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【水槽管理のプロの技】メダカ水槽の掃除&メンテナンス方法を解説します

アクアリウム初心者さんやメダカ飼育初心者さんは、水槽のメンテナンスどのようにしていますか?

単純に「見た目が綺麗かどうか」だけで判断しているとしたら、ちょとまって!

メダカ水槽のメンテナンスは、次のように見た目だけで判断してはいけないことがあったり、注意すべきポイントがあります。

  • 水槽内に発生しているコケの良し悪し
  • ろ材の交換のタイミング
  • 底砂内には意外に汚れが溜まる
  • 水換えの量は少なめで、小まめにおこなう
  • 水草をトリミングすることで、遊泳スペースを確保

今回はアクアリウム初心者さんやメダカ飼育初心者さん向けに、メダカ水槽のメンテナンスでつまずきやすいポイントについてお話ししていきますので、参考にしてくださいね。

メダカ水槽のコケに注意!

アクアリウム水槽は水質や、水槽の設置場所といった状況次第でコケが発生してしまうものですが、メダカは光を必要とする魚なので特にコケが発生しやすいです。コケの除去などについてもちょっとしたポイントがあります。

メダカ水槽のコケに注意!

メダカ水槽だけでなくどの水槽にも言えることですが、水槽の側面(ガラス面)にコケが発生し増えてしまうと、水槽内を見ることができないので鑑賞性がグンと落ちてしまいますよね。

ただそれだけでなく、中が見えないということはそこにいるメダカの姿も見えにくくなるため、健康状態のチェックもしにくくなり、病気などの早期発見が難しくなってしまうです。

そのためコケは少ないうちに取り除くようにしましょう。

コケの除去については、こちらの記事をチェック!

悪いコケの見分け方

アクアリウム水槽内に発生してしまうコケには種類がありますが、すべて同じものだと思っていませんか?

メダカ水槽内で発生しやすいタイプのコケには発生しても心配ないタイプと、注意が必要なタイプがあるんです。

水槽を立ち上げて間もないころは茶ゴケが発生しやすく、水質が不安定な時期に増えやすい傾向にあります。水質が安定している期間が続くにつれ自然と消えていくことが多く、長期間飼育している水槽内では水質が不安定な状況が続くと発生しやすくなるとも言えますね。

水質が安定している期間が長い場合でも緑ゴケが発生しますが、こちらはスポンジやクレーパーを使うことですぐに取り除くことができますよ。ただし色が赤紫色で気泡をつけるコケ(藍藻)や、アオミドロといったものは早期に対処しなければ、気付いたときには水槽内に広がって完全に除去するのに手間がかかるので注意が必要です。

コケの種類や対策などについては、こちらの記事をチェック!

フィルターの交換は慎重に

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メダカ水槽では投げ込み式などのフィルターを使っている人が多いですが、ろ材を新しいものと交換する基準を色で判断していたり、交換するときは一度にすべて交換してしまっている、なんてことありませんか?

フィルター掃除やろ材交換でも、気を付けなければいけないポイントがあります。

ろ材が茶色い=汚れじゃない

長期間にわたってろ材を使っていると、黒っぽくなったり茶色っぽく変色していきますよね。ろ材のを新しいものと交換するタイミングを、見た目で判断している初心者アクアリストさんは意外に多いです。設置しているろ材の色が茶色く変色していくのは、汚れがたくさんついていることよりも、バクテリアがしっかりと住み着いているために変色していることがほとんど。

真新しいものに交換したいと思う気持ちはわかりますが、生物ろ過で活躍してくれるバクテリアを減らさないためには、水道水ではなく飼育水で軽くすすいで、付着しているゴミを落とすだけで十分なんですよ。

ただしあまりにも変色がひどく水が流れないほど目詰まりしているようなときは、ろ材を交換しなければなりませんが、このときにもちょっとした注意点があります。

ろ材は一度にすべて交換してはいけない

ろ材の目詰まりがひどく、極端にろ過能力が落ちた・水流が弱くなったというような場合には当然ろ材を新しいものに交換する必要があります。しかしこのとき一度にすべて交換するのではなく、生きたバクテリアがしっかりと定着し繁殖している古いろ材を少し残して、新しいものをつぎ足す感じでセットしましょう。

こうすることで、バクテリアが激減して水質が急変することや、メンテナンス後にメダカが体調を崩すことを防ぎやすくなりますよ。

ろ材やフィルターについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。

底砂はクリーナーで清潔にしよう

アクアリウム初心者さんやメダカ飼育初心者さんは、底砂の掃除はきちんとしていますか?

「毎回ちゃんと掃除している!」と言っている人でも、意外に表面のゴミだけを取っていることが多いですが、実は底砂の中には餌の食べ残しなどの細かな汚れが溜まりやすいので、底砂掃除でも少し注意しなければならないポイントがあるんです。

底床の汚れは病気のもと

トロピカではアクアリウム初心者さんに向けて底砂掃除の重要性を発信していますが、実は底砂が一番汚れが溜まりやすいうえに、病原菌の温床になりやすい環境ができやすいという特徴があるんですよ。

水槽内で寄生虫や病原菌が発生した場合、水流が停滞している底砂内に潜り込んでしまうことも。そのためメンテナンスのときに底砂の掃除をするときは、目で見える表面のゴミだけでなく内部に溜まっているゴミもしっかり取り除く必要があるんです。

フィルターを使用せずに飼育しているコンパクト水槽や、ボトル飼育の場合は水流が発生しないため、特に底砂の中に汚れが溜まりやすいです。病気を予防するためにも底砂内の掃除はしっかりとおこないましょう。

底砂にクリーナーを差し込んで汚れを吸い出す

ろ過機を使わずボトルや20cm程度の小さな水槽で飼育している場合は、ペット用の大きめなスポイトを使って汚れを水ごと取り出しましょう。サイズが大きな水槽の場合は、水作から販売されている『プロホース』のような底砂専用のクリーナー道具を使って半面ずつ底砂を掃除しますが、その分掃除の期間を短く調節する必要があります。

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プロホースは排水スピードを調整することができ、水槽内の水と溜まっている汚れを一緒に取り出すことができるのでおすすめのアイテムです。 S・M・Lの3つのサイズがあるので、水槽サイズに合わせたものを選んで購入してくださいね。

メダカにおすすめな底砂や、底砂の掃除方法についてはこちらの記事をチェック!

水換えの水量は少なめ・こまめに

底砂内のゴミ取り掃除をする必要があるとはいえ、一度に大量の水を交換してはいけません!

水換えは少量・こまめにおこなうことで水質の急変などを防ぐことができますが、使用するカルキ抜きの量も注意する必要があります。

水質・水温の変化に気を付けよう

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「予想以上に底砂にゴミがたくさんあったから、水もかなり汚れているのではないか?」そう思って一度に容器の半分以上の水換えをしていませんか?

一度に大量の水をくみ出してしまうようなメンテナンスは、水槽内で病気が蔓延している・水質悪化がひどすぎるような場合を除きNGです。

トロピカ内の他の記事でもお話ししていますが、一度に大量の水を交換するということは、水質や水温が急変してしまうため生き物にダメージを与えてしまうんです。水換えの基本は容器の3分の1程度の水をこまめに交換することですが、飼育水と換水用に用意した水との水温・水質差に気を付けてくださいね。

水槽の水換えについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。

カルキ抜きは入れすぎないようにしよう

水槽の立ち上げや水換え用に水道水を使う場合には、市販されているカルキ抜きを使う人は多いですよね。カルキ抜きの容器に使用目安量が記載されていますが、それ以上の分量を入れるのはNGですよ!

カルキ抜きの主成分『チオ酸ナトリウム』は水質を酸性に傾けやすいという特徴があるため、メダカを育てるのに不必要な成分が水中に残ってしまうです。そのため市販のカルキ抜きで水道水のカルキを取り除く場合は、記載されている使用量を守ってくださいね。

水道水からカルキを抜く方法などについては、こちらの記事をチェック!

水草は適度にトリミングしよう

古くからメダカ水槽で使われることが多い『マツモ』や『アナカリス』など、アクアリウム初心者さんでも育てるのが容易な水草は、成長が早いものが多いです。そのためメンテナンス時以外でも、伸びすぎているなと感じたら都度トリミングをしてあげましょう。

水草のトリミングは見た目を綺麗にするだけではなく、次のような理由があるんです。

泳ぐスペースを確保する

もともと成長スピードが速いという特徴のあるマツモやアナカリスですが、夏場は特に水温・光量の関係で伸びるのが早い・脇芽が出てきやすいため、ボトルや小さな水槽だとメダカが泳ぐことのできるスペースがなくなってしまうことがあります。

実際私もボトルでメダカ飼育をしているのですが、夏場は3~4日で10cm近く伸びていることもありました。

水草が水槽内を覆ってしまうほど伸びたり増えることで、隠れ場所はたくさんできますが、メダカが自力で餌を見つけることができにくくなり、泳ぎにくいためにストレスが溜まりやすくなってしまいます。

そのためメンテナンス時以外でも、水槽内で水草が伸びすぎ・脇芽が出て増えすぎている場合には適度にトリミングして、メダカが泳ぐスペースを確保してあげましょう。

適度なトリミングで水草も長持ちする

水草は適度にトリミングをおこなうことで、栄養分が必要な部分にとどまり、綺麗に成長しやすくなるだけでなく、悪くなった部分を取り除くことで、そこから腐敗や溶けるのを防ぐこともできるので長持ちさせやすくなります。

水草の種類によっては脇芽などを切り離すことで、そのまま株分けをして増やすこともできるので、あまりにも親株が弱っているようなときは、株分けした新しいものだけを残すというのもひとつの方法です。

まとめ:【水槽管理のプロの技】メダカ水槽の掃除&メンテナンス方法を解説します

今回はアクアリウム初心者さんや、メダカ飼育初心者さんが水槽メンテナンスでつまずきやすいポイントについてお話ししてきました。

ろ材や底砂の掃除など、細かな点もお話ししたので面倒・大変だと感じる人がいるかもしれませんが、慣れてしまえば文章を読んで感じるほど大変なことではないんですよ。

一般家庭など人間の飼育環境下、水槽内などにいるメダカは、自然環境にいるときのように今いる環境が悪くなったからといって、他の場所に自分で移動することはできません。健康で丈夫な状態を維持するためには、飼育者自身が愛情と責任をもって日ごろから水槽メンテナンスをおこなう必要があります。

「面倒だから」「思ったように育たないから」といって、川や湖に放すような無責任なことは絶対にしないでくださいね。