水換えで程よく清潔に
  • 水温は25~28度まで
  • 水流は無いかゆるやかに保つ
  • 水量は10L以上

これらのポイントを押さえて飼育すれば、水が原因のトラブルは最小限に抑えることができます。

もし、体調をくずしたり病気になったりなどしたら、塩水浴も検討してみてください。ベタを含む魚にとって、水はもっとも健康状態を左右するものなので、最適な状態を維持することを心がけましょう。