変わった形の水槽特集！テーブル型など特別な目を惹く水槽で空間を演出！

水槽というと、ペットショップやホームセンターで売られている長方形のものが思い浮かびます。

しかし実は、家具と一体になった実用性の高い水槽や、変わった形や機能が人目を引くインテリア水槽など、様々な形の水槽があることをご存知でしょうか。

このような特殊な水槽はオーダーメイドで作製するのが一般的ですが、中にはインターネットなどで簡単に購入できるものもあるので、一風変わったアクアリウムを作りたいときは水槽からこだわってみるのがおすすめです。

ここでは、注目度抜群の変わった形の水槽をジャンル別に分けてご紹介します。
水槽の購入方法についても解説しますので、ぜひご覧になってみてください。

プロアクアリストたちの意見をもとに特別目を引く変わった形の水槽を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

一般的に水槽は長方形だと思われがちですが、中には一風変わった形や機能を持つ水槽が存在します。
このような水槽は、インテリア性が高くとにかく人目を引くので、人とは違ったおしゃれなアクアリウムを楽しみたい方におすすめです。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、特別目を引く変わった形の水槽を解説します。

設置スペースを削減！家具兼用水槽

迫力ある大型魚や、熱帯魚の群泳など本格的なアクアリウムを楽しむには、中型以上の水槽が必須ですが、サイズが大きくなるほどスペースが確保できず自宅に設置するのが難しい場合が多いです。

そんな設置スペースでお悩みの場合は、家具と一体になった変わり種の水槽を使ってみるのはいかがでしょうか。
普段使いできる家具と水槽が一緒になっているので新たな設置スペースを用意する必要が無く、床の耐荷重さえクリアできれば家具を置く感覚で水槽を置くことができます。

ここでは、家具と一体になった水槽ということで、

• テーブル一体型水槽
• チェストの上段に設置したアクアテラリウム水槽

の2タイプをご紹介します。

バーズアイ水槽

『バーズアイ水槽』は、まさに家具と水槽が一体になったテーブル型の水槽です。
テーブルの中に水槽が組み込まれており、ガラス張りの天板の上から水中を眺めることができます。

水槽はLEDライトやろ過装置といった必要な設備がセットになっているオールインワンなので、他に機材を揃える必要が無く、テーブル周りがすっきりしていて機能的。付属の設備で淡水魚、海水魚どちらの飼育も可能です。

今回ご紹介するのは120cm仕様の大きなテーブルタイプですが、このほかにも60cmサイズのテーブル一体型や、丸テーブル型や前衛的なデザインが印象的なUFO型のテーブルタイプなど、形やサイズの種類が豊富なので、お好みのデザインを選べるのも魅力でしょう。

チェストの上段に設置したアクアテラリウム水槽

こちらは東京アクアガーデンが手掛けた、トランクを模したチェストの一段目にアクアテラリウム水槽を設置した事例です。

アクアテラリウムは上部が開放された水槽で、観葉植物と魚などの生き物を同時に育成する飼育スタイルのこと。
デザイン性の高い家具とアクアテラリウムを合わせることで、お部屋の雰囲気を演出するオリジナルのインテリアに仕上げることができます。

おしゃれ度アップ！インテリア水槽

アクアリウムは、レイアウト次第でお部屋の雰囲気を演出する素敵なインテリアになります。

最近はスタイリッシュで機能的な水槽や、ボトルアクアリウム用の飼育容器が多数販売されていますので、好みのデザインのものを使って自分だけのインテリア水槽を作ってみてはいかがでしょうか。

ここでは、デザイン性に優れた水槽を5つご紹介します。

コトブキ Views（ビュース）

コトブキの『Views（ビュース）』は水槽とろ過フィルターが一体になった、スタイリッシュなデザイン水槽です。

水量10Lの手ごろな卓上サイズの水槽なので、自宅の空きスペースに設置しやすいです。
底面と側面の二か所にろ過フィルターが付属しているので水をしっかりろ過することが可能、水を汚しやすい金魚なども安心して飼育ができます。

フレームは赤、白、黒の三色が展開されていて、お部屋の雰囲気に合わせて選べるのも魅力です。

カミハタ GLASS WARE シェイプタイプ

ガラスの壺を斜めに切ったような、特徴的な形状のインテリア水槽です。

ボトルアクアリウムはもちろんのこと、前面が低くなっているので水槽の中を鑑賞しやすく、小さなアクアテラリウムを作るのにも向いています。
水草や植物を育成するときは、ボトル用の小型ライトを使用するのがおすすめです。

あまり水量が入らないので生き物は、ベタの単独飼育やメダカ、アカヒレなどの小型魚を数匹程度にとどめておくと管理がしやすくなります。

信楽焼 白金彩丸水槽

陶器製の円柱水槽です。円柱を横にしたような形をしており、正面のガラス面から水中を鑑賞することができます。

水槽側面と背面に使用されている信楽焼は多孔質な材質で、バクテリアが定着しやすく、水質管理にも一役買ってくれるでしょう。

陶器のナチュラルな雰囲気は金魚やメダカと相性抜群なので、ぜひ和のテイストを取り入れたインテリア水槽に仕立ててみてください。

GEX FLUVAL FLEX オールインワンインテリア水槽

GEXの『FLUVAL FLEX オールインワンインテリア水槽』は、水槽、ろ過フィルター、LEDが一体になったオールインワン水槽です。

前面には緩やかに湾曲したラウンドガラスが採用されており、水景をダイナミックに演出します。

機能面も充実していて、付属のろ過フィルターはスポンジ・活性炭・リングろ材のトリプル構造でしっかり水をろ過することが可能、リモコンで80通り以上の色味を再現できるLEDライトは、水草や生体をより美しく見せてくれます。

テトラ ウォーターフォールアクア

テトラの『ウォーターフォールアクア』は、インテリア性の高い球体水槽にろ過フィルターとLEDライトが付属した、卓上サイズのオールインワン水槽です。

こちらのろ過フィルターは水中モーターが一体となっており、ろ過した水を上から落とし込む上部式フィルターのようなスタイルが特徴。水中に酸素を取り込みやすいので、水槽内の環境を維持しやすいです。また、水の流れる音がヒーリング効果をもたらしてくれます。

水量は7L程度なので、小型魚を入れた小さなアクアリウムを楽しむのにちょうど良いサイズです。

設置方法・機能が面白い水槽

ここからは、通常とは異なる飼育スタイルに挑戦できる水槽や、設置方法が特徴的な水槽をご紹介します。

魚を飼育する飼育水を活用して水耕栽培ができるアクアポニックスを楽しめる水槽や、壁掛け水槽などタイプの違う水槽を厳選しましたので、ぜひご覧ください。

brio35

アクアポニックスとは、魚の糞などから発生する硝酸塩を植物が養分として吸収し水をきれいにする、という自然のサイクルを利用して魚と植物を同時に育てることです。
最近は野菜の水耕栽培にも利用されています。

『brio35』はこのアクアポニックスを、家庭でも楽しめるよう開発された機能性の高い専用水槽です。
水槽と植物の鉢の間を水が循環するよう設計されているのが大きな特徴で、循環の過程で飼育水の硝酸塩を植物に吸収させることができるので、水換えはほぼ不要。
一方、植物は栄養豊富な飼育水から養分を吸収して育つことができるという夢のような仕組みです。

水槽のデザイン自体がかなりスタイリッシュなので、癒しのインテリアとしても申し分ありません。

ブロック水槽（LEDライト付き）

おもちゃのブロックを模した可愛らしい水槽です。

フレーム上部の突起を組み合わせて複数個を重ねて設置することができるので、ベタを一匹ずつコレクションしたり、エビや小型魚を別々の容器に入れてマンションのように組み合わせたりと、工夫次第でオリジナリティにあふれる自分だけのアクアリウムを作ることができます。
LEDライトが付属しているので鑑賞性は抜群、フレームのカラーも充実しているので、色を合わせていくのも楽しいでしょう。

ただし、かなり小型の容器なので水質の管理にコツがいる点や、容器を組み合わせた際の安定性に若干の心配がある点には注意してください。

Votabell 半球型壁掛け水槽

かなり珍しい壁掛けタイプの半球型水槽です。

壁に打ち付けて設置するので水槽台がいらず、場所を取らないのが最大のメリットで、普通の水槽が置きづらい和室やトイレなどにも設置ができます。
とにかくおしゃれなのでお部屋の雰囲気づくりにも最適、他の調度品と合わせれば南国リゾートのような空間を演出することも可能です。

ただ飼育面では形状が特殊で水量が少ないので、ベタや金魚の単独飼育か、メダカやアカヒレを数匹飼育する程度にとどめておくのがおすすめです。

変わった形の水槽の購入方法

特徴的な形の水槽を購入するならば、やはりオーダーメイドするのが一番確実です。

特に大型水槽や飼育したい生き物に合わせた水槽など、飼育環境にもこだわりがある場合は、市販品で理想の物を見つけるのがかなり難しいので、一度業者に問い合わせてみるのが良いでしょう。
オーダーメイドでは飼育設備などの相談にも乗ってもらえるので、長期飼育にもつながりやすくなります。

一方、小型容器ならばボトルアクアリウムブームの影響もあり、機能性やデザイン性に優れた市販品が数多く登場しています。
ただ、変わった形のものは実店舗には置いていないことも多いので、お好みのものを探すならば品数が多いインターネット通販を利用するのがおすすめです。

まとめ：変わった形の水槽特集！テーブル型など特別な目を惹く水槽で空間を演出！

今回はデザイン性、機能性に優れた変わった形の水槽をご紹介しました。

アクアリウムでは水中をレイアウトしていくのが一般的ですが、個性的な飼育容器を使うことで、よりオリジナリティにあふれたアクアリウムに仕立てることができます。
また、飼育容器の形によっては省スペースで設置できるものもありますので、置き場所にお悩みの際は変わり種の水槽を探してみるのも良いでしょう。

ただし、形が特徴的な水槽は水量が少なかったり、メンテナンスに癖があったりなど飼育面で注意が必要なものも多いです。

デザイン性ばかりに目を向けず、実際に生き物を飼育することを想定しながらご自分に合った水槽を探してみてください。